クロード・モネ

June 29, 2007

確かに混んでましたが

国立新美術館

やっぱり行ってよかったです!! 「大回顧展モネ」
実は行こうか行くまいか、スッゴク迷ったのですが・・・。

数年前にパリに行ったときに
行程上の問題で、オルセー美術館に行くか、ジヴェルニーのモネの家に行くかを
さんざんに悩み抜いて、ジヴェルニープランを採用した私は
オルセーのモネの絵を観れなかったことを、実は今もかなり悔やんでいますので
それを、今回少しでも解消できれば・・・と目論んでいました。

これは入場チケット。
モネ大回顧展

Papaさんにアドバイスいただき、人が多いのは覚悟の上で・・・と言われていましたので
入場する時間を調整しました。
閉館時間の近い夕方を狙って行ったところ、チケット売り場や、入場で並ぶことは全くなく
入場してからは
夕方ということも、時期的な問題もあったので汗くさーい美術鑑賞ではありましたが(苦笑)
お気に入りの絵の前で、微動だにせず佇むことを、それほど憚れることなく鑑賞できました。
(迷惑に思っていた方もいらっしゃるとは思うのですが)
館内の混みっぷりは、パリのルーブルよりは、ずっとマシだったかも・・・です。

でも、この作戦がたてられたのは、Papaさんのおかげです。
アドバイスをいただき、ありがとうございました♪ご親切に心から感謝します。

さて、¥500をケチって
小泉今日子さんがナレーションしている“音声ガイド”サービスを受けなかった私は
詳しい知識もないまま、自分の感覚だけで、鑑賞を続けていたのですが
運のいいことに、美術の勉強をしている方、現役の美大生など
この“新美”の開館記念展の入場が、いったい今日で何度目なんだろう?
・・・と思わせるような方々が
クロード・モネの【カタログ・レゾネ】 を、宝物のように大切に大切に抱えて持ちながら
同じ時間帯に館内に居合わせてくださっていたようで
すごく詳しい生解説付きで、鑑賞することができた絵も何枚かありました。
ラッキー!!

有名な「睡蓮」シリーズはもちろんのことですが、今回、特に印象に残っているのは
「積みわら」「ポプラ並木」「ルーアン大聖堂」などの連作です。
(美大生との遭遇に恵まれたのは、このセクションだったので!)

特に彼が生涯30点も描き続け、
光と光が物体に及ぼしている色彩の変化を捉え続けて
グラデーション技法だけで、その複雑な色彩を表現した「積みわら」シリーズ
(美大生の受け売り!)
特に、オルセー収蔵の「積みわら・夏の終わり」は、本当にため息もので
“光の画家”と呼ばれる理由が、凄くよくわかった気がしました。

モネサイン

彼のこのサインも大好き♪

モネ大回顧展の詳細はコチラ
国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
TEL:03-5777-8600
10:00〜18:00
休館日:毎週火曜日

takamaien_n at 00:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0)