サントラ
March 29, 2008
映画 「プロヴァンスの贈りもの」

2週間ほど前に、DVDで鑑賞。
展開もわかりやすく、結末も最初からだいたい見えてるので
ラクに、ゆるゆるホワーンと観れるいわゆる“和み系”の映画。
原作はピーター・メイル。
彼の作品に一時期(15年前くらいですか?)ハマったいう人も多いのでは?と思いますが
御多分に洩れず我が家もその口。
でも、本はすいぶん前に BOOK OFF に売却してしまったらしく見つからず…。
リドリー・スコット監督ととラッセル・クロウ…あの『グラディエーター』コンビの作品とは思えない
風光明媚な光に満ち溢れたプロヴァンスが舞台の軽いタッチのラブ・ストーリー。
というかコメディタッチのスローライフムービーって感じかな?
イギリスvsフランス対決!!なお茶目さも、随所に見られて意外と楽しい。
特に 【フレッド・ペリーvsラコステの?熾烈な闘い】 は、見ごたえ十分!!
んで、「エイリアン」や「ハンニバル」のリドリー・スコットが、なんでまた
“ワイン映画”なんかを撮られたのかと思ってたら
彼もプロヴァンスにぶどう畑を所有しているんだそうで。
ピーター・メイルと一緒に、僕たちの(!)映画をつくっちゃおうゼ。っていう感じなのかしら。
ふたりは30年来のお友達なんだって。
さてストーリーは。
ロンドンで腕利きの金融トレーダーに成長し、優雅なシングルライフを楽しんでいる
マックス(ラッセル・クロウ)のもとに届いた一通の手紙。
---それはマックスの人生の師でもあり、いちばん心を許していた大切な友でもあった
ヘンリーおじさん(アルバート・フィニー) の訃報。
子供時代に、毎年のバカンスをプロヴァンスにあるヘンリーおじさんのブドウ園で
過ごしていたマックスにとって
そこは今の彼を生み出した場所でもあり、アイデンティティを見つける場所でもあったのかも。
マックスおじさんが彼に残したかったものは、古びたシャトー“そのもの”ではなくて・・・「
「人生はハーモニーとバランスだ」というヘンリーおじさんのこの台詞そのものだったんじゃないかな。

見どころは、そのプロヴァンスの美しさはもちろんなんだけど、
主人公マックスの少年時代を演るフレディ・ハイモアくん(「チャーリーとチョコレート工場」はもちろん
でも彼は何といっても「ネバーランド」が最高!)の、完璧なお芝居と
ぶどう園で働く家族が何とも言えないいい味出してる。デュフロ夫妻とおじいちゃん、最高!!
それから、地元のレストランオーナー・ファニーを演じるマリオン・コティヤールの脚線美も必見。
あとは、音楽のセンスのよさかなぁ。
この映画の音楽担当は、ドイツ人のマーク・シュトレイテンフェルドって方。
グラディエイターやラスト・サムライなんかでも実績のある人らしい。
オリジナル・スコアも、とっても綺麗なんだけど、
プロヴァンスで過ごした少年時代をフラッシュバックさせるのに使われている
アナログ音源の音楽の選び方が素敵です。ほんと。
この映画の紹介のどこかに「人生には休暇が必要。でも、もっと必要なのは恋とワイン!」
---とありました。
忙しい方はぜひ観てね。そしてプロヴァンスへいらっしゃ〜い!っていう映画なんですね。
そして、かなりの確率でワインが飲みたくなるはずよ。
こんなにオシャレに…はいかないけど
我が家の目指すライフスタイルの方向性を、示してくれていた映画でもあります。
プロヴァンスも行きたい旅先のひとつ。でも、差し当たり私はとりあえず サントラで 我慢かな。
サントラはね、ラッセル・クロウが“くわえ葉巻”でゴキゲンなシーンでかけていたレコードが
ウエディングマーチ(メンデルスゾーンの)をフューチャーしたサンバでね
なんか素敵だったのよ。仕事で使いたいなーと思ってね。
マダム・デュフロが、ノリノリで踊ってるシーンの曲よー。
結婚式の『乾杯!』の後の曲にバッチリじゃないかしら?
そしてそのままこのサントラを歓談中にかけて…っと。
ウンウン、なかなか和やかなパーティシーンが想像されまする。
なので!サントラ早速買っちゃった。

ブログ書きながらかけてましたが、よいよナカナカv
相方のKUROは、エンドロールの「ビキニスタイルのお嬢さん」に反応してました。
日本でもたくさんの方がカバーしている名曲だけど
これは、カイロ出身のシンガーがフランス語で歌っているのよ。すごくキュート♪
そして公式サイトにも美しい「オンブラ・マイ・フ」が流れています。
映画 プロヴァンスの贈りもの
公式サイトなのよね?フランス政府観光局のサイトの中に組み込まれているの…
「アメリカン・ギャングスター」も「エディット・ピアフ 愛の讃歌」も
早速観なくちゃですわね♪
2006年/アメリカ
[監督]リドリー・スコット
[原作]ピーター・メイル
[出演]
ラッセル・クロウ@マックス
アルバート・フィニー@ヘンリーおじさん
フレディ・ハイモア@子供時代のマックス
マリオン・コティヤール@ファニー
アビー・コーニッシュ@クリスティ
ディディエ・ブルドン@農夫デュフロ
イザベル・カンディエ@ヂュフロ夫人
April 06, 2007
映画 キンキー・ブーツ

