June 2006

June 30, 2006

安田の牛乳 生キャラメル

yasudanamakyara1yasudanamakyara2















新潟の道の駅とかサービスエリアとかのお土産屋さんに行くと必ず目に付く
<安田>の文字。
「ヤスダヨーグルト」に「安田の牛乳」

この生キャラメルも・・・美味しい牛乳とミルクチョコとキャラメルがブレンドされている。
滑らかな口どけでなかなか美味しかった。

ネットでも買えるよ〜。
新潟牛乳菓子工房

takamaien_n at 00:04|PermalinkComments(0)TrackBack(3) B級グルメ 

June 29, 2006

越後 春日山城

春日山1春日山2

















今日もデジカメ整理ネタなので季節は春です。ご了承を。
いきなり注意:左の写真はマツケン@弁慶・・・ではありません(笑)

ここも来年はにぎわう場所となるのでしょうか?
来年の大河ドラマが「風林火山」だということを知らぬまま、今年の春に訪れた春日山城。
義のために49年の短い生涯を駆け抜けるように生きた上杉謙信の居城。

ほんとはここの桜を眺めたくてドライブしていったのですが、
今年の桜は例年より遅く開花前!!
行き当たりばったり・・・はこういう目にあいまする。

そんな訳で、城郭を訪れる観光客は10組以内だったと思う。
どちらかというと“たらの芽”目当てのご夫婦だったり?
(節操のないことをしているのは大抵60代ごろの方々。情けなし・・・)

でも、その中に10代か20代前半とおぼしき、若い女の子のグループが
何組もいたのには驚きました。
その頃私は、まだその理由を全く想像ができず ??? と考えあぐねておりました。
がっ!
彼女たちはとうに知っていたのですね。Gacktが上杉謙信にキャスティングされたことを・・・。
ファンっていうのは、こういうことを言うのですね。えらいぢゃん!!

春日山神社境内の売店の謙信グッズ(つまり 毘 のロゴ入りTシャツとかさ)を
横目に見ながら(ちょっと興味はあったけど、勇気なし)
お参りをすませ、山手へ上り始めました。

春日山6












千貫門、直江屋敷跡を経て、お花畑へ。道中、春を告げるカタクリの群生が!!

春日山7



















上杉謙信って、自らを毘沙門天の生まれ変わりであると信じていたくらいの
かなりアブナイ?人だったんですよね?
その謙信の持仏の分身が祀られているという毘沙門堂を覗いて・・・

春日山10












天守閣跡へ。
正直、え?ここかいな?って感じなんですが、立ち木が切り払われているので
視界がとてもよく、海も山も見渡せます。
天気がイマイチだったので、クリアに写っていませんが
謙信もこの景色を見てたんですね〜。でもね、ほら桜は咲いてないんです。グスン。

春日山9春日山8









Gacktがストイックな?サイコな?もしや女だった?(そりゃウソでしょう)
とも言われている天才武将を、どう演じるのか・・・今から楽しみです。

NHK大河ドラマ「風林火山」放送前情報はこちらから

春日山城
新潟県上越市中屋敷字春日山

takamaien_n at 01:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) おすすめショップ・スポット情報 | 徒然ニッキ

June 28, 2006

かやぶきの郷 薬師温泉旅籠

長らく入院していたデジカメが戻ってきたので
カメラの中に溜め込んであった写真を整理しつつ、記事をアップします。
-----というわけで、季節がズレズレですがお許しあれ。

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4月に前から気になっていた吾妻の薬師温泉に行ってみた。あ、日帰りです。

浅間隠山麓の山の奥の一軒宿。
江戸時代から自噴する旅人だかお坊さんだかが発見した天然温泉らしい。
もちろん、日本秘湯の会所属。

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まず敷地の広さがスゴイ。7,000坪?
名前のとおり、かやぶき屋根の古民家が集合しているひとつの村。
まあ、白川郷のようにはいかないけど・・・(世界遺産と比べちゃイカンね)
でもスケールが大きいのでこれは吾妻町が絡んでいるの?とスタッフに尋ねたところ
全くの民間の施設なんだそう。
オーナーさんが古いものコレクターだったらしく日本各地からかやぶき民家を移築したそう。
日本の伝統文化を継承しながら、貴重な資材を大切に再利用して造られて
年々規模を広げているらしい。

