歴史トークをしようじゃないか

February 19, 2007

大河ドラマ『風林火山』その7

勘助7

第7回 :「 晴信初陣 」

日曜の夜中に録画で観ることは観たのですが
感想を書くのが、すっかり遅くなってしまいました。

今回のお話もとても引き込まれるシーンが多く、ストーリー展開も巧みで
またまた原作を完全に無視!!まったく違う話に描かれている(笑・・・注:褒め言葉です)
だってほんとに面白い。

ドラマは、絶対スタッフに恵まれているというか
スタッフひとりひとりの、取り組む姿勢や美意識といった部分のスタンスの高さを
すごく感じます。
今回から信濃も舞台になる。
真田幸隆が「美しき郷じゃあ〜」と格子の間から覗きみる真田の景色。
多分、通称“菅平有料”のあたりから見える上田市(旧:真田町)の風景だと思う。
電線もがんばって消したねー。よく車で通るあたりです。
自分のよく知っている場所が出てくると、ますます興味もわくってものです。

今回は全体を通して、色味の美しさも目立っていた気がする。
晴信初陣の鎧姿も勇ましく、
勘助も、負けず劣らず、まるで“馬子にも衣装”のような今までの小汚さはどこへやら、な
凛々しい姿で・・・特に襟元が美しゅうございました。

今回、嬉しかったのは
浅黒さは代わらないまでも、少しすっきりとして、唇は青みがかった綺麗な赤い色で
瞳も輝き、白い歯がキラッと光って表情も明るくなった勘助の姿。
安らぐ場所を見つけた安心感が表情を明るくしているのですね。

山伏に扮して、真田郷に潜入した頃の勘助は
今まで、いつもひっつめていた髪をダウンスタイル(!)にして
ボサボサ感が少し緩和されて、何だか少し村上正明風?!
真っ黒な足元に真っ白な鼻緒も、すごく綺麗だったぞ。
真田幸隆の妻:忍芽が幸隆の“お古”で仕立て直してくれた着物も似合ってたし、
小奇麗になっちゃって、佐々木蔵之介さんとのツーショットも絵になる絵になる!!

「美しい」と言えば
躑躅ヶ崎の御館の真っ赤に燃えるようなもみじと信虎の黄金色に輝く着物のコントラストも
これぞ、日本の美!!・・・っていうシーンでしたね。アングルも好きでした。
もみじが、はらりと添えられたにごり酒も、あはれ。

「あはれ」と言えば
晴信が心を開いて父の元へ向かおうとした晩秋の夜の
静かに軒を濡らす雨の音と、幽玄な笛の音。いかったデス。
笛の音が鳴り止んでも、屋根を打つ静かな秋雨の音がすごく効果的だったなーと。

信虎を演じる仲代達也さんは
最初の頃は わなわなしているだけの爺殿 と思っていたけど
前回、今回とは、流石に眉と眉間と眼の演技が、ベテラン俳優を感じさせたなー。

三条夫人に「息災であるか?」なんて優しく声をかけちゃって
信虎が、ついほろっとしゃべったことは、きっと父としての彼の本音であったに違いない。
(いや、そう思いたい。切に願う!)
でも、嫡男である晴信の“器”に、男として、武将として嫉妬しているのだ。
自分のことを“武骨”であるとわかっていて、信虎も苦悩しているのだ。
その切なさと苦しさと、でもその座を明け渡したくない権力への執着とが
晴信への愛を歪ませてしまったのだろうな〜(---と、思いたい)

信虎様、器って意味じゃ、北条氏康もナカナカのものだよ(笑)
丸腰にさせた勘助を「よおっ勘助、こちらへ参れ!」って
やっぱ腹から声出てる役者さんは違うね、迫力が。

「怨みもまた人の欲に過ぎぬ。欲に眼が眩めば、真の敵は見えぬぞ」と
私怨に燃える勘助をたしなめる氏康さま。
「武田を討ちたければ、怨みを忘れて己の大望だけを見つめよ」って
勘助ってたら、晴信と同じこと言われてるじゃんかっ。

