ロードムービー
June 23, 2007
映画 リトル・ミス・サンシャイン

DVDで鑑賞。
あ゛〜何ヶ月ぶりの映画レビューなんでしょう・・・。
最近、映画館に行く時間がなかなかとれず、行っても寝てしまったりしてました。
その作品名は、ここでは書かないことにしておこっと(笑)
DVDはそれなりに、週1本くらいのペースでは観ているんはずなんだけど
ここに書きたい!と思うような作品に、あまり出会えていませんでした。
たしかこの映画、すっごく評判が良かったのですよね?
最初、B級なニオイのする映画だなーと思ったのだけど、それがたまらない感じで。
俳優さんたちが、みんないいのだ★
あんまりお金のかかってない、こういう映画こそ
アメリカ映画の生き残りの道のような気がしてならないわ、私。
アリゾナに住んでいるフーヴァー家で繰り広げられる「家族」がテーマのロードムービー。
アメリカのロードムービーは、もともと、好きなジャンルです。
超オンボロの黄色いワーゲンのミニバスに乗って、アリゾナからカリフォルニアまで
"押しがけ"を繰り返し、旅をしながら、だんだん家族の絆は深まっていく。
ちょうど最近、一気に読んだ、重松 清さん著「流星ワゴン」も
ドライブをしながら崩壊した家族が再生していく物語だった。
「流星ワゴン」はワインレッドのオデッセイだったし、話の種類は全然違うけど
家族の絆が丁寧に描かれて、再生していくというテーマは一緒だなぁ。
最近「家族」・・・っていうテーマに敏感になっているのかしら?

赤いファット・スーツに身を包んで
ビューティー・クィーンを夢見る女の子:オリーヴを演じるのは
ポスト"ダコタ・ファニング"・・・って言われているらしいアビゲイル・ブレスリンちゃん。
ミスコンで優勝した時の、イメージトレーニングにも余念のないオリーヴは
アイスクリームが大好きで、顔の半分くらいあるようなネガネをかけた田舎の女の子。
腰をクネらせて、おじいちゃんっ子のファニーキャラなのよー。それだけで高得点よねぇ。
えー、この子が?ミスコン???って感じなんだけど、本人はかなり真剣!!
ヘロイン中毒のおじいちゃんのダンス指導?のもと
日々努力を惜しまなかった彼女に、ある日、カリフォルニアで行われる
“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに参加できるチャンスが廻ってきた。
でも、フーヴァー家には、どうも風が通っていなくて、
家族はみんな胸の中に一物を溜め込んでいるかのようで
みんな、オリーヴちゃんの 《ミスコン参加》 を応援することで
何とかバランスを保っているものの、一発触発なムードが漂っているの。
それが、旅の途中で起こる出来事を、ひとつずつクリアするたびに
今まで淀んでいた空気が少しずつ流れ始める。
まるで珍道中・・・だけど、すごくあったかな笑いに包まれた、愛おしい素敵な映画。
どこかにオフビート感が漂っているのも、この映画が愛される理由かも。
お兄ちゃんドウェーン役のポール・ダノが、私は特に好きだったわV
でも、とにかく名優揃いなこの作品。おすすめです!!
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リトル・ミス・サンシャイン公式サイト
*予告編から始まるので音がでますよ♪
*特に、エキサイトしているアビゲイル・ブレスリンちゃんには要注意?!