October 18, 2006

秋の谷川岳・天神平

ここのところ秋晴れの安定したお天気が続いていますね。
天気予報も心配なさそうだったので「紅葉狩り」に行こうと休みの前日に決めました。

ここのところ仕事が忙しく、家でゆっくりカラダを休めるべきなのかも…とも思ったけど
行ってよかった!!
インターネットで紅葉情報をかなり調べてから行く場所を決めたとはいえ、
最高のお天気と最高のタイミングでとても楽しめたと思う。

休みなのに(休みだから?)はりきって早起きして、たまっている洗濯物をいっきに干して
がっつり朝ごはんも食べて、目的地には10時には到着してました(早っ!)

行き先は群馬。
関越自動車道の水上I.C.で降りて、国道をあがっていくと長閑な単線の踏み切りを越えると
ロープウェイ乗り場に到着。

谷川岳天神平といえば、スキー場の営業期間が長いので
12,3年前、スノーボードにはまりきっていた頃は
オープンが待ち遠しくて、まだまだすべり足りなくて・・・・・・
11月末とゴールデンウィークにはこの谷川岳か奥只見にTシャツ姿で
滑りに行っていたものです。

でも紅葉の谷川岳は初めて。

すごい人でした。大型バスも多いし、熟年トレッカーやカメラマニアもわんさか。
何故か虫かごを持っている遠足の幼稚園児たちもいて(何の虫、捕るの?)
大賑わい!

谷川岳1
























これが、ロープウェイ降り場から見える景色。
実際には、リフト下の緑と紅葉している低中木と青空のコントラスト…
その色の取り合わせがキレイで、ずっとカワイイ感じの景色なんですが
私のカメラで写すにはこれが限界でした。

そしてさらにリフトを乗り継いで天神平の山頂から谷川岳山頂を望む。

谷川岳2
























天気がよすぎてハレーション気味なので、写真もなかなか上手いこと撮れなかったのですが
その中のベストショット。

谷川岳4

























そして反対側にはこんな景色が。
この日の朝は、この秋いちばんの冷え込みだったとのことで
幾重にも連なる山並みには靄がかかっていました。

この写真ではわからないのですが、この山並みのいちばん奥に、うっすらと富士山の頂を
確認することができました。

それにしても
「すごいわねー、素晴らしいわねー、来てよかったわねー」と
団体のオバちゃんたちの大声の賛辞が飛び交っているのを聞いていると
静かに自然を愛でるという心をどこに置いてきてしまったのやら…と
苦笑するしかありませんでした。

山頂にいくつかあるビュースポットを
「あっ、そこに居たの?私もそっちへ行く行く!」
「アンタ。こっちも見ないと損だわよっ。すごいんだからっ」とか
大声で走り回り、おやきを片手に岩場に登って、ほんの一瞬だけその景色を一瞥したら
「あ〜見た、見たっ」と言って去っていったオバちゃんに向かって
近くにいたカップルがボソっと「おやきの方がそんなに大事なのかい?!」って…。
でも、オバちゃんは全く怯んでいませんでした。恐るべし。

私は「彼女、明日になったら、今日のこと忘れちゃうんじゃないの?!
この景色が、どうすごかったのかっていうこと家族に話せるのかな…」
なんて、いらぬ心配をしてしまいました。


帰ってきて、近所の居酒屋で夕ご飯を食べたんだけど
「今日谷川岳に行ってきたよ」と話すと、そこのお兄ちゃんは群馬県出身とのこと。
「あそこのトンネルやばいっすよね」
「えっ?」
「出るんすよ?トンネルの入り口んところ…」
「あ、険しい山だから?」
「そう。世界最多らしいっすよ。山で遭難して死んじゃった人の数」
「マジ?!」
「そうっすよっ!」
「じゃ、山にもいっぱい漂ってるのかな?」
「絶対、そうっすよ。いいところなんですけどね」

谷川岳5

























そうなんだ。
一ノ倉沢の岩壁は日本三大岩壁のひとつで、ロッククライミングのメッカなんだってね。
谷川岳は群馬県と新潟県の境の三国山脈にある標高1,977mの山。
そんなに高くない山だけど、険しいってことなんだね。日本百名山の一つ。

今回は欲張って他に行きたかったので、ロープウェイだけで終わりにしちゃったけど
ホントは一ノ倉沢から幽ノ沢あたりが渓谷美とその岩肌を彩る紅葉の名所らしい。
------いずれまた。

谷川岳ロープウェー

takamaien_n at 13:58│Comments(0)TrackBack(0) アウトドア体験記 | おすすめショップ・スポット情報

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