DVDで鑑賞。久しぶりに楽しいイギリス映画でした。
ずいぶん前に観ていたのに、レビューを書きそびれてました。
ユーモアとウィットに富んだ、センスのいいコメディタッチのヒューマンドラマ。
くどすぎなくて、これがイギリスらしい笑いなのかな。
そしてね、オープニングがいいのです。美しくて少し切ない。
わかりやすいストーリー展開です。
「工場で大事なのは建物や設備ではなく、そこに働く人間だ」
・・・っていう台詞にも象徴されるように
“人となり”を大切に大切に思うテーマが根底に流れているところ
そして、変な小細工なしで、人間くささを描ききっているところにも好感が持てます。
この映画、イギリスのノーサンプトンという伝統的な靴作りをしてきたいる街で
実際にあった話に基づいた作品だっていうのも、びっくり---というか
何だか嬉しい。
突然の父親の死で、ロンドンのマーケティング会社で働くはずが
田舎の靴工場を相続することになってしまったチャーリー。
チャーリーは、まだ経営者の自覚なんてまるでナシ。
その上、何だか優柔不断で頼りなげ。そこがちょっとキュートだったりもするんだけど
先代の社長が、労働者たちと築いていた信頼関係をなかなか結ぶことが出来ない。
まあそれは仕方ないよね。一朝一夕でなるものではないとは思うし。
その上、フタを開けてみたら、実は工場が倒産寸前?!マジで?!
口をついて出てくるのは「What can I do?」ばかり・・・。
そんなチャーリーを救うのが、美のカリスマ:ローラ。
ロンドンのSOHOのステージに立つ彼女(彼)はとっても美しく華やかで
全身で「私がローラよ!」と主張する、自信に溢れたドラッグクイーン。
でも、女装をしていないといっきに引っ込み思案になっちゃって
あの自信はどこへやら???・・・・・で
同僚の悪口に傷ついて、トイレから出て来れなくなってしまうほどの
繊細なキュートな男の子になっちゃうの。
んでもって、工場長のチャーリーも、なんだかすごくCUTE♪
困った顔とか、嫉妬した顔とか。ほっとけない空気感を醸し出しています。
やがて工場で働くみんなも(これがまたみんな個性豊かでいい役者さんたちなの。
実際にこの工場で働いていたスタッフもたくさん出演しているらしい)
このキュートなふたりをサポートしながら工場を盛り立てていこうとする。
あら、「チャーリーと靴工場」だわ(笑)
その工場が狙うのは
伝統的なローファーやウィングチップみたいなコンサバティブな市場ではなくて
今まで歩んできた路線とは全く違う、かなりのニッチ市場。
主力商品は「ドラッグクイーン御用達ブーツ」
セクシーで、ヒールが丈夫で、彼らのウェイトにも耐えられて
ふくらはぎや太もものサイズにもフィットする
エナメルで超ハイヒールのブーツやパンプス。
つまり「キンキー(変態?)・ブーツ」
それらの、社運をかけた新商品をプレゼンするミラノのショー。見物!よ。
かなりCOOLです!! かなりの確率でショーパブに行きたくなるハズ?!
それにしても、ローラは素敵。
紳士でも淑女でもない、"どちらでもない皆様"には
もともと素敵な人が多いなーとは思うのだけど、素敵すぎるわ!ローラったら。
そのローズを演じている俳優さんが、キウェテル・イジョフォー。
かっこいい!一気にファンになりました♪
まだまだ売り出し中ってかんじの方のようですが、これで一気に株があがったことでしょうね。
彼の好演を観るだけでも、この映画をチェックする価値がありそうです。
迫力のあるドスのきいた歌とダンス
身体が大きいのに、すごく繊細な雰囲気が伝わってくる
とても細かいディティールにもこだわった演技。
特典映像のメイキングを見たら、彼の役者魂を、さらに感じました。
彼が、他に出演した映画は「ラブ・アクチュアリー」とか「メリンダとメリンダ」とか
「インサイド・マン」に「堕天使のパスポート」・・・などなど。
あら、「ラブ・アクチュアリー」しか観てないわ。チェックチェック!
これってイギリス映画らしい、イギリス映画といえるのかしら。
ステキです。“かなり好き”な映画の1本になりました。
サントラも期待できそうっ---ていうよりDVDを買うか。いや両方買うか。
とにかくたくさんの人におすすめしたい映画です。
DVD(amazon)
公式サイト
映画キンキー・ブーツ
2005年/イギリス
監督:ジュリアン・ジャロルド
音楽:エイドリアン・ジョンストン
出演:
ジョエル・エドガートン @チャーリー
キウェテル・イジョフォー @ローラ
サラ=ジェーン・ポッツ @ローレン
ジェミマ・ルーパー @ニコラ
リンダ・バセット @メル
ニック・フロスト @ドン
February 23, 2007
映画 ドリーム・ガールズ