そして、もうひとり器の大きい人--- 誰の話でも良く聞くお殿様 真田幸隆。
馬の良し悪しには疎いけど、女の良し悪しはちゃーんとわかる勘助?を
しっかり理解してくれる ナイスガイ です。
これからも楽しみです!幸隆の活躍で、武田軍がどんどん勢力を伸ばしていくのですね。

最期にひとつ、今回のお笑いどころ。
平蔵〜♪ 「勘助のために。ウラ米をつくるだっ」とか言っていた君だよ、君!
「うらも行くだ〜」とか言って馬を駆け出させてくるところ。
まるでスクーターにでも乗っているみたいでした。可愛いわ♪
なかなか上手だね!佐藤隆太くんも。

大河ドラマ『風林火山』公式サイト

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February 13, 2007

みちのくふたり旅 その1

遅くなりましたが、先日の旅日記を綴って参ります。

週末のバタバタな仕事をやっと終え、急いで帰ってきて23:00頃に出発。
(だけど、その日は日曜日。どうしても大河ドラマが見たくて
準備をしながらもテレビにかじりついていた私。病気かね〜?)

高速にのって、とりあえず夜のうちに行けるところまで行ってみよう!と走り続けて
宮城県の 金成PA に到着したのが朝の4:00頃だったかな〜?
そこで仮眠をとって、まず最初に訪れてみたのが、岩手県平泉の『毛越寺−もうつうじ−』

8:30の拝観開始とともに門をくぐり、寺男のおじちゃんたちが
雪かきやら庭掃除やらをしている中を参拝させていただきました。
とても静かで、庭園をゆっくり散歩も出来て、心を穏やかに過ごすことができる時間でした。

ここは、嘉祥38年(850)に慈覚大師(じかくだいし)が開山し
藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に沢山の伽藍が造営されたのだそう。
いちばん栄えた頃は堂塔が40、僧坊500!---かの中尊寺をしのぐほどだったとか。

毛越寺1

これは、平成元年に建立された平安様式の新本堂。うーん、ほんとはもっと美しいのよ。

境内にある庭園はほんとうに素晴らしいもので
平安時代に書かれたという、日本最古の庭園書に基づいて作られた非常に貴重な庭園とのこと。

毛越寺2

これは池の東南の端っこの方にある洲浜。砂洲と入江の柔らかい曲線がすごく綺麗。

このお庭、桜の季節も、初夏も、紅葉の季節もそれはそれは美しいのでしょうね。
晴れ渡った冬の朝日に、湖面がキラキラと輝く様子もなかなかのものでしたが
さらに空気がピンと張り詰めて、鼻の穴の中まで凍りそうな寒い朝だったなら
もっともっと良かったのにな・・・と暖冬が恨めしく。

資料館やホームページなどで、平安貴族の雅な遊びを再現した曲水の宴(ごくすいのえん)
写真を見てしまったら、いつか初夏に訪れたいと思わずにはいられません。
近くにあったら、私はかなり通いつめてしまいそうな場所です。

皆さんも是非、毛越寺ホームページでご覧になって!!
きっと 奥州藤原3代 の栄華を垣間見るというか、ちょっと肌に感じられることと思います。


あとね・・・負け惜しみじゃないんだけどさ、これはよかったわよ。何だか。

毛越寺3

毛越寺の事務所の軒下にあった ハンドル付リヤカー 思わずカメラに収めてしまいました。


それからそれから、東北と松尾芭蕉は切っても切れない関係ね。ここにこんな石塔が…。

毛越寺4

「夏草や 兵どもが 夢の跡」 ------あの有名な芭蕉の俳句を
『武士道』の著者、新渡戸稲造が英訳した句碑
[ The summer grass 'Tis all that't left of ancient warriors' dreams ]
この毛筆書体のセンス!カッコいい!!新渡戸さん自身の揮毫だそうです。
いいもの見れたっ。

特別史跡・特別名勝 毛越寺公式サイト
写真がとっても綺麗でたぶんMacでつくったと思われる良く出来たサイト。
パノラマ写真とかも見れちゃいます!
岩手県平泉町字大沢58
TEL:0191-46-2331
8:30〜17:00(11月5日から4月4日は8:30〜16:30)
拝観料¥500

