January 12, 2006
ローズマリーの隠し技
仕事なのに美味しいお料理をいただく機会が
たくさんあるのは、ほんとうに有難いことでございます。
先日、新作の発表とスタッフの懇親も兼ね
[ホテル軽井沢エレガンス]さんの美味しいフランス料理を
いただきました。
ご存知のとおり、軽井沢にはいくつもホテルがあります。
私は立場上、あまりここで多くを述べることはできませんが
エレガンスさんのお料理はすこぶる評判がよく
世の“シェフ”という方々は腕を組んで
ふんぞり返っているというタイプの人が多い中
(そうじゃないシェフの方、ごめんなさいっ)
ここのシェフは本当に研究熱心で、まっすぐです。
軽井沢にはレストランもたくさんありますが
ほんとうに美味しいと思えるお店は少ないですよね。
接客態度や値段、総合バランスで考えると
評価の対象にもなりにくいというお店が多いとも
よく2チャンネンの話題にものぼっています。(哀しい現実)
掛け値ナシで軽井沢の ホテル では
[エレガンス]さんがいちばんだと思っています。
値段も安いし。
ただ週末は、ウエディングのご予約でほぼいっぱいなので
(お料理の評判を聞きつけて地元客のご利用が多いのです)
一般の方がランチやディナーでご利用になれる日が
限られるというのが残念ですが。
今回頂いたフルコースも大変満足のいく内容でしたが
(・・・ってご馳走になっておいて失礼な物言いですね)
特に感激したのはお肉料理。
お肉の下に敷いてあったメイクイーンに
ローズマリーの枝が挿してあったんです。それもかなりしっかり。
ただの飾りならお皿のうえにチョロっと乗せておけばいいことなのに
それが深く挿してある。
つまり、ナイフとフォークで抜こうとするとローズマリーの香りが
擦られて移る。
そのシルバーでお肉を、ポテトをいただくと
またさらに美味しくなるんです!おぉ〜!!
素敵なBARに行って、よく冷えた美味しいマティーニに
最後に軽くレモンをツイストしてもらって飲んだかのような
感激・・・とでも言えばいいかな。
シェフが料理とまっすぐに向き合って
真摯に取り組んでいらっしゃる様子がすごく伝わってきました。
それとローズマリーの右に写っているのは
大和いもとモッツァレラチーズをパートブリックで包んだもの。
おしゃべりをしていて熱々を食べそびれましたが
赤ワインにすごく合います。
ウチでもお客さんが来たときにやってみよう。
その他のお皿もとってもよかったけど
パティシエの一皿も職人の技が凝縮してました。
あえて食べかけをUPします(ピンがあまくてスミマセン)
手前はクリームチーズのアイスクリーム
奥は一見チョコレートムースのように見えますが
実はブルーベリーシャーベット。 絶品!
多くは語りません。
ラウンジでデザートプレートで食べられるようデビューさせて下さい!
と懇願しておきます。
ホテル軽井沢エレガンス
軽井沢町軽井沢1314―29
電話:0267-42-8188