公開初日にレイトショーで鑑賞。
まさに!これぞエンターテイメント!!!
これは映画館で観たい、まだ・・・という人にはぜひ観て欲しい映画だなーと思いました。
特に30代後半から40代(50代もかな・・・)の人がより楽しめる映画かなと。
モータウンが好きな人も是非です!!
歌が大好きで大好きでちっちゃな頃から歌い続けてきた仲良しこよしのコーラストリオが
ドリーメッツ=“夢と出会う”という名前で
将来を夢見て目をキラキラさせて、お尻をフリフリさせて
栄光を掴んで、挫折し、苦悩し、また立ち上がるまでの物語。
1981年の開演から25年。
マイケル・ベネットの演出で、熱狂的なブームとなった伝説のブロードウェイミュージカルの
映画化で、あの、シュープリームスとダイアナ・ロスの実話に基づいたお話。
シュープリームス好きには、ほんとにたまらないのでしょうね。
私はそこまでのファンではありませんが、モータウンは大好きだし
60年から70年代にかけての“アメリカの音楽”の変貌を垣間見ることも出来て
すごく楽しい。音楽好きにはかなり刺激的な映画だと思うし
田舎に住んでいてコンサートやエンタメな世界に全くもって縁遠くなっている私には
映画とコンサートを一度に体験できる“オイシイ”映画だったなーなんて。
あと、ミュージカルが苦手な人もわりと入りやすいのかも、です。
ほんとに前評判どおりの嬉しい出来上がりの作品でした。
見どころは、華麗なステージ衣装とどんどん綺麗になっていく3人娘のメイク。
テンポよくカッコよく、メイクアップも、スタイリングも、照明も、カメラワークも、音楽も
一流のアーティストの技が結集!!これでもかってくらい魅せてくれます。
見応え、聴き応え十分です。
キャスティングもよかった。
800人近い応募者の中から審査員の満場一致(だったっけ?)でエフィ役を勝ち取った
ジェニファー・ハドソンのあのゾクゾクするようなパワフルでソウルフルな歌に
完全ノックアウトされました。とにかくすごい!上手すぎです!
(---こんな陳腐な言葉しか出てこない自分が情けないけど)
これでもかっ!っていうくらい、あれだけ上手い歌を長いコーラスで聴かせてくれて
満足感たっぷりなんだけど、
さすがに And I Am Telling You I'm Not Going のところはお腹いっぱいになっちゃった。
あそこはしつこかったかなー。
ジェニファーのあの搾り出すような歌声にスタッフも呑み込まれて
思わず途中でカットできなかったのかなーと思うくらいのボリューム感で
観ている方も、あそこでかなりエネルギーを消費してまったような・・・。
男も思わず逃げていく?!
ジェニファーってどんな子?と気になる方は ジェニファーの公式サイト をどうぞご覧になって!
すっごくチャーミングな子なの。25才だって。これから楽しみだね〜。
ゴールデングローブの助演女優賞を受賞してて、アカデミー賞助演女優賞は最有力候補だもんね。
納得---全く文句ありません。

でもこの映画、一応主役はビヨンセなのよね?
ディスティニー・チャイルドのビヨンセ・ノウルズとしては
私はそんなにいいな♪と思ったことはなかったけど
オースティン・パワーズのフォキシー・クレオパトラ役はステキだった。
でも、このドリームガールズの彼女は一味も二味もうま味が増して艶っぽい。
オンナの私もヨダレをたらしそうだよ。
現代で、こんなにカッコよくて女優としても歌手としてもバッチリ両立できて
こんなに華があって美しい人を私は他に知らない。
彼女がスタジオで「Listen」を熱唱するシーンでは
思わずスクリーンの中に引っ張り込まれそうになった。
ジェイミー・フォックスは・・・うーん、私はなぜかニガテなのでノーコメント。

それから驚いたのが、エディ・マーフィー。
ただのコメディ俳優なのかと思ってました。すみません。
実力のある俳優さんだとは思っていたけれど、あんなに歌が上手いって知らなかったから
吹き替えなんじゃないの?って思っていたら・・・違うのね。ビックリ!
新境地が開けたって感じ?素直にカッコよかったわ♪
変わっていく時代と、差別の渦巻くアメリカ社会と
裏のまた裏の“かけひき”の世界のショービズ界に翻弄されるスターの苦悩を
すごくリアルに演じていたと思う。

また買いたいサントラが増えてしまいました。
私はデラックス・エディションの方にしてみようと思います。
ドリームガールズ:デラックス・エディション/DVD付(アマゾン)
やっぱり視聴ができるのはこっち!(アメリカの方)amazon.com
でも、「ムーブ♪」は聴けません。あら残念。可愛いのにね。
映画ドリームガールズ公式サイト
2006年/アメリカ
監督&脚本:ビル・コンドン
主演:
ビヨンセ・ノウルズ @ディーナ・ジョーンズ
ジェイミー・フォックス @カーティス・テイラー
エディー・マーフィ @ジェームス・“サンダー”・アーリー
ジェニファー・ハドソン @エフィー・ホワイト
アニカ・ノニ・ローズ@ローレル・ロビンソン
January 24, 2007
映画 ディパーテッド