その日はすごく風が強い日で、まだ花も咲かない群馬の山間はとっても寒かった。
いちばん悪い時期に行っちゃったかな?
今は緑がどんどん濃くなって気持ちがよさそうだ〜。秋も冬も趣がありそうね。

2つのお風呂に入りました。

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「滝見の湯」は 目の前を温川(ぬるかわ)という渓流が流れていて
滝の音を聞きながらリラックスできる。風がとおって気持ちいい。
混んでくるから、朝イチがいいかも。
でもそこは絶好の渓流釣りスポットらしく、釣り人登場!なんてこともあるかも…らしい。
泊まったら、ライトアップの滝も見れるみたい。

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私は「郷の湯 さとのゆ」の方が好きだったかな。
その日の天気では滝見の湯は、まだ寒かったから。緑もなかったし。
薬湯は臭味はちっともなくて、まったりとしたいいお湯で地元で採れた
ヨモギやスズシロ、ドクダミなど数種類の薬草が入っているのだそう。

お泊りなら「薬師の湯」が、かけ流しで景色もバッチリ良さそうよん♪

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上の写真は、お休み処。

2つのお風呂の間にお蕎麦を食べて
最後に古民具や時代箪笥、筒書、印籠、根付、古伊万里なんかの骨董品を見せてもらった。
私としては、コレがいちばん面白かったのかも。

でも、時代箪笥なんかは、風の吹きすさぶ廊下のような展示室に、これでもか〜ってほどに
所狭しと並べられている。よくもまあ、こんなに集めましたね、という感じで。
あんなにギュウギュウにされていると価値が・・・(あ、すみません。単なるひがみですが)
でも、お宿のお部屋やロビーとかラウンジとかに置かれて、黒光りしている箪笥の上に
季節の花なんかがちょこっと飾ってあってはじめて美しい気がします。
でも、その箪笥も定期的に入れ替えていらっしゃるのだとか。
いやはやホントにすごいです。

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矢立(携帯用筆記用具---真ん中の写真・手前)や根付のコレクションもすごくたくさん。
煙管や印籠や火鉢なんかも興味深く拝見しました。

骨董大好きの義父を連れてきたら喜びそうだ。
でも、泊まらないと、ここの良さは実感できないのかもな〜。

かやぶきの郷 薬師温泉旅籠
群馬県吾妻郡東吾妻町本宿3330-20
TEL:0279-69-2422
日帰り入浴= 郷の湯10:00〜16:00 / 滝見の湯10:00〜14:00

takamaien_n at 23:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 温泉同好会 

June 27, 2006

映画 ムーラン・ルージュ!

ムーラン・ルージュ












ニコール・キッドマン再婚おめでとう!!ってことで、ミュージカル・ネタが続きます。
これを観たのは、たぶん映画館でだったと思うから、もう5年くらい前なのかな?

友達からパリに行くなら
モンマルトルの「ムーラン・ルージュ」には何が何でも絶対行くべし!と大リコメンドされて
世界のキャバレー、フレンチ・カンカンの殿堂へ行ったのが6年前。
久々のエンターテイメントを大満喫した私は、この映画の公開がとっても楽しみだった。

パリ ムーランルージュ














写真はウィキペディア より

映画は、とにかくゴージャス!!ってカンジで
スピード感と、絢爛豪華な色使いと、ニコール・キッドマンの美しさに
目のまわった映画だった。
映画の作り方はとてもアメリカ的。とても引き込み方がウマイ。

このお話は高級娼婦サティーンと貧乏な青年詩人クリスチャンの悲恋の物語。
でもユアン・マクレガーのおマヌケっぽさが抜け切れず、
このシナリオは悲劇になりませんでした。
ドタバタ劇な展開なので、「オースティンパワーズ」ちっくな
“お下品”さにもっていっちゃってもよかったのかもなんて気がしないでもなく。
(ちょっと違うか・・・)

さて、このミュージカルのことを書こうと思ったのは
車の中ではたまにしか聞かないNHK−FMから
SHOW−YAの寺田恵子が
パーソナリティをつとめる「私の名盤コレクション」という番組(再放送)で、
ゲストの真琴つばさが、この映画のサントラを推薦していたから。
「レディ・マーマレード」「スパークリング・ダイアモンズ」などを
真琴さんはディナーショーなどで歌ったらしい。いいね。彼女の声なら!!
かっこよさそうだ。