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February 11, 2007

大河ドラマ『風林火山』その6

勘助

第6回 :「 仕官への道 」

晴信が京の香り高い公家の姫君を娶る御簾内の祝言。
烏帽子をつけた晴信・・・こんなシーンの立ち居振る舞いは
やっぱり歌舞伎役者の市川亀次郎さん、絵になりますね〜。
この写真の着物色の取り合わせもとても綺麗でしたね。

でも、初夜の寝所での若殿さんたら、何だか出来すぎじゃありませんか?
優しいです。すごくいいお殿様だわ♪永久にお慕い申したくなっちゃうわ!

三条の方も心根の美しいお姫様。池脇千鶴ちゃん、とても素直に演じていますね。
いくら京の都が荒んでいるとはいえ、京の、それも公家でお育ちのお姫様が
甲斐の田舎まで落ちてくるのはどんなに心細かったことでしょう・・・。
それなのに「荒れ果てた京の都を思いますれば、いずこも都であらしゃります」だなんて
それほど京は酷いことになっていたのでしょうが。
「はかりごとの婚儀の相手を宿命の人と受け入れるは心次第・・・」とも仰せの三条の方。
聡明で健気な方です。
これから、正室として、母として苦悩の日々を過ごすことになる三条の方だから
晴信との出会いが美しく描かれていたことにすごく救われた思いです。

でもね、私は
オープニングで、三条夫人の池脇千鶴ちゃんの名前が
花っていう書が出るところ(ミツのしほりちゃんが出てたところ)に出てくるのかなーと
思って見てたんだけど、空いていたままだった
「ああ、この席はやっぱり由布姫の場所なんだな〜」と何だか可哀想に思ってしまった。

あ、それから、ドラマ中のバックに流れるテーマ曲。
やっぱり千住さんの音楽はアップテンポじゃなくってゆったりしていた方が
その深みがぐっと感じられて好き。こういう時はすごくいいと思うんだけどな〜。
やっぱオープニングの“パッカパッカな軽快さ”が際立ってるのは
いつになっても何度聞いても、私には馴染めないよー。

今日は「仕官への道」でしたね。
うーん、勘助はいつになったら居場所が見つかるのでしょう。
結局、勘助は私怨を晴らすためあっちこっちを渡り歩いている訳よね?
原作にはない、ミツの存在のおかげで、もう6話もストーリーが展開してしまった。
脚本の妙というところなのでしょうが、早く収まるところに収まって欲しいっ!
もうそろそろいいんじゃないかい・・・なんて、ワタクシそろそろ痺れをきらし気味。

今回、前島一門を切腹に至らしめた一件で、晴信が信虎に楯突いたことで
この親子の確執はまたさらに深まってしまいましたね。
信虎追放に勘助も加担することで恨みを晴らすってところで落ち着かせるのかなー。
うーん?!よくわからない。


今回、いちばん印象的だったのは松木誠さん演じる北条氏康かなー。
松木さんも歌舞伎役者だそうですが、ドーンっとした存在感ありますね。
演歌歌手のような大げささがいいねぇ。よっ!殿!!って感じです。

それから、これは毎回思うことだけど
信方親分の衣装はいつもいいねぇ。色も柄もステキ。着流してるところも。
あれは千葉真一さん流のアレンジなのかしら?スタイリストさん、お上手です♪

来週は晴信の初陣の巻らしいから、いよいよ信濃攻めだね。真田幸隆も出てくるぞ。
楽しみ楽しみ♪

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January 28, 2007

大河ドラマ『風林火山』その4

勘助5

第4回 :「 復讐の鬼 」

市川亀治郎さんの声はとてもよく通る。トーンも高いし。
やっぱり発声方法が違うのね。どこか上の方から声が降りてくるような・・・そんな感じ。

今日、やっと勘助と晴信は出会いました。
母から
「光を放つ者は、影を負う者が側にいてこそ安堵して輝ける」と聞かされていた晴信。
思わず「見〜つけた!」と叫びたい気分だったでしょうか。

