アカデミー賞
February 23, 2007
映画 ドリーム・ガールズ
公開初日にレイトショーで鑑賞。
まさに!これぞエンターテイメント!!!
これは映画館で観たい、まだ・・・という人にはぜひ観て欲しい映画だなーと思いました。
特に30代後半から40代(50代もかな・・・)の人がより楽しめる映画かなと。
モータウンが好きな人も是非です!!
歌が大好きで大好きでちっちゃな頃から歌い続けてきた仲良しこよしのコーラストリオが
ドリーメッツ=“夢と出会う”という名前で
将来を夢見て目をキラキラさせて、お尻をフリフリさせて
栄光を掴んで、挫折し、苦悩し、また立ち上がるまでの物語。
1981年の開演から25年。
マイケル・ベネットの演出で、熱狂的なブームとなった伝説のブロードウェイミュージカルの
映画化で、あの、シュープリームスとダイアナ・ロスの実話に基づいたお話。
シュープリームス好きには、ほんとにたまらないのでしょうね。
私はそこまでのファンではありませんが、モータウンは大好きだし
60年から70年代にかけての“アメリカの音楽”の変貌を垣間見ることも出来て
すごく楽しい。音楽好きにはかなり刺激的な映画だと思うし
田舎に住んでいてコンサートやエンタメな世界に全くもって縁遠くなっている私には
映画とコンサートを一度に体験できる“オイシイ”映画だったなーなんて。
あと、ミュージカルが苦手な人もわりと入りやすいのかも、です。
ほんとに前評判どおりの嬉しい出来上がりの作品でした。
見どころは、華麗なステージ衣装とどんどん綺麗になっていく3人娘のメイク。
テンポよくカッコよく、メイクアップも、スタイリングも、照明も、カメラワークも、音楽も
一流のアーティストの技が結集!!これでもかってくらい魅せてくれます。
見応え、聴き応え十分です。
キャスティングもよかった。
800人近い応募者の中から審査員の満場一致(だったっけ?)でエフィ役を勝ち取った
ジェニファー・ハドソンのあのゾクゾクするようなパワフルでソウルフルな歌に
完全ノックアウトされました。とにかくすごい!上手すぎです!
(---こんな陳腐な言葉しか出てこない自分が情けないけど)
これでもかっ!っていうくらい、あれだけ上手い歌を長いコーラスで聴かせてくれて
満足感たっぷりなんだけど、
さすがに And I Am Telling You I'm Not Going のところはお腹いっぱいになっちゃった。
あそこはしつこかったかなー。
ジェニファーのあの搾り出すような歌声にスタッフも呑み込まれて
思わず途中でカットできなかったのかなーと思うくらいのボリューム感で
観ている方も、あそこでかなりエネルギーを消費してまったような・・・。
男も思わず逃げていく?!
ジェニファーってどんな子?と気になる方は ジェニファーの公式サイト をどうぞご覧になって!
すっごくチャーミングな子なの。25才だって。これから楽しみだね〜。
ゴールデングローブの助演女優賞を受賞してて、アカデミー賞助演女優賞は最有力候補だもんね。
納得---全く文句ありません。
でもこの映画、一応主役はビヨンセなのよね?
ディスティニー・チャイルドのビヨンセ・ノウルズとしては
私はそんなにいいな♪と思ったことはなかったけど
オースティン・パワーズのフォキシー・クレオパトラ役はステキだった。
でも、このドリームガールズの彼女は一味も二味もうま味が増して艶っぽい。
オンナの私もヨダレをたらしそうだよ。
現代で、こんなにカッコよくて女優としても歌手としてもバッチリ両立できて
こんなに華があって美しい人を私は他に知らない。
彼女がスタジオで「Listen」を熱唱するシーンでは
思わずスクリーンの中に引っ張り込まれそうになった。
ジェイミー・フォックスは・・・うーん、私はなぜかニガテなのでノーコメント。
それから驚いたのが、エディ・マーフィー。
ただのコメディ俳優なのかと思ってました。すみません。
実力のある俳優さんだとは思っていたけれど、あんなに歌が上手いって知らなかったから
吹き替えなんじゃないの?って思っていたら・・・違うのね。ビックリ!
新境地が開けたって感じ?素直にカッコよかったわ♪
変わっていく時代と、差別の渦巻くアメリカ社会と
裏のまた裏の“かけひき”の世界のショービズ界に翻弄されるスターの苦悩を
すごくリアルに演じていたと思う。
また買いたいサントラが増えてしまいました。
私はデラックス・エディションの方にしてみようと思います。
ドリームガールズ:デラックス・エディション/DVD付(アマゾン)
やっぱり視聴ができるのはこっち!(アメリカの方)amazon.com
でも、「ムーブ♪」は聴けません。あら残念。可愛いのにね。
映画ドリームガールズ公式サイト
2006年/アメリカ
監督&脚本:ビル・コンドン
主演:
ビヨンセ・ノウルズ @ディーナ・ジョーンズ
ジェイミー・フォックス @カーティス・テイラー
エディー・マーフィ @ジェームス・“サンダー”・アーリー
ジェニファー・ハドソン @エフィー・ホワイト
アニカ・ノニ・ローズ@ローレル・ロビンソン