クラシック
January 08, 2008
魔法のメロディ

今日は何だか眠れないので、静かにこのCDを聴いています。
私の宝物のような一枚。
1曲目の、映画『ミッション』のテーマ曲「ガブリエルのオーボエ」から
そのあまりの美しさに泣きそうになります。モリコーネの名曲中の名曲ですよね、コレ。
本当に贅沢なCDです。
ノスタルジックな雰囲気が漂う1枚なので、私が担当する結婚式の当日にCDコンポの準備があるなど
環境の整っているブライズルームやホテルのお部屋で、私が勝手に選んで
これをかけて差し上げることもあるんですけど、カップルにかけたいCDを選んでもらうと
モリコーネ!いいですね!お願いしますと言われることもある。
でも、結婚式当日にはちょっと暗いか…。もっと華やかさが必要だね。
個人的な嗜好を押しつけたら、いかんな。
ヨーヨー・マのとても真摯な演奏が、モリコーネに対する敬愛に溢れていて
だから涙を誘うのかしら。
何度でも何度でも聴きたくなる。
このジャケットのふたりの穏やかな表情がこれまた本当に素敵でしょ?
収録曲は以下のとおり。
『ミッション』
1 :ガブリエルのオーボエ
2 :滝
ジュゼッペ・トルナトーレ組曲
3 :『海の上のピアニスト』〜愛を奏でて
4 :『ニュー・シネマ・パラダイス』〜ノスタルジア
5 :『ニュー・シネマ・パラダイス』〜ルッキング・フォー・ユー
6 :『マレーナ』〜メイン・テーマ
7 :『記憶の扉』〜メイン・テーマ
セルジオ・レオーネ組曲
8 :『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』〜デボラのテーマ
9 :『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』〜コック・アイズソング
10:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』〜メイン・テーマ
11:『ウエスタン』〜メイン・テーマ
12:『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』〜黄金のエクスタシー
ブライアン・デ・パルマ組曲
13:『カジュアリティーズ』〜メイン・テーマ
14:『アンタッチャブル』〜死のテーマ
『モーセ』と『マルコ・ポーロ』組曲
15:『モーセ』〜ジャーニー
16:『モーセ』〜メイン・テーマ
17:『マルコ・ポーロ』〜メイン・テーマ
『レディ・カリフ』
18:ディナー
19:ノクターン
ボーナストラック
20:愛を奏でて『海の上のピアニスト』チェロ&ピアノ・ヴァージョン
21:ガブリエルのオーボエ『ミッション』チェロ&ピアノ・ヴァージョン
-----で、どうして今日モリコーネが聴きたくなったのか考えてみた。
ここのところ、ちょっと感傷的になっている自分がいるのは事実なのだけど
他にも理由が見つかったわ。
昨日から始まった今年の大河ドラマ『篤姫』
−幕末の島津藩の斉彬の養女になり、13代将軍・徳川家定の正室となり
やがては大奥の総帥として徳川宗家のため生き抜く女性の一生を描いたドラマ−
去年の大河『風林火山は』ロケ地が地元だったこともあり、50回すべての回を見ました。
ほとんど録画で、見たのは放映2日後とかでしたけど、ね。
今年も気合いを入れて見るぞーと、今から意気込んでいます。
(注:ただしレビューは期待しないでくださいまし(苦笑))
ただね、オープニングロールが好きじゃないのよー。これから好きになれるかしら?
クリエーターさんは、朝の連ドラ「ちりとてちん」と一緒かなー?
蝶々とか飛んでるところとか、そっくりだったんだけど…。
良くいえば、ちょっと“クリムト”っぽかたりもするかな?なんて、ちょっと褒めてもみる。
家老の調所役の平幹二朗さんの巧さには、唸りましたし(尊敬!)
主人公を演じる宮崎あおいちゃんは、可愛くて、眩しくてよかった♪
小松帯刀役の瑛太くんも、やや民放ちっくな感じだったけど、フレッシュな感じで
好感度大。
でもでも、男くさーい去年の大河に、どっぷりと浸りきっていた私には
正直なところ、慣れるまでにすこーし時間がかかりそう・・・かな。
でねでね、音楽がね…物足りなかったのよ。
まあ、去年は情感たっぷりの千住明さんだったからねー。
かなりインパクトもあったんだよね。大好きな作曲家さんなので♪
それで、何かもっとこう心にぐっとくる音楽が思わず聴きたくなって
このCDを引っ張り出してきたってわけ。
でも今、そのおかげでとても豊かな気持ちなので、篤姫にも感謝。
来週からもしっかり見るよー。
NHK大河ドラマ 篤姫公式サイト
ヨーヨー・マ プレイズ モリコーネ(amazon) *視聴OKよ
November 23, 2007
空気清浄機代わり?