板垣信方に、「殿!お戯れが過ぎまするぞ」と諌められていたけれど
晴信は自分と同じ匂いを感じる勘助との初対面を心から楽しんでいたようだった。
晴信の人格の高さを思わせる一幕だった。
たった二言か三言で
晴信は百姓だった河原村伝兵衛(伝助)と葛笠太吉(太吉)の心を掴んでしまった。

勘助こそ「このわしをたばかりおって!」・・・と、刀をブンブン振り回していたけれど
自分の心根を見透かされた悔しさと、いったいどんなお人なのだ?という好奇心が
思わず彼に刀を抜かせたのでしょう。
晴信にぐわしっと心を鷲づかみにされ、琴線をブルブルとかき鳴らさて
「な、な、なんなんだっ?!」って、ちょっとビビッた?

晴信が信虎からの不遇を受けていることを知る由もない勘助は
大した苦労も知らない若殿が、何を生意気なというかっ!この青二才めがっ!!
・・・と思っているんだろうが
ところがどっこい 晴信さまは、そういう“人の痛み”のわかる器の大きさを
生まれながらに、そして、数々の失意の中で培ってきたお人なのだよ、勘助くんっ。
というところですかねぇ。

「失望の中にこそ誠の大望は生ず」
そうして人は大きくなるのですね・・・晴信さま。

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January 22, 2007

「風林火山」な散歩道 その1

龍雲寺1

去年から少しずつ、巡りはじめていた風林火山の縁の地。いちばん手近なバージョンです。

自宅から車で5分の場所にある曹洞宗のお寺龍雲寺
かつて武田信玄が越後から禅師を迎えて
オンボロに朽ち果ててしまっていたこの寺を復興したのだそう。

信玄が、信濃出兵の時は、必ずと言っていいほど戦の勝利を祈願しに立ち寄ったと
言われているそうで、信玄に縁の深い寺らしい。

「え?こんなところに?!こんなお寺が?!」というくらい意外な感じで
住宅街の中にりっそりと佇んでいて、表通り(国道)からは見えない。

龍雲寺2


この山門もなかなか立派です。

龍雲寺3

この奥に信玄公の霊廟があるの。このトンネルみたいなのをくぐると---

龍雲寺4

信玄の遺骨が出てきたという場所があって、墓標が立っています。

信長と同盟を結んでいたくせに、将軍・足利義昭の信長討伐令に同調して信長を欺き
遠江の家康の領地に攻め込んで徳川軍をビビらせた武田信玄・・・。

でも、ついに持病には打ち勝てずに、甲斐への撤退せざるを得なくて
しかもその途中、信濃国駒場で亡くなってしまう。
でも、敵につけいる隙を与えないため、
それに親方様崩御の知らせを受けたら、味方の士気も下がるから・・・と部下さえも欺き
その喪をひたすらに隠し通したというのは、有名な話。
死んでもなお、強い武将でありつつけなければならなかったのね、信玄は。

その信玄の遺骨を、この龍雲寺を再建した北高禅師が
密かに持ち帰ってこの寺に埋葬したという言い伝えが残っているのだそうで
墓標の建っている場所で、昭和6年には骨壺が発見されて
中から骨と短刀、袈裟環が発見されたんだそうだ。

龍雲寺5龍雲寺6

信玄の霊廟。武田菱がなんだか誇らしげですね。

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January 21, 2007

大河ドラマ『風林火山』その3

堪助4

第3回 :「摩利支天の妻」

今日は、BSのオープニングにギリギリセーフで帰宅。

今日も堪助のどアップ!多ございましたな。
それも“おちゃめ”な堪助。
鼻ヒクヒクさせたり、ミツに作ってもらった眼帯(・・・っていうの?)をつけて
得意げに表情をつくっているところなんて、やんちゃな子供みたいだった。
安らぎの場所をみつけたんだもんね。幸せだもんね。
“やったね”---なお顔だって。したくなるもんね。

今までずっと守るものの見つからなかった勘助が「そなたはワシの城じゃ」なんて
言っちゃって、せっかく“自分の戦”を見つけたところだったのに。
だったのにぃーーーーーーーーーーーー。