昨夜、レイトショーで鑑賞。
若いカップル数組と女の子ひとり・・・という子が何人か。ディカプリオのファンなのかな?
彼の主演映画、久しぶりといえば久しぶりだけど。
こういうクライム・ムービーをひとりで観に来る女の子もいるんだなーなんて、思った。
相変わらず、夜の[アムシネマ]は足元が寒い。仕方ないね、冷え性の私が悪い・・・。
今回もサントラが,なかなかよございました。
シーンと音楽の絡み方が自然というか、音楽がふんだんに使われていて楽しかった。
上の写真は サントラジャケット でございます。
音楽はかなり好き。・・・っていうか、深いと思うよ結構。
ずーっと音楽が流れてたから「うるさいんだよっ」と思った人も多いでしょうが
私はかなりシビれましてん♪
ローリング・ストーンズとかビーチ・ボーイズなんかのロック系も良かったし
イタリア歌劇あり、ドヴォルザークあり、タンゴあり、カントリーあり、ジョン・レノンあり。
卒業式や墓地の葬送のバグパイプはもちろん
コステロ(J・ニコルソン)がアイリッシュ系マフィアだから
アイルランド民謡とかも出てくる。携帯の着メロとか!
ディカプリオが出てくるシーンで流れてた
パンクロックとアイリッシュの伝統音楽が混じったような曲が
なかなかカッコいい感じだったので、もっとじっくり聴いてみたい。
サントラは<買い>だな!!!
でも、なぜか今日一日
『ゴッドファーザー』のテーマ曲が私の頭から離れません。何故なんだ?!
やっぱり偉大な映画っつうコトだな。マフィア・・・で連想させられたんだもんな、きっと。
さて、この映画。
予告で観て、久しぶりにマフィアでサスペンスなコノ手の映画をみたいと思ったし
ゴールデングローブの最優秀監督賞をマーティン・スコセッシ監督が手にしたし!
---ということで観に行ってみました。
確かアカデミー賞にもノミネートされているよね?
マフィアに潜入した警察の男 VS 警察に潜入したマフィアの男
マサチューセッツ州警とマフィアの騙しあいと暴きあいの物語。
ディカプリオは犯罪者の一族に生まれてしまった自分の過去と決別し
自分のアイデンティティを見出したかった警察官。
激しさと繊細さとの中で苦悩する役。
レオ様はね〜、どんどん演技上手くなってきたな〜と思うんだけど
彼は「賞」というものに見放されているのでしょうか?だんだん気の毒になってきたよ。
あの童顔がいけないのかしら?(苦笑)
マット・デイモンはマフィアに育てられて、エリートコースまっしぐらな警察官。
非のうちどころがないかに見える彼は、自信に満ちて、富と権力に恋焦がれる。
彼はおぼっちゃんなお顔立ちで役どころにあってるんだけど
特に最後がちょっと浅い感じがしたかもな。
ジャック・ニコルソンは、そりゃ文句なくお上手だし、その存在感たるや・・・なのですが
ちょっとやり過ぎっていうか何ていうか。アナタ、顔の筋肉柔らかすぎですからっ!
これってコメディか??って思うほど。
私は少し苦手です。
俳優陣の中でいちばん良かったのは、毒舌でまくしたてるディグナム巡査部長かしら。
勢いあるねっ。唾が飛んできそうだよー。
最後のシーンの、あの物哀しそうな“目”がすごく良かったですv
オリジナルの方の香港映画「インファナル・アフェア」は私、未鑑賞でして・・・。
比べようがないのだけど
マフィアものっていうともっとおどろおどろした部分があるのかと思いきや
さすが?ハリウッドリメイク・・・妙にカラっとしております。
香港版のトニー・レオンとアンディ・ラウの絡みのほうが深そう、エグそうだな。
おしっ!観てみよう「インファナル・アフェア」あ、でも・・・3部作か。
ちょっと手間かかるな(笑)
それにしても、アメリカは“ネズミ”もデカイんだね。
ラストシーンのベランダのネズミに、私かなり 釘付け でした。
あの意味は・・・?何か隠されていませんか?メッセージが・・・。
私、わからないんです↓↓↓ 誰かわかった方教えてください。
わかるまで、何度でも観ろ!なのかな・・・?
男は、死ぬまで正体を明かせない。THE DEPARTED
監督賞を獲得だもの。
マーティン・スコセッシ監督は、とってもマニアックな映画監督らしいもの。
音楽の使い方にもセンスが感じられるもの・・・。
私なんぞには、気付けてないもっともっと奥深さがあるはずだわ、この映画。
映画レビュアーの皆さんのほとんどは香港版のオリジナルの方がずっといいっ!って
おっしゃっていて、割とレビューが辛口の方が多いんだけど
それは、きっとディカプリオとマット・デイモンがツルンとした
綺麗なお兄さんたちすぎるからじゃないかと・・・。ライト級に仕上がっているとなんというか。
サントラをじっくり聴いた後に、もう一回観たい映画です。
ところで、女医さんのマデリンのお腹の子はコリンの子じゃなくて、ビリーの子ですよね?!
映画ディパーテッド公式サイト
2006年/アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
制作:ビラッド・ピッド!!
音楽:ハワード・ショア(最近ではロード・オブ・ザ・リングとか)
主演:レオナルド・ディカプリオ @ビリー・コスティガン
マット・デイモン @コリン・サリバン
ジャック・ニコルソン @フランク・コステロ
マーク・ウォールヴァーグ @ディグナム
ディパーテッド・サントラ(視聴できるよ)
December 11, 2006
映画 ブロークン・フラワーズ

