February 19, 2007

大河ドラマ『風林火山』その7

勘助7

第7回 :「 晴信初陣 」

日曜の夜中に録画で観ることは観たのですが
感想を書くのが、すっかり遅くなってしまいました。

今回のお話もとても引き込まれるシーンが多く、ストーリー展開も巧みで
またまた原作を完全に無視!!まったく違う話に描かれている(笑・・・注:褒め言葉です)
だってほんとに面白い。

ドラマは、絶対スタッフに恵まれているというか
スタッフひとりひとりの、取り組む姿勢や美意識といった部分のスタンスの高さを
すごく感じます。
今回から信濃も舞台になる。
真田幸隆が「美しき郷じゃあ〜」と格子の間から覗きみる真田の景色。
多分、通称“菅平有料”のあたりから見える上田市(旧:真田町)の風景だと思う。
電線もがんばって消したねー。よく車で通るあたりです。
自分のよく知っている場所が出てくると、ますます興味もわくってものです。

今回は全体を通して、色味の美しさも目立っていた気がする。
晴信初陣の鎧姿も勇ましく、
勘助も、負けず劣らず、まるで“馬子にも衣装”のような今までの小汚さはどこへやら、な
凛々しい姿で・・・特に襟元が美しゅうございました。

今回、嬉しかったのは
浅黒さは代わらないまでも、少しすっきりとして、唇は青みがかった綺麗な赤い色で
瞳も輝き、白い歯がキラッと光って表情も明るくなった勘助の姿。
安らぐ場所を見つけた安心感が表情を明るくしているのですね。

山伏に扮して、真田郷に潜入した頃の勘助は
今まで、いつもひっつめていた髪をダウンスタイル(!)にして
ボサボサ感が少し緩和されて、何だか少し村上正明風?!
真っ黒な足元に真っ白な鼻緒も、すごく綺麗だったぞ。
真田幸隆の妻:忍芽が幸隆の“お古”で仕立て直してくれた着物も似合ってたし、
小奇麗になっちゃって、佐々木蔵之介さんとのツーショットも絵になる絵になる!!

「美しい」と言えば
躑躅ヶ崎の御館の真っ赤に燃えるようなもみじと信虎の黄金色に輝く着物のコントラストも
これぞ、日本の美!!・・・っていうシーンでしたね。アングルも好きでした。
もみじが、はらりと添えられたにごり酒も、あはれ。

「あはれ」と言えば
晴信が心を開いて父の元へ向かおうとした晩秋の夜の
静かに軒を濡らす雨の音と、幽玄な笛の音。いかったデス。
笛の音が鳴り止んでも、屋根を打つ静かな秋雨の音がすごく効果的だったなーと。

信虎を演じる仲代達也さんは
最初の頃は わなわなしているだけの爺殿 と思っていたけど
前回、今回とは、流石に眉と眉間と眼の演技が、ベテラン俳優を感じさせたなー。

三条夫人に「息災であるか?」なんて優しく声をかけちゃって
信虎が、ついほろっとしゃべったことは、きっと父としての彼の本音であったに違いない。
(いや、そう思いたい。切に願う!)
でも、嫡男である晴信の“器”に、男として、武将として嫉妬しているのだ。
自分のことを“武骨”であるとわかっていて、信虎も苦悩しているのだ。
その切なさと苦しさと、でもその座を明け渡したくない権力への執着とが
晴信への愛を歪ませてしまったのだろうな〜(---と、思いたい)

信虎様、器って意味じゃ、北条氏康もナカナカのものだよ(笑)
丸腰にさせた勘助を「よおっ勘助、こちらへ参れ!」って
やっぱ腹から声出てる役者さんは違うね、迫力が。

「怨みもまた人の欲に過ぎぬ。欲に眼が眩めば、真の敵は見えぬぞ」と
私怨に燃える勘助をたしなめる氏康さま。
「武田を討ちたければ、怨みを忘れて己の大望だけを見つめよ」って
勘助ってたら、晴信と同じこと言われてるじゃんかっ。

そして、もうひとり器の大きい人--- 誰の話でも良く聞くお殿様 真田幸隆。
馬の良し悪しには疎いけど、女の良し悪しはちゃーんとわかる勘助?を
しっかり理解してくれる ナイスガイ です。
これからも楽しみです!幸隆の活躍で、武田軍がどんどん勢力を伸ばしていくのですね。

最期にひとつ、今回のお笑いどころ。
平蔵〜♪ 「勘助のために。ウラ米をつくるだっ」とか言っていた君だよ、君!
「うらも行くだ〜」とか言って馬を駆け出させてくるところ。
まるでスクーターにでも乗っているみたいでした。可愛いわ♪
なかなか上手だね!佐藤隆太くんも。

大河ドラマ『風林火山』公式サイト

takamaien_n at 23:46│Comments(12)TrackBack(19) 歴史トークをしようじゃないか 

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この記事へのコメント

1. Posted by    February 20, 2007 06:55
おはようございます。
はじめてコメントさせていただきます!!
先ほどはコメント&TBどうもありがとうございました。
今週の大河は隅々までスタッフの気合いを感じるし、俳優陣はそれぞれキャラ立ちしていて、とっても素敵ですよね。
私は原作は読んでいないのですが、原作を読んでいる方も楽しめるドラマであるのならば、制作サイドも大喜びでしょうね。

今週の勘助の表情はよかったですよね。先週までのぎらぎら感がなく(笑)緩んでいて、真田家の居心地の良さを表しているようでした。
信虎様の表情もとてもよかった!!よかったんですけど・・・あの人は本当に切ない御方だなぁーと私も思います。理性では繋ぎ止めれないほどの嫉妬・・・これはもう行くとこまで行かないと止まらないものなんでしょうかね。
2. Posted by あむろ   February 20, 2007 11:16
shiro_takaさん、おはようございます♪

shiro_takaさんは細かいところまでよ〜く見ていらっしゃるのですね。
私なんぞ「…ん。勘助ちょっと小ぎれいになったか?」程度でしたのに(笑)
軍師としての活躍を早く見たいです!