ミツは、モノを見る目を自然に携えている、賢くて、まっすぐな、強い子。
自分っていうものをちゃんと持っている。
しほりちゃんの演技とってもよかったから、ほんとはもう少し見たかったけど
第1回〜3回は、原作にはない大河ならではの“つかみ”の脚色部分だったからね
ここら辺が引き際かもねぇ。
来週からが本編の始まりってところかしら。

信濃への侵略がそろそろ始まろうというところ。
諏訪とか佐久とかこれからなじみの名前がいっぱい出てくるぞ。

それにしても、信虎・・・自分の息子を恐れまくっているのね。かなりのビビリマンです。
信虎父様、あなたこそ引き際です。家臣の心も離れているのよ。もうご隠居なされ。あとさ、
信虎が夢の中で晴信に弓をひかれるシーン最後の、晴信のキーッって顔・・・
歌舞伎役者してたよね〜。眉のつり上がりっぷりといい、口元といい。

それにしても、それにしてもの板垣さま あなたこそ家臣の鏡。
ますますお墓参りに行かねばです。次回の放送までに行かれるかしら?



そして!堪助と晴信。
今回は残念ながらまだ出会えませんでした。来週のお楽しみです!!

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January 14, 2007

大河ドラマ『風林火山』その2

堪助3


第2回:「さらば故郷」

帰宅してBSの途中からと、録画とをすぐに見ました。(すでに嵌っている私)

オープニングの三河牛窪に帰ってきた子供のように目をキラキラとさせた
堪助の顔が、あっという間に曇ってしまう。
彼には居場所がなかなか見つからない・・・切ないねぇ。

でも、子供の頃から、ずっと辛い思いをしてきているのに
彼には卑屈なところがない。
その上、養父の大林勘左衛門(笹野高史)の裏切りに対して
「唯一の親孝行が出来て嬉しいかぎりじゃ」
「これですっきり申した。ごめん」なんて言葉を残し去る後ろ姿・・・本当に切なくて
涙ものでした。

内野聖陽のカッコよさは、風呂に入っても浅黒い肌色とキリリな眉
・・・このメイクによるところ大だね!!
横顔が凛々しいわ♪

それから、片目だから、余計感じるのでしょうか?“目ぢから”ビンビンです。
ねぇねぇ、このドラマって、何かお顔アップのシーン多くありませんか?

そしてそして、もうひとつ切ないのは勝千代(信玄)の不遇。
これは、もう武田信虎の、賢い勝千代に対する嫉妬以外の何ものでもないよね。
強欲の信虎めっ!!
なのになのに、勝千代はどこまでも健気。
父上に愛されたいのに、どこまでも愛されたくてわざと負けたりしているのに・・・。
でも父にはそれが「ふん、小賢しいっ!」と思えるのでしょうか。
あの笑みは・・・あの笑みの意味は・・・。

これからの出番はあまりないと思われるけれど、笹野高史さん流石ですね。
14年?15年?の武者修行の旅に出て見聞を広めてきた堪助のスケール感は
ずっぽりと三河の田舎暮らしを続けてきた父の想像力では
理解しがたかったのだろうな。
「兵法を学んできたのじゃ・・・」という堪助の言葉に
「兵法?!」と聞き返すセリフがいちばん笹野さんらしかった。

「へーほー?!(なんじゃいそりゃ??????わしゃ知らん)」
---って感じでした。
私、すっごくツボだった。

んで、石橋蓮司もやっぱ渋かったっす。ちとコワイ。


北条、今川、武田・・・と次々と鞍替えする堪助って潔すぎやしませんかね?
今川仕官を目指すの巻・・・はものの何分で終わっちまったい。
急展開だねぇ。
急展開といえば、ミツのお腹が既に大きくなっているのはどういうこっちゃ。
いつのまに!!