DVDで鑑賞。予告でチェックしてすっごく観たかったロードムービー。
かなりインスパイアされた今回は、ネタバレ度が高いのでご承知を。
かつてのドン・ファンに届いた一通のピンクの手紙。
「あなたと別れて20年。息子は19歳になります。
別れてから妊娠に気付きあなたの子を一人で育てました。
その想像力の豊かなの子が旅に出ました。父親探しの旅に・・・」
いや〜、参った!タイプライターを打つ音にかぶせて始まる
オープニングの60年代っぽいレトロちっくな音楽に、完全ノックアウトでした。
もう、この時点でサントラ購入を即決していたといっても過言ではありません。
2日後にはamazonからサントラが届き、クリスマスソングそっちのけで聴いております。
家中の電気を消してアロマキャンドルの灯りだけで、このCDを聴くエキゾチックタイム?!
いい感じです。
この映画のジム・ジャームッシュ監督の作品は
他には「ストレンジャー・ザン・パラダイス」くらいしか観ていないんだけど
この映像作家・・・の彼の作品のサントラは
どれも凝ったつくりで、マニアックな雰囲気で有名なんだそう。
「コーヒー&シガレッツ」も気になっていた作品。
とにかく!インディペンデントなにおいが、ムンムンする監督ですよね。
今回のサントラは
この映画のためにスコアを書いたものではなくて
コンピレーションアルバム=つまりジャームッシュ監督の
“マイベスト”的なつくりとのこと。そのセンスのよさには唸ります、ホント。
まず「エチオピアン・ジャズ」----妖しい。そんなジャンル今まで知りませんでした。
何かね、思わず顔がにやけちゃうようなメロディラインなんだよね。
とぼけっぷりが可笑しいというか何というか。
ビル・マーレイ演じる、昔はプレイ・ボーイだった中年男のカサカサな日常。
まるで人生をなめてかかっているような、やる気の全くなさそーな
ふて腐れたような、気だるそうな空気感に
この音楽たちが、にゅうぅ〜って入ってくるのだ。
“情けな〜い感じ”にも見事に嵌っていて、ほんっと可笑しい。
よく見つけてくるよな〜こんな曲を・・・。
それから、さりげなくマーヴィン・ゲイがかかったりして、オサレ感も損なわず。
---と思えば、ハードコアなメタル曲がかかったり、聖歌がかかったり。
果ては、カンボジアン・ロックまで。すごい編成でしょう?
なのに、全体を通して“昭和歌謡”な雰囲気を漂わせている
何とも不思議なサントラなのです。
いきなり音楽のことから書いたけど、映画の中身も、ナカナカのものです。
でも、2005年カンヌ映画祭審査員特別グランプリ受賞作品という割には
ブログなどの評はあんまり高くないみたいなの、何で?ナンデ??なんで???
映画館ではそこかしこから鼾も聞こえてたと・・・。
私、かなり良かったんだけど。今年1番!って言いたいくらいなんだけど。ありり?!
情けないのよ、とにかく。
かつての栄光はどこへ?!ってかんじで
中年オトコが人生に疲れて、毎日毎日フレッド・ペリーを着てるところがさ。
だけど、ゆるりゆるりした中に、ユーモアとペーソスがさりげなく配されている感じで
何か好感がもてたんだよね。
ドンファンが、自分の息子かもしれないっと思える子の前で
それまでの彼からは想像できないような、似つかわしくもないような
哲学を語っちゃったりして(質問されたとはいえね・・・)
父性に目覚めて気味悪がられて逃げ出されるところなんぞ
そんで思わず走り出しちゃって、ひとり置いてきぼりを食っちゃうところなんぞ
それがまたすごく情けないかんじで
でも 「何かこれが人生って感じだな〜」 なんて思ったりして。
チャーミングなんです。おじさんったら。うん、すっごくチャーミング!!
それと、セリフがシンプルな英語で、短いのがいい。
微妙な“間”や表情を、ぐーっと引き出して、印象付けていると思う。
ドキュメントにも見えてしまうくらいに会話が自然なの。
この会話の微妙な間が、彼らの“今までの時間”をすごく上手く表現しているんだね。
それが俳優さんたちの存在感や、映像美や音楽をより際立たせて
お互いに高めあっている感じがする。ビル・マーレイ、はまり役かもしれないな〜。
爽やかなシャロン・ストーンもいいわね♪と思えたり
ジェシカ・ラングの「私は女優よっ!っ」て胡坐をかく存在感も堂に入ってた。
「ナルニア・・・」で白い魔女だったティルダ・スウィントンの黒髪もおっかなくてよかったし。
衣装やインテリアもおしゃれで“ためになる”かんじなんだけど
何がいいって、そりゃもうその色使いが素晴らしい!!!!!
色の勉強をしている人は 観るべき映画 だと思う。
「ピンク」の手紙から始まるこのストーリーにはいろんなピンクが出てくる。
ドンの女性遍歴を物語る女優人たちにあわせたパーソナルカラーともいえる
キャラクターカラーに合わせたピンクと
そのイメージにあわせて花を選び、ラッピングされたブーケ。
お墓に手向けられた5つ目のブーケのその色と花を見て
私たちは今は眠るその彼女への想像を掻き立てられることになる。
きっと穏やかで優しい人だったんだろうな・・・ドンの心の安らぐ場所だったに違いない
・・・なんて、ね。
ドンがお墓のそばの木に寄りかかって、彼女と話をし始めると
ひっそりと雨が降ってくる・・・すごく印象的なシーンです。
墓地の雨に濡れた、鮮やかな緑とピンクのブーケのコントラストが余韻を残します。
花やタイプライターだけじゃなくて、バスローブやケータイや洋服や小物もいろいろ、
アイメイクやチーク、マニキュア、ドーラたちと食事のロゼワインなどなど
ショッキングピンクからローズピンク、ウォーターメロンなピンクまで。
それから、黄色も緑も赤も青も----この映画には、なんてたくさんの美しい色が
登場してきたのでしょうか?でも、ひとつひとつがとつがみんな違う。楽しかった!
「黄色」も、いかったなー。
いちばん綺麗だったのは森の緑と道路の追い越し車線の黄色。
ペニーの家に向かう道すがらだんだん山手へ入っていって紅葉が進んでいく
黄色からオレンジへのグラデーションもすごく良かった。
無造作に転がっているとうもろこしも・・・夕日も。
スパイスとして使われている「赤」もいい脇役だったし。
たまに通る赤い車や、異様に鮮やかに光っているテールランプの赤も
交通標識のSTOPの赤も、細かいディティールへのこだわり度の高さを
うかがわせるものだったと思う。
でも、何と言ってもこの映画での色は「青」なの。
ピンクよりも断然「青」の美しさがダントツ!!!
オープニングのUSメールのブルーのポストに始まり、郵便配達の人の制服に
ドンの紺のスーツやシャツの色、家の壁やドア、家具や絵やベッドカバー。
ブラウン管に映る映画のブルーグレーに、車のナンバー、ワーゲンの水色。
飛行機のシートや小さな四角い窓から見える高度何千メートルの空。
空港の青、夜の帳が下りてくる頃の何ともいえない深みと憂いのある蒼。
白いTシャツやシーツに映りこむ、朝もやの少し冷たい青などなど・・・。
後半は もう、うっとりとその色の洪水に酔いしれていました 私。
カメラワークもすごく単純で短めのカット割なんだけど、すごく計算されてるの。
例えば車のフロントガラスから臨む望むいろんな天気の空と
ルームミラーに映るドンの目元だけで、すごくたくさんのことを表現しているところや
助手席のガラスから流れる車窓から見せる景色や、色の移り変わりで
それぞれの街の特徴づけがしっかりされているところ。
対向車線を走る車種の選び方、
そしてドンがルームミラーを通して見ているリアウィンドウの景色を見せて
時間の経過や季節感を見事に映し出す---なんて芸当、さすがです。
これぞアメリカロードムービーの金字塔!って気がしました。
そこに、ほんとに音楽がうまく絡んでるのさ。ウマイねえ!!
“ブロークン・フラワー”---なドンの部屋にいけられたピンクのバラは
シェリーが彼とのお別れにいけてくれたのよね・・・。
あ〜ぁ、枯れちまったぞぉ。-----つまり?!-----いや、わからん。
とにかく それはそれは美しいピンクのバラ であったことには間違いありません。