「ムーラン・ルージュ!」は映画よりもサントラの方がいいなー。
即行で、買った記憶があります。 このCD
今、時期的にも聴きたくなる1枚かも。
ビートルズ、フィル・コリンズやエルトン・ジョン、マドンナまで・・・
いろんなカバーもあってオモシロイし、デヴィッド・ボウイも歌っているので
何だかお買い得感もあり。
ユアン・マクレガーが想像以上に歌が上手くてビックリなのです。
「レディ・マーマレード」も流行ったよね。

関係ないけど、SHOW−YAといえば・・・
東京にいた頃、何かのコンパとかの流れで「YAONのNAON」とか行ったよな〜。
うげ〜、すごい大昔だ。懐かしいなあ。誰と行ったんだか忘れた。ちあきちゃんたちかな?
あ〜や〜も行った?

映画 MOULIN ROUGE!公式サイト これまた派手で・・・&しかも音つき。
2001年/アメリカ
監督:バズ・ラーマン 
出演:
ニコール・キッドマン(@サティーン)
ユアン・マクレガー(@クリスチャン)
ジョン・レグイザモ(@トゥールーズ・ロートレック)
ジム・ブロードベント(@ジドラー)

takamaien_n at 13:07|PermalinkComments(6)TrackBack(3) シネマ茶寮 | 音楽のチカラ

June 26, 2006

ちゃたまやのダブルシュー

私の過去のブログ記事でも登場回数の多い「ちゃたまや」
( 浅間小町  ハニーココ )  

遺伝子組換えの餌を使わない安心のブランド浅間小町は
実家の母もずっと“お遣いもの”に利用させていただいていて
農場まで軽トラックで買い付けに行くほどのご贔屓っぷり。

軽井沢チャーチストリートの中に4月にテナントを出されましたが
調子はどうかしら?

これはお土産に頂いたシュークリーム。

chatamayashu



















ジェラートも美味しいけど、この「たまごシュー」もかなりおいすぃ〜♪
カスタードクリームにふつうの(?)4倍だったかの卵黄を使っているらしい
濃厚なお味のシュー。卵くさいけどクドくないので、見た目ほど重くないの。

Brown egg farm
ちゃたまやonline
佐久市桑山356-1
TEL:0267-51-5810
10:00〜18:00/だいたい木曜休

takamaien_n at 01:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 美味しいモノ噺 

June 25, 2006

韓国家庭料理 オモニ

オモニ玄関









佐久には貴重なタイプの韓国家庭料理のお店。

でも、お店の中が全く見えないし、隠れ家ちっくなカンジなので
ちょっと入りにくいかも。

前は浅間サンライン沿いにあったお店。
今は佐久平駅の浅間口側、Laoxよりのテナントに入っています。
もう信州に来られて(お店を出されて)かれこれ10年くらいになるでしょうか?

カウンターと個室っぽく使えるスペースのみの小さなお店で、家庭料理っぽさは◎
たぶん軽井沢とか御代田近辺に住む別荘客、移住組系の常連さんらしき方が
多いお店。

オモニちぢみ








私はここのチヂミが大好き。

オモニかぼちゃ










“つき出し”のかぼちゃのピリ辛ゴマ和えも美味しかった♪

オモニプルコギ



















この前は、プルコギを食べたけど、私はノーマルな?焼肉の方が好きだな。

オモニビピンパ



















んでもって、〆はビビンバ。
私的には石焼はNGなんです。 
ナムルの美味しさを満喫するには、絶対ノーマルビビンバだと思うんだけどな〜。
みんな結構、石焼が好きですよね。確かに香ばしいおこげも美味しいとは思うが。

オモニ
佐久市佐久平駅北10-2プラザあさま1F
TEL:0267-67-0047
12:00〜14:00/17:00〜22:00
水曜定休

takamaien_n at 00:25|PermalinkComments(6)TrackBack(0) おすすめショップ・スポット情報 

June 24, 2006

映画 フライトプラン

flightplan














DVDにて鑑賞。

高度1万メートルのジャンボ旅客機のという密室で、6歳の女の子が忽然といなくなる。
その飛行機の設計士で、その子の母親でもあるカイルが娘を必死になって捜索するが
乗務員も乗客も、誰も娘を見ていない・・・。
彼女がその飛行機に乗ったという痕跡は跡形もなく、搭乗記録もないという。
なぜ?なぜ?なぜ?
-----というお話。