毎年のお約束。
自分の誕生日を過ぎるとラックの奥の方からクリスマスのCDを出してくる。
今年は、コーラスものばかり聴いています。
私がこのCDでいちばんよく聴くのは、アッレグリの「ミゼレレ」
KUROには眠くなるからやめてよ。と哀しいことを言われるのですが
バチカンのサンピエトロ大聖堂の隣にあるシスティーナ礼拝堂で
門外不出と言われた秘曲(それも9声部!!)を
モーツァルトがローマをお父様と旅した際に
14歳にして、一度聴いただけで、ほぼ完璧に近い楽譜をおこしたという
いわくつきの名曲。
モーツァルトにどこまで近づけるか。。。と、無謀にもと音を一生懸命追うのですが
全く問題外!! ものの一小節も、それも1声部でさえ、私には無理そうです。
静かに心癒されているのが、私には合っています。
クリスマスももうすぐ。ホーリーな雰囲気に包まれてココロもお部屋も綺麗にしましょう。
このCDの視聴できるところが見つかりません。
でも ミゼレレ を「You tube」で紹介している素敵なサイトを見つけました。
hayatoの響音窟さんの、涙腺決壊音楽選集
ここ、すごい奥が深くて・・・私、はまりそうです。
December 18, 2006
踊り出しそう?!

しばらく東京に行っていたKUROがお土産に買ってきてくれたCD
「Classic Meets Cuba」
タイトルのとおり
クラシックあがりのクラッツ・ブラザーズっていうドイツ出身トリオと
キューバのパーカショニストが、ハバナで出会って生まれたコラボCDらしい。
私はCDを買うのはもっぱらアマゾン派だけどKURO派はあまり性にあわないらしく
レコード屋さん(・・・っていわないのか)に行くのがすごく好きで
いつもかなりの時間を消費し、J−POP以外のフロアはほとんど行ったりきたりして
(ワールドとクラシックのフロアが異様に長い?!)じっくり選ぶ。
さて、このCD。彼曰く「仕事でも使えるかも・・・と思って」とのこと。感謝です。
確かに、キューバンアレンジの音楽がパーティ前にかかって
ピンチョスのオードブルと美味しいウェルカムドリンクがサーブされるパーティ・・・
とか、いいわw なんか大人なカンジ。
そういうパーティに私も招かれたい。
ホテルのBarとかで、かかっていそうなCDとでもいうのかしら。
収録曲はベートーベンが中心で
モーツァルト、バッハ、ハイドン、ショパン、シューベルト、ブラームスなどの
有名な作曲家の曲ばかり。
それもテレビ番組やCMや映画などでもよく耳にしているものがほとんど。
お上品なクラシックにキューバの情熱を注ぎこんだオモシロイCDです。
曲のタイトルも面白い。
1曲目は『Mambozart』これは、モーツァルトの交響曲第40番のアレンジ
2曲目はブラームスのハンガリー舞曲集第5番が『CubanDance』など。
---ですが、思ったより優等生なニオイのするCDでした。
プレイヤーたちが、まだ若いからでしょうか?
テクニックは申し分ない感じだし、コードも面白いし、選曲もいい。
でも、なんか軽い?青い?!(生意気なことを言って恐縮なんですが)
モンティの「チャルダーシュ」とか聴くと
ああ、やっぱりロビー・ラカトシュ(前の記事)は偉大なのですね
・・・と思わずにはいられませんでした。
だからじっくり聴き込みたいCDというよりはKUROのいうように
“BGM”として最適なCDなのかと。仕事に使わせていただきますっ。
それにしても コンガ の音色っていいですね!!
Classic Meets Cuba
(amazon) 試聴もできるよ♪