amazonで、ほんの30秒ずつですが、このサントラが全曲試聴ができます。
でも、公式サイトでも音楽はふんだんに流れて、画像もチェックできるので
興味を持たれたら、ぜひ覗いてみてくださいまし。
いやあ〜、ついつい熱く語りすぎて、こんなにも長くなってしまいました。
(ちょっと反省)
BROKEN FLOWERS
2005年/アメリカ
監督&脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:
ビル・マーレイ @ドン・ジョンストン
ジェフリー・ライト @ウィンストン
シャロン・ストーン @ローラ
フランセス・コンロイ @ドーラ
ジェシカ・ラング @カルメン
ティルダ・スウィントン @ペニー
ジュリー・デルピー @シェリー
ブロークン・フラワーズ公式サイト *注:いきなり音が出ます
October 27, 2006
音楽バトン
三重在住のやえさんから頂いたバトン。
嬉しいぢゃないですかっ!こんなワタクシに音楽バトンなどまわしてくださるなんてっ。
どうもありがとう♪やえさんv
彼女は、風水やアロマにハマっていらっしゃるとのこと。
彼女のブログには癒されグッズが満載ですよ。
さてさて、お題。
1.着信音は?
えーと、グループによって曲を変えてますが
メインのヤツは Soul Bossa Nova
映画「オースティン・パワーズ」のサントラ
クインシー・ジョーンズは偉大ですな、ほんま。
私、このおバカ映画が好きです。かなり。
2.メールの着信音は?
曲名なし。
もともとその機種に入っていた効果音2とか、そんな感じ。
お水がポタッポタッて落ちるような音のするヤツ。
3.目覚ましの音は?
夜更かしっ子で、ナカナカ起きられないので15分おきくらいに
携帯がなるようにしているんだけど
その中でも好きなのは、映画「アメリ」の曲。テーマ曲?
「LA VALSE D'AMELIE」
この映画も音楽がいいですよね。
アメリのサントラ
この映画の色使いも好きさ。
オドレイには、あのまま大きくなって欲しくなかったような…。
4.元気になる曲
もうずいぶん古い曲になってしまいましたが
BASIAと葉加瀬太郎のコラボ曲「So Nice!(SummerSamba)」
自分の結婚式のとき、お開きの曲に使って以来、車でも大音量でよく聴きます。
「サマーサンバ」は、私もEL時代に結構苦戦した曲で
スローなサンバ特有の拍の取り方がうまいこといかなくて
なかなか“マル”をもらえなかった曲。
でも、この葉加瀬さんとバーシアのアレンジは
その情けない思い出をすっかり忘れさせてくれるような“アップテンポ加減”が好きです。
The Best Track
5.泣ける曲
Navy&Ivoryの「指輪」
結婚式当日の新郎の気持ちを歌った歌。
泣いちゃうんだな〜、これが。何度聴いても泣いちゃうんだな〜。
インディーズから火がついた彼らの曲は、どれもナチュラルであったか。
指輪
まだ聴いたことない人は試聴もできるので、是非!
6. ストレス発散
うーん、音楽を聴くこと全般でストレスを発散しているので、難しい選択だな〜。
ストレスを軽くするには、好きなピアノの音色がやっぱりいちばんいいのかなと思う。
これという曲がいま思い当たらないけれど…。
まあ、ソナタか協奏曲ってことかな。
7.移動中
最近はというと、移動中は
主にウエディングパーティのシーンで使う曲のチェックタイムとなってしまっているけど
何も考えなくて良かったら何となくかけたくなるのは…
秋も深まってきたことだし、渋めのソウルとかもいいかなー。
あ、でも今ぱっと思い浮かんだのはタック&パティ。
「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」「オン・ア・クリア・デイ」とか
スタンダードナンバーのアレンジ力に脱帽!
タック&パティ・ベスト〜アズ・タイム・ゴーズ・バイ〜
タックの超人的なギターテクニックに酔いしれ、
パティの楽器というか、まるでパーカッションのような歌いっぷりににんまりしていると
あっという間に会社についてしまうんだよね。
8.寝る前
すーっと肩のチカラが抜けていくのは、やっぱり「グレコリオ聖歌」
ブログを書いている時間から、少しずつクールダウンするために聴くことが多いかも。
これからかけようっと。
グレゴリアン・チャント ~グレゴリオ聖歌
9.カラオケ
全くしないんです。今は。
ホテルに勤めていた頃や、冬山(スキー場のこと)に篭っていたころは
よく行ってたけど、その頃に歌っていた曲は、きっともう古典ですね。
最後にカラオケ歌ったのは、いつだったか全く思い出せないよ。
でも明日、どうしてもカラオケに行かなくちゃいけなくて
どうしても歌わなくちゃいけなかったとしたら…
中島美嘉とか歌えたらカッコええのにな。
10.次にまわす人
そりゃもう。
私に「ブログ」ってものの存在を教えてくれた、沖縄のあ〜や〜 へバトンタッチ!
いかがかの?
こうやってみると私、音楽と仕事と絡まりすぎだな。
もうちょっと自由にいろんな曲聴かないとな〜。
嬉しいぢゃないですかっ!こんなワタクシに音楽バトンなどまわしてくださるなんてっ。
どうもありがとう♪やえさんv
彼女は、風水やアロマにハマっていらっしゃるとのこと。
彼女のブログには癒されグッズが満載ですよ。
さてさて、お題。
1.着信音は?
えーと、グループによって曲を変えてますが
メインのヤツは Soul Bossa Nova