うーん、と。
ジョディー・フォスターの演技を“うまいね、やっぱ!”と確認したい人は観て下さい。
ってところかな。
ジョディー・フォスターが脚本を読んで、どーしてもやりたかった作品とのことで・・・
映画全体が完全に彼女に食われてる気がした。

ジョディのブルーアイとブルーがかったスタイリッシュな機内のバランスは好き。
60年っぽいレトロちっくなカウンターなどを配したファーストクラスとか
あったらいいな・・・の飛行機のインテリアはいい。

母ちゃんは強いぜ!
でも子供を愛する母の愛を描くには、母ちゃんがあまりにも強すぎた。
っつーか、こえ〜よぉぉぉ。

それから子役が下手すぎた。

ショーン・ビーンもさ、やっぱりあなたは裏切り者に見えてしまうのです。
損な役回りが多いのですね。。。申し訳けれど好きになれません。

それからアラブ系の乗客にあらぬ嫌疑をよせるのは LOSTシーズン1 も同じだけど
すごく嫌な気分だ。謝れ〜っ。
彼は最後まで優しかったじゃないかっ!!

それからそれから、フライトアテンダントに浅丘ルリ子がいた。(これはオモシロイ)

サスペンスとして話の設定は面白いなーと思ったんだけど
序盤で犯人がわかっちゃってつまんない。
だって、ずーっとアイツが
ジョディーのうしろに表情のない顔で(いかにもワルい奴だぜ、オレって顔で)
あらぬ方向を見つつも映しこまれているんだもの。
いくら狭い機内の設定とはいえ、カメラアングルが単純なんだおーーーー。
というか、それで伏線をはっているとしたら観客をバカにしてるんだおーーーー。

だいぶ粗いな〜。飛行機のセットの方に力注ぎすぎちゃった??

誰も子供を見ていない、見たかもしれないけど覚えていない、
最後のシーンでも他の乗客たちは彼女を祝福することもなく“すごい母親だ”とか何とか
遠巻きにヒソヒソと話している。
寒いな。
つまりさ、優しいアラブ人に謝らないんだからさ、仕方ないってこと?
そりゃないぜよ〜。

「そんなもんなんのさ。所詮、他人なんてアンタの子供になんか興味ないのさ」
っていうような台詞があったと思うけど
でも、もしかしたら現代社会の冷たさってほんとにこんなモノかもしれない・・・と
哀しい気持ちになった映画だった。

FLIGHTPLAN
公式ページ
2005年/アメリカ
監督:ロベルト・シュヴェンケ
主演:
ジョディ・フォスター(@カイル・プラット
ピーター・サースガード(@カーソン)
ショーン・ビーン(@リッチ機長)
マーリーン・ローストン(@ジュリア)

takamaien_n at 22:29|PermalinkComments(0)TrackBack(6) シネマ茶寮 

June 23, 2006

映画 雨に唄えば

singin' in the rain















またまた NHK−BS で鑑賞。

梅雨なので・・・いやいや、ただ単に、何だかはまってしまいました。
ミュージカル特集に。

ジーン・ケリーの
雨の中で嬉しくて嬉しくてたまらないよーーーーってカンジで踊るあのシーンが
あまりにも有名で、いろんな特番とかなんかでそのシーンだけがリフレインされるもんだから
すっかり観たことがあると錯覚していたけど、実は「お初」でした。

サイレント映画からトーキーへと転換期を迎えるハリウッド映画界の舞台裏を描いた
1950年代のハリウッドミュージカルの金字塔。
ミュージカルの定義ってナンなんだろう?
ミュージカルで片付けていいのか??と思うほどのダンスの完成度!

ジーン・ケリーのあの雨の名場面はもちろんなんだけれども
この映画に散りばめられたスタンダードナンバーの中で私がいちばん好きなのは
ケリー、オコナー、レイノルズが3人で陽気に歌う『グッドモーニング』
前から好きな曲で、朝、出勤途中の車の中でよく聴く。
今日もがんばろっ!って気持ちになる1曲。

それからドナルド・オコナーのアクロバティックなタップダンスはマジで神がかってます。

ジーン・ケリーとシド・シャリシーの官能的な「ブロードウェイ・バレエ」もため息。

あと、好きなシーンは
ナイトクラブで、大きなケーキの中からデビー・レイノルズが、バッ!って出てきて
唄い踊りまくる(という表現がぴったり)シーンが、めちゃくちゃCUTE!
誰かに似ているんだが・・・と思って、調べてみたら
スターウォーズのレイア姫のキャリー・フィッシャー・・・彼女は
デビー・レイノルズの娘でした。(allcinema ONLINEってほんとに便利だね〜。)
でもさ、ママの方が可愛いよね。