おおっ。「真田町」という町名も存在していたのですね。素晴らしい…。
話題がずれてしまうのですが、市町村合併で、こういった歴史や由緒を感じさせる街の名前が消えて「北なんとか市」や「なんとか中央市」という素っ気ない名前になってしまうのは寂しいことだなぁ…と思います。
3. Posted by スペードのA   February 20, 2007 15:02
shiro_takaさん、こんにちは。
自分が知っている風景がドラマで出て来ると嬉しいですね。

信虎と三条のシーンの紅葉の景色など、このドラマは景色だけでも結構楽しめます。仲代さんの演技は、最初の頃賛否両論だった気もしますが、最近は流石という感じはしますね。ただ、信虎はよく分からない人です。
4. Posted by 真田   February 20, 2007 20:04
こんばんは〜。
なんだか少〜し表情も柔らかくなった勘助。
今週は心癒されて、さて来週は・・
いよいよ信虎様に一泡吹かせてくれるのでしょうか。ああ、ワクワクしちゃいます。
そして願わくば、平蔵にも何か見せどころがあって欲しいなあって〜!
5. Posted by 琉河岬   February 20, 2007 22:57
こんばんは!

>電線もがんばって消したねー。よく車で通るあたりです。
そうなんですか!どこかの山奥(?)で撮ったものだとばかり思っていましたが、地元で撮影していたんですね。このドラマの「こだわり」が出ていていい演出ですね!

信虎役の人物像は仲代さんありきで脚本を書いているような気がします。徹底した悪役だけれども、どこかに「侘び」の雰囲気を醸し出している不思議な人物に仕上がっている感じです。
6. Posted by ミチ   February 20, 2007 23:39
こんばんは♪
信濃は地元ですものね、これからますます思いいれが強くなるのでは?
うちの息子が塩尻にいるのですが、金沢から塩尻に車で行く時は佐久を通りますよね。
だからなんとなく勝手にshiro-takaさんには親近感を抱いています。

真田家の食客として厄介になるうちにもっともっと勘助が小奇麗になっていく予感〜(笑)
真田氏の奥様もすごくいい人そうで、勘助はもしかして放浪の旅に出て以来初めてゆったりした気分を味わっているのかも。
7. Posted by shiro_taka   February 21, 2007 23:22
■渦さん、ようこそ♪
俳優陣のキャラ立ち、ほんとくっきり!
それぞれの個性が光っていて楽しいです。

今回は、今までの勘助の苦虫を噛み潰したかのような表情が少なくなって
何だかホッとした気持ちでした。
8. Posted by shiro_taka   February 21, 2007 23:32
■あむろさん、こんばんは〜。お返事遅くなりました。

日曜日はどうしても帰宅が遅くなってしまうので、録画で観ることを前提にしていて
おかげでじっくり観ることができます。
細かいところまで気にしすぎで、小姑?って感じかも。

真田町・・・静かでいい町ですよー。
市町村合併の弊害、感じますね。情緒が失われていくぅ〜。
私も、旧真田町民だったら、合併絶対反対派だったと思います。
六文銭は真田の誇りですもの。

9. Posted by shiro_taka   February 21, 2007 23:35
■スペードのAさん、こんばんは。
>自分が知っている風景がドラマで出て来ると嬉しいですね。
そうなんです!ロケ地とか風林火山縁の地とか、今年は行きたいところがいっぱいです。
だから今年は、自分の住んでいる場所を見直し、先人に感謝をする
いい年になりそうです。
10. Posted by shiro_taka   February 21, 2007 23:37
■真田さん、ようこそ。
来週はやっと勘助にも見せ場がやってきそうで、嬉しいですね。

>そして願わくば、平蔵にも何か見せどころがあって欲しいなあって〜!
そうですね!!意外とオイシイとこ持っていったりして?!
11. Posted by shiro_taka   February 21, 2007 23:44
■琉河岬さん、こんばんは。

ロケは、電線の消えていたというあの景色が映った1シーンだけが
実際の場所から撮られたものでしょうか。
後は遠野とかでしょうかね〜。
でも、十分、真田のあの辺りも「山奥」かもしれませんよ(笑)
あの辺りに、確か日本の棚田百選みたいな場所があったと思います。

12. Posted by shiro_taka   February 21, 2007 23:51
■ミチさん、いつもありがとうございます。

そうなんですよ〜。信濃は沸いてますよー今年。
あっちにもこっちにも「風林火山」のステッカーやのぼり旗が!!

息子さん、塩尻にいらっしゃるんですね。
>shiro-takaさんには親近感を抱いています。
え〜っ嬉しいお言葉!!
私もますますミチさんを身近に感じさせていただきますっ!!

勘助が寛いだ表情を見せたのは初めて?
心許せる生涯の友に巡りあえたのですものね!
あ、ミツの前ではリラックスしてたか・・・。

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