そして、不遇な境遇の似た者どおし?!堪助と晴信が出会うのも、もうすぐです!
楽しくなってきたぞ。

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January 07, 2007

始まりましたね!『風林火山』その1

堪助1堪助2

第1回:「隻眼の男」

去年の「功名が辻」は、なんとなく見なかったんです。
(いや、理由は結構はっきりしているのかも?
坂本龍馬にはまりきっていた去年は、山内一豊が好きになれなかったからだと思う)
ま、それは過ぎたことだからいいとして。

今年の大河ドラマはちゃんと見るつもり。予習もしといたことだし?!
過去の記事

テレビ番組を録画してまで見るという習慣が、今までほとんどなかった私だけど
どうしても、日曜日は早く帰宅できないので
今年は“録画”に、お世話になることが多くなりそう。

第一回目の感想。
山本堪助を演じる、内野聖陽って意外とかっこいいんだね。
実は、あまりよく知らない俳優さんだったんです(それってマズイ?)
貫地谷しほりちゃんって子も可愛いね。上手いし。

千葉真一の板垣信方も、期待しております。
近いうちに板垣信方のお墓参りに行ってこようっと。

でも千住明さんのオープニングの音楽、ありゃあ、ちょっと軽すぎやしませんかね。
戦国なのに、男くさい時代物なのに、何だかさ、軽快すぎる気がしてならぬ。
テンポの問題かしら? 

何だかさ、インディージョーンズみたいなんだもん。
そう思って聞くとそうしか聞こえなくなってくる。
お馬さんが走るのも、パッカパッカ軽やかにぃ〜って。

「武田節」が好きな私にはね・・・ちょっとね、軽いのだ。
ええ、ええ。わかってます。
ついつい「武田節」を口ずさんじゃうなんて、自分でも変な人だと思ってます。
でも、好きなんですもん「武田節」

*思いっきり蛇足*
「武田節」米山愛紫作詞 明本京静作曲 昭和33年発表

甲斐の山々 陽に映えて 我れ出陣に 憂いなし
おのおの馬は 飼いたるや 妻子につつが あらざるや あらざるや

祖霊まします この山河 敵に踏ませて なるものか
人は石垣 人は城 情けは見方 仇は敵 仇は敵

疾きこと風の如く 静かなること林の如し
侵略すること火の如く 動かざること山の如し
(疾如風 徐如林 侵掠如火 不動如山)

つつじが崎の 月さやか 宴を尽くせ 明日よりは
おのおの京を目指しつつ 雲と興れや 武田節 武田節 

参考:歌詞もあるし視聴もできるサイトPodiumRadio


でもね、千住さんのことはとっても尊敬しています。念のため。
グラフィックはなかなかいい感じでした。
CGは、ちょいチープでしたが、「書」はよい!よい!

今日、いちばん心に残ったのは、ミツの「こうして花を摘んだと思えばいい」・・・という
乙女な台詞と
堪助〜、その手でそのまま食うのか? 
そんで、そんで、その手でミツの頭を抱くのかいなってことと
あとは、仲代達矢が年とったよな〜ということ。
目がウルウルしてて、なんかフガフガしてて、信虎がすっごくおじいちゃんチック。


つかみ的には、内野くんのカッコよさで引き付けて、ファン獲得!の狙いは
バッチリだったのではないでしょうか?
井上靖の原作のオープニングとはだいぶかけ離れているけどね。

まあ、甲州と信州が舞台のこのドラマ。今年は楽しむぞっ。

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November 28, 2006

山本勘助

去年から今年にかけて読んでいる小説は、気が付いてみたらほとんどが歴史小説。
(いや、もともと読んでいる数が少ないので、○○繋がりとかなると
偏っていってしまうだけの話でした。すんません)

最近読んだのは、来年の大河ドラマを意識して“山本勘助”ものを2冊。
何故ここへ繋がるか・・・の伏線については
これらの記事参照( 武田神社 春日山城 川中島合戦場 )

まず、永岡慶之助の「山本勘助 異形の軍師」
山本勘助













フィクションを上手く絡ませて
実在したのかどうかはっきりしないらしい山本勘助という人物を
著者なりに“描き出そうとした”作品なんだろうけれど
タイトルが「山本勘助」である割には、彼を描いた小説という感じはあまりしなくて
武田家が信濃地方をいかにして攻略したか・・・という史実に基づく戦記として
読めば納得なのかも。
それに、川中島合戦のことはほとんど描かれていなくて、ちょっと消化不良なカンジ。
井上靖の作品の方が「山本勘助」というタイトルが相応しかったのでは?