でもジーン・ヘイゲン演じるリナのアホっぷりが、この映画のいちばんのスパイスっだよな〜。
味のある女優さんだね。

ミュージカルは苦手〜っていう“食わず嫌い”の人が、もしいたら
一度トライするなら、是非コレを!だわよ。

SINGIN' IN THE RAIN
<ミュージカル映画>
1952年/アメリカ
監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン 
製作:アーサー・フリード
主演:
ジーン・ケリー(@ドン)
デビー・レイノルズ(@キャシー)
ドナルド・オコナー(@コズモ)
ジーン・ヘイゲン(@リナ)

takamaien_n at 00:03|PermalinkComments(2)TrackBack(2) シネマ茶寮 

June 22, 2006

映画 オズの魔法使い

oz













NHK−BSにて鑑賞。

オズの魔法使い・・・と聞いていちばん最初に思い出すのは、もちろん「Over the Rainbow」
これまでにどれだけの人たちがこの名曲をカバーしてきたことだろう。
たくさんの「虹の彼方に」を聴いてきたけれど
やっぱりオリジナルには敵わないのかな・・・と映画を観ていて思いました。
ジュディ・ガーランド最高です!

次に思うのは、エメラルドの国に続く黄色いレンガの道。

カナダからワーキングホリデーを使って来日し、そのまま日本人と結婚した友達がいる。
彼女のママは、モントリオールでイベントコーディネーターの仕事をしていた。
私は自分の仕事柄、彼女の手がける「娘の結婚式」というのを、どうしても見たくて
カナダの結婚式にずうずうしくも出席させてもらったことがあって
その時のことを思い出した。

ゴルフクラブハウスで行われたパーティ会場のアプローチが
黄色とこげ茶のバルーンで飾らていた。

ウエディングにしたらめずらしいカラーコーディネイトだなーと思い
(---というか
当時の私のウエディングカラーコーディネートの概念にはない色あわせだったので)
ママに、どうしてこのカラーにしたの?と聞くと
「あの子は子供の頃から、オズの魔法使いが大好きだったのよ」と。
「それに、ちょっと変わり者の女の子だったわ。
それにしても、オズの国みたいと同じくらい遠い日本にお嫁に行っちゃうっていうのには
ちょっとビックリね。でもほんとにあの子らしいわ。
日本の素敵な仲間たちと、元気よく新しい道を歩いていけるようにね・・・
この色にしてみたのよ。気に入ってくれた?」
って。
ママは私に易しい英語でゆっくりと話してくれた。
大切な娘の輝かしい未来を願う、
母の愛情がたっぷりと注ぎ込まれた素敵なコーディネートだったな〜。
すごい!これがプロデュースするってこっちゃ!!って目からウロコだったことを
懐かしく思い出しました。

それからそれから、オズといえば魔力の靴。
願い事が叶うようにって、よく かかと を3回鳴らしたよね。

何年ぶりにこの映画を観たのか忘れてしまったけど、ちっとも色あせない名作です!

西の悪い魔女に仕える猿たちはどうにもこうにもヘンチクリンだったけど
マンチキンたちが色とりどりの衣装で踊っているシーンは
「チャーリーとチョコレート工場」を彷彿とさせるものもあり
何より俳優さんたちがみんな上手で・・・。
いちばん良かったのは「臆病なライオン」かな〜。
でも彼、森末慎二にそっくり!って思ったのは、私だけ??

でもこれが、1930年代の映画なんて信じられない。
今でこそ、特殊メイクやVFXなど当たり前に制作されている映画だけど
ハリウッド黄金期のカラー映画に多用されたというテクニカラーや
まだはしり(だったのかな?)のSFXを駆使して制作されたこの映画。
きっと当時、話題騒然!だったことでしょう。

ドロシーがカンザスに帰る前に北の魔女と交わす会話がこの映画のテーマ。
かかしもブリキのきこりもライオンも
自分に「欠けている」と思っていたものを
大切な仲間たちを助けようと必死になっていたら
いつの間にかちゃんと自分たちの力で手に入れることが出来た。
きっとそれは、自分にちゃんと備わっていて
「信じる心」「相手を思う心」が大切なんだということを教えてくれている。