クインシー・ジョーンズは偉大ですな、ほんま。
私、このおバカ映画が好きです。かなり。
2.メールの着信音は?
曲名なし。
もともとその機種に入っていた効果音2とか、そんな感じ。
お水がポタッポタッて落ちるような音のするヤツ。
3.目覚ましの音は?
夜更かしっ子で、ナカナカ起きられないので15分おきくらいに
携帯がなるようにしているんだけど
その中でも好きなのは、映画「アメリ」の曲。テーマ曲?
「LA VALSE D'AMELIE」
この映画も音楽がいいですよね。

この映画の色使いも好きさ。
オドレイには、あのまま大きくなって欲しくなかったような…。
4.元気になる曲
もうずいぶん古い曲になってしまいましたが
BASIAと葉加瀬太郎のコラボ曲「So Nice!(SummerSamba)」
自分の結婚式のとき、お開きの曲に使って以来、車でも大音量でよく聴きます。
「サマーサンバ」は、私もEL時代に結構苦戦した曲で
スローなサンバ特有の拍の取り方がうまいこといかなくて
なかなか“マル”をもらえなかった曲。
でも、この葉加瀬さんとバーシアのアレンジは
その情けない思い出をすっかり忘れさせてくれるような“アップテンポ加減”が好きです。

5.泣ける曲
Navy&Ivoryの「指輪」
結婚式当日の新郎の気持ちを歌った歌。
泣いちゃうんだな〜、これが。何度聴いても泣いちゃうんだな〜。
インディーズから火がついた彼らの曲は、どれもナチュラルであったか。

まだ聴いたことない人は試聴もできるので、是非!
6. ストレス発散
うーん、音楽を聴くこと全般でストレスを発散しているので、難しい選択だな〜。
ストレスを軽くするには、好きなピアノの音色がやっぱりいちばんいいのかなと思う。
これという曲がいま思い当たらないけれど…。
まあ、ソナタか協奏曲ってことかな。
7.移動中
最近はというと、移動中は
主にウエディングパーティのシーンで使う曲のチェックタイムとなってしまっているけど
何も考えなくて良かったら何となくかけたくなるのは…
秋も深まってきたことだし、渋めのソウルとかもいいかなー。
あ、でも今ぱっと思い浮かんだのはタック&パティ。
「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」「オン・ア・クリア・デイ」とか
スタンダードナンバーのアレンジ力に脱帽!