でも、信濃の、私も良く知っている地域や城の名前がたくさん出てくるので
「ああ、あそこでそんなことがあったんだね〜」なんて想像しながら読めるのは
楽しかった。
(そういえば、上田原の合戦の戦場となった塩田平あたりでは
つい数年前にバイパスが開通したんだけど
村上義清に攻め入られた板垣信方の隊のものか、白骨がいくつか発見されたらしい。
一日で2000〜3000人の死傷者があった合戦だったとか)

さて、井上靖の「風林火山」
小説 風林火山













大河ドラマ化に伴い単行本も新装版が出たらしい。私が読んだのは旧装丁の文庫本だけど。

自分の人生の後半をすべて武田家に捧げ、暗躍する山本勘助。
彼の苦悩、微妙な心理の描写がとても良かったと思う。
山本勘助という軍師を通じて
甲斐と信濃(一部、駿河も)の“戦国絵巻”を眺める作品かと思いきや
甲斐の猛将・武田信玄とその愛妾である由布姫を心から愛する
軍師というより悩み多き「人間」山本勘助の物語・・・として読みました。

来年の大河ドラマで内野聖陽さんが、その心の機微をどう演じてくださるのか
Gacktの上杉謙信とともに、とても楽しみです。

井上靖 風林火山
(amazon)

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November 07, 2006

戸隠神社

今日はすごい風ですね。
これで、軽井沢はじめ、信州各地の紅葉も終わりかな〜。

先日行った戸隠の紅葉は、その時すでに1週間から10日遅かったのかもしれません。
でも、行ってよかったです。お天気も最高でした。

戸隠1戸隠2




















戸隠-----もうそこへは何度行ったか忘れた。でも何度でも行きたくなる場所。

お蕎麦を食べに行くのがいつもの主目的で中社くらいしか行かなかったりする。
でも今回は奥社参りも。

奥社へ続く参道は周りがブナの原生林。
紅葉の見頃(たぶん10月10日前後と思われる)は想像を超える美しさでしょうね。
負け惜しみじゃないけど
枯葉の敷き詰められて、葉っぱの落ちた木々の間からのこぎり山の垣間見える杉並木も
また風情があってよかったと思うよ。

戸隠3






























樹齢何年なのでしょう。

戸隠4
















これは、ぽっかりと穴の開いた杉の木の中です。数メートル上まで空洞なの。
自然はすごいね。


戸隠神社は、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・日之御子社の5つの社で構成されていて
創建以来2000年という歴史の古い神社で、平安時代の終わりごろまでは
修験道の道場として有名だった霊場とのこと。
その昔は、比叡山や高野山に並び「三千坊三山」と言われて栄えていたらしい。へぇ〜。

戸隠5






















日本神話で有名なお話。
むかしむかし、天照大神は
いたずらっ子の弟の素戔鳴尊の乱暴がひどいので
怒って天の岩屋へ入って隠れてしまったものだから、さあ大変。

世の中は真っ暗闇になってしまい、悪い神々が次々に出てきて
恐ろしいことや悲しいことや、とにかく悪いことばかりが起こる。
天照大神に岩屋からお出ましいただかなければ
この乱れた世をどうにもこうにも収めることができなくなってしまった。

よろずの神様たちが知恵を出し合って、どうしたら天照大神が出てきてくれるのか相談し
たくさんの鶏を集めて鳴かせたり、鶏の鳴き声を真似したり
桶の上にのって踊ったり、謡ったり、手拍子をうったり
・・・神様だって必死なんですね。

あまりに賑やかなので、岩屋のなかの天照大神はいったい何が起きたっていうの?と
誘惑に駆られて?そ〜っと岩戸をあけて外の様子をご覧になりました。

そのチャンスを見逃さず、天照大神を岩屋から引きずり出し
大きな岩戸を「エイッヤー!!」と下界へ投げ捨てました。
そのヒーローが
戸隠神社の奥社に祀られている 天手力雄命(あめのたちからおのみこと)
・・・でございます。

その岩戸の落ちた場所が「戸隠山」になりましたとさ。

戸隠神社


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