自分に子供がいたら絶対に観てほしい映画です。

Wizard of Oz
1939年/アメリカ 
<ミュージカル映画>
監督:ヴィクター・フレミング
原作:L・フランク・ボーム
出演:ジュディ・ガーランド(@ドロシー)
フランク・モーガン(@占い師マーヴェル/オズの魔法使い)
レイ・ボルジャー(@ハンク/脳のないカカシ)
バート・ラー(@ジーク/臆病なライオン)
ジャック・ヘイリー(@ヒッコリー/ハートのないブリキのきこり)

takamaien_n at 00:35|PermalinkComments(9)TrackBack(9) シネマ茶寮 

June 21, 2006

映画 楢山節考

楢山節考







父の日には何も要らないから、みんなでゴハンでも食べようということになり
集まった席で
「『楢山節考』をBSでやるよな。観るかな」と父がぼそっと言った。

深沢七郎作の小説を原作として、信州の“姥捨山の伝説”がベースにしかれた映画。
古いのは1958年に木下恵介監督で田中絹代がおりんを演じたものがあるそうだけど
今回のは、今村昌平監督を偲んだNHKの追悼上映。
カンヌでイマヘイさんが1回目のパルムドールを受賞した作品ですね。

「すごく観たいかも〜。お父さんNiceな情報をサンキュウ♪」
と帰宅して、早速鑑賞。
いつもチャラチャラしている私も、今日はひとりで「死」というものと
少し向き合うことになった作品。

信州の、ものすごく山深い村が舞台なんだけど、ロケはいったいどこだ?
小谷とかかな?

坂本スミ子扮する、おりん婆ばは
家族のため、村人のため⇒つまり若い衆のために
今まで自分が培ってきた、この村で暮らす知恵を授けながら
自分の健康さを少し恥じながら、暮らしている明るくて元気なおばあちゃんで
その年の夏に、山向こうの村からもらった長男の後妻にも
自分の知っていることは何でも惜しみなく教えてくれる
優しくて賢いお姑さんでもある。

そんなおりん婆ばも村の掟に従って、今年あたり“楢山まいり”を迎えようとしていた。
70歳の冬には誰もが楢山へ行く-----それは、山で死ぬことを意味する。
村の口へらしが目的でもある楢山まいり。
毎日の食べるものにも窮する貧しい村の未来を守るため、
そしてそれは村にたくさんの恵みをもたらす山の神様を畏れ敬う
村人たちの最高の信仰心の表れでもあり。

“楢山まいり”の日。
最愛の息子に背負ってもらいながら、裏山を登り、池を巡り、七谷を越えて、道なき道を
一言も言葉も交わさずに、ただひたすらに、楢山の頂上をめざす。
でも、そこに待っているのは、白骨が散乱し、カラス飛びかう禿山。
おぞましい死の世界。

山を降りるときに
「おっ母あ、雪が降ってきたよう! 運がいいなあ、山へ行く日に」
と母に向かって叫び、母の成仏を願う息子。歌のとおりだ。
自分の編んだ藁のゴザの上に正座をし、手をあわせている母は黙って頷いた。

雪のように、身も心もほんとうに清らかに静かに死を迎えようとしているおりん婆ば。
もう仏のような境地なのであろうか。誇り高く生きた人の、迷いのない心静かな死。

私がそんな風に死ねるとは思わないけれども
年を重ねると言うことは、少しずつ迷いから解き放たれていくことだと思いたい。

藤原新也の
「死というものは、なしくずしにヒトに訪れるものではなく
死が訪れたその最期のときの何時かの瞬間を、ヒトは決断し、選びとるのです。
だから 生きているあいだに、あなたが死ぬときのための
決断力をやしなっておきなさい。」

ということばを思い出しました。
過去の記事より「メメント・モリ」著:藤原新也

楢山節考
1983年/日本
監督:今村昌平
原作:深沢七郎
出演:
緒形拳(@辰平)
坂本スミ子(@おりん)
あき竹城(@玉やん)
左とん平(@利助)

****** 6月24日追記 ******

さっき、kanikani4さんのブログで、楢山節の歌詞を教えてもらい
さらにご紹介いただいた松岡正剛の千夜千冊 の存在を知り、早速訪問したところ
楢山節の楽譜がフラメンコ風だという、非常に興味深い記事を発見。
是非、ご訪問されたし!!!!!

takamaien_n at 16:05|PermalinkComments(17)TrackBack(2) シネマ茶寮