November 26, 2005

森下典子 日日是好日4

f495a1ba.gifサブタイトルは
〜「お茶」が教えてくれた15のしあわせ〜
前向きになれる、お稽古事をしたくなる本。

ここに『お茶とワインはよく似ていた』と
書かれていたので「ボージョレ・ヌーボー」ネタで
それを思い出し、ひっぱり出してきて読み返してみた。

その一部をここに紹介いたします。

『その年の5月に積んだ茶葉を、茶壷につめてたくわえ、
11月初旬の炉開きのころ、初めて茶壷の封を切って
茶葉を臼で挽いて点てる「口切りの茶事」は、
茶事の中で最も重要な茶事だという。この時から、
その年の「新茶」が飲めるようになる。
だから、「炉開き」を「茶人の正月」と呼ぶ。
[新酒」のワインの封を切って祝うボジョレーヌーボー解禁も
11月だった。』
---とある。そうだったんだ!
日本には風物詩や初物を尊ぶ伝統があるから
こんなにもボージョレに熱狂するのですね。

私が季節をいちばん感じるのは におい だけれど
この本の帯には
『五感で季節を味わうよろこび』とある。
そんな風に過ごせるようになりたいものです。
それぞれの季節を尊び、愛しみ、五感で自然と繋がる!
これぞ日本人のアイデンティティですよね。

また
『おじぎは、ただ「相手に頭を下げる」ことではなかった。
頭を下げるというシンプルな動きに、
あらゆるものが含まれていた。「形」そのものが「心」だった』
---と、あったけれど、幼い頃からお茶を習っている私の友人も
やはり“おじぎが違う”のだ。
謹み深く卑屈さのない美しいおじぎの出来る人=美しい女性ですね。

お稽古ごと好きな私。でも、それには時間とお金も必要なのも現実。
それが私たちに「The Palette」という活動をスタートさせた
原動力でもあり・・・。

『ものを習うということは、相手の前に、
何も知らない「ゼロ」の自分を開くこと』
『「自分は何も知らない」ということを知る』こと。

そこには自分を開放できる時間と場所が待っています。
そう思いませんか?

最後に本書からここに残しておきたい至言を。

『目を覚ましなさい。人間はどんな日だって楽しむことができる。
そして人間は、そのことに気付く絶好のチャンスの連続に生きている』

『この世には、学校で習ったのとはまったく別の「勉強」がある。
あれから二十年が過ぎ、今は思う。
それは、教えられた答えを出すことでも、優劣を競争することでもなく、
自分で一つ一つ気づきながら、答えをつかみとることだ。
自分の方法で、あるがままの自分の成長の道を作ることだ。
気づくこと。一生涯、自分の成長に気づき続けること。
「学び」とは、そうやって、自分を育てることなのだ。』

20年もかかって体得したことを惜しげもなく
こうして教えてくださってありがとう!!!森下典子さん。

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

著:森下典子
飛鳥新社 2002

takamaien_n at 01:52│Comments(0)TrackBack(0) 読書感想文(自由研究?) 

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