タックの超人的なギターテクニックに酔いしれ、
パティの楽器というか、まるでパーカッションのような歌いっぷりににんまりしていると
あっという間に会社についてしまうんだよね。
8.寝る前
すーっと肩のチカラが抜けていくのは、やっぱり「グレコリオ聖歌」
ブログを書いている時間から、少しずつクールダウンするために聴くことが多いかも。
これからかけようっと。

9.カラオケ
全くしないんです。今は。
ホテルに勤めていた頃や、冬山(スキー場のこと)に篭っていたころは
よく行ってたけど、その頃に歌っていた曲は、きっともう古典ですね。
最後にカラオケ歌ったのは、いつだったか全く思い出せないよ。
でも明日、どうしてもカラオケに行かなくちゃいけなくて
どうしても歌わなくちゃいけなかったとしたら…
中島美嘉とか歌えたらカッコええのにな。
10.次にまわす人
そりゃもう。
私に「ブログ」ってものの存在を教えてくれた、沖縄のあ〜や〜 へバトンタッチ!
いかがかの?
こうやってみると私、音楽と仕事と絡まりすぎだな。
もうちょっと自由にいろんな曲聴かないとな〜。
July 31, 2006
映画 髪結いの亭主

フランス映画[髪結いの亭主]
先日、ROCK POOLでも話題になったこの映画。私も大好きな作品のひとつ。
ストイックで、コミカルでな主人公のオヤジがエロかわいい(倖田來未?)
一歩間違うと、ただのストーカー親父かと思いきや、そこがフランス映画のなせる技。
恋物語であります。静かなる激情、狂気。
ショッキングなラストシーンもさることながら、変なベリーダンス?を
少年が踊る妙なオープニングシーンも忘れられません。
何といってもこの映画を美しく仕立てているのは、マイケル・ナイマンの音楽。
彼独特のオーケストレーションは映画のシーンを静かに回想させる。
悲劇的なラストシーンを印象づける11曲目のピアノソロが秀逸。
マイケル・ナイマンのスコア6曲の間に入ってくるアラブ歌謡曲とのバランスもとってもよくて
適度なオリエンタル感、小気味よく単調に繰り返されるリズム、キレのいいこぶしまわし・・・
全11曲28分で短めだけれど、 とてもよく出来たサントラだと思う。
カンヌでパルムドールを獲得した「ピアノ・レッスン」がいちばん有名なのかもだけど
私には、この「髪結いの亭主」が映画の内容とあわせて考えたらベストワン。
家でも車でもよく聴くので、持ち出したり持って帰ってきたりしているうちに
ちょっとキズものにしてしまったほど・・・。
アラブ音楽って独特のリズムで、不思議なグルーブ感があるよね。
映画そのものも、年齢を重ねるごとに捉えるものがバシバシ変化しそうな
“スルメ映画”であります。
マイケル・ナイマン・・・といえばイギリスのサントラ巨匠?
最近は癒し系のコンピにもよく顔を出してる。
彼の手がけた映画だったら「リバーティーン」でしょうか?
ジョニー・デップ主演。彼に それでも俺のこと好き? と云わしめる映画。
デッドマンズ・チェストの陰に潜んでいて、というより
内容的にも一般ウケはしないのかしらね。
上映しているところも少ないようで、あまり売れていないみたいだけど。
日本でDVDが発売されるのを待ちましょ。
でもナイマンの音楽はやっぱり美しい。
(今も リバティーン公式サイト のBGMを聞きながら書いています)
髪結いの亭主サントラ Amazon
髪結いの亭主DVD Amazon
このレビューを書いていてDVDを買うことに決めました♪
July 21, 2006
映画 ハウルの動く城

今日、テレビで『ハウル』やってますね。
私は、確か劇場で初日に観た気がします・・・なので、BGVにしながらブログ書いてます。
そういえば書いてなかったなと思い出して。
予告編を見て、木村くんの声カッコええやんっ!と思って初日に観に行ったんだけど
いちばんインパクトがいちばんあったのは美輪さんだった。
マルクルの「待たれよ〜」はやっぱり可愛いね。
メッセージは
戦争なんてもんは
敵でも味方でも関係ない、それは何も生み出さない無意味な行為であるということでしょうか?
○○○ながら、じゃなくてちゃんと観ないとメッセージはちゃんとわからない、な。
でも、宮崎監督の緻密さ(時代考証?とか情況描写の緻密さ)は、他の追随を許してないと思う。
私はこの映画はサントラの印象が強いもののひとつ。
(これについては 前の記事 で書いてます)
夏休みだから、宮崎作品なのね。今度はトトロなのね。
私は宮崎作品では映画なら「ラピュタ」が好きさ♪
あとは「コナン」と「ハイジ」も宝物のような作品です。