和食

December 10, 2007

貴重な和食屋さん

12月も中盤となり、クリスマスまであとわずか…。
我が家もBGMと心ばかりのクリスマスのデコレーションとパネトーネで
気分を盛り上げています。。。が、全然関係ない話を。

とにかく寒い(苦笑)軽井沢のクリスマスイルミネーションも
空気が澄んでいるだけになかなか素敵なのですが
でも人が少なくなったな〜というのが、やっぱり正直なコメント。
11月末で冬眠に入ってしまうカフェやお店だらけなのが、実は哀しい現実です。
仕方ないよね、夏と冬の人口があまりにも違いすぎるし。。。

酢重002

でも、木々の葉もすっかり落ち
冬の装いとなった街並みをお店の中から、暖かい飲み物でもいただきながらボヤーっと見ている
・・・そんな時間も、実は意外に好きな軽井沢の冬の過ごし方。

ここのお店も、冬は静かでいいです。
そして軽井沢には貴重な、和食の定食が食べられるお店。

酢重

イルミネーション見学の前後にもおすすめのレストランがこちら「酢重正之」さん。
旧軽ロータリーのすぐ近く。2階の席からはイルミネーションが見えると思います。

軽井沢通の方には、もと「ジーンズショップ摩耶」があった場所と申し上げた方がいいのかしら。
摩耶がなくなってしまった時には、淋しい思いをしたものですが。。。
お隣は、蕎麦ダイニングの川上庵 二次会なんかでもお世話になっているお店です。
ここも、もと「ソニープラザ」のあったところ…と言った方がいいかな?

この「川上庵」と「酢重」は棟続きで、設計師さんも同じ。一目見て同系列のお店とわかるお店。
そして「川上庵」は麻布十番と青山に、「酢重」は丸の内にそれぞれ東京にも出店しているから
ご存じの方もいらっしゃると思います。
つまり田舎ちっくなお店ではなく、小洒落た和風ダイニング系のお店。

下はこのお店のコンセプトを表す写真かな(って気がしている)

酢重003

熱ムラが少ないという球体に近い形の銅鍋でご飯を炊いている酢重さん。
熱のまわりがいいので、ごはんが立つんだそうです。
この銅鍋は軽井沢の銅職人の方がつくっているオリジナルらしい。

このカウンターで、銅鍋から炊きあがりのご飯の湯気があがっている感じが
何だか、冬のお家の中の温かさを象徴しているみたいで
私は“冬の酢重さん”が好きなのかも。

酢重004

熱燗でいくのもいいし、ストーブでぬくぬくしながら、キンと冷えた吟醸酒ってのもいいなー。
先日は昼間だったので、私は黒酢酢豚定食をいただきましたが。。。

酢重005


お味噌やお醤油を自分のところで作っているここのお味噌汁は、麹の甘味がたっぷりして
ほっとして、おかわりしたくなるような味です。
具だくさんなので、お腹いっぱいになるんだけどね。

酢重正之 公式サイト *内容はあんまり充実していないサイトだけど…
酢重正之 
軽井沢町軽井沢6-1
TEL:0267-41-2007

川上庵 公式サイト  
そういえば、先日愛知からいらっしゃった結婚式のお客様と一緒に「川上庵」に行った時
「くるみダレせいろ」をおすすめして
新郎新婦とカメラマンと私とで4人で同じメニューを食べたけど
「こんなお蕎麦初めてです!すごく美味しい!!来るたびに軽井沢が好きになります」
なんて言ってくださったんですぅ。すごく嬉しかったなー。「川上庵」さんのおかげです。感謝!
ここは、ワンちゃんOKのテラス席もあるので、いつもお席がいっぱいになるお店なんですよ♪
川上庵 
軽井沢町軽井沢6-10
TEL:0267-42-0009

takamaien_n at 23:12|PermalinkComments(2)TrackBack(2)

March 01, 2007

みちのくふたり旅 その6

銀山温泉の旅館藤屋さんは、その異彩を放つ外観と、青い目の女将ジニーさん
(数年前の公共広告機構のCMの
「ニッポン人には、日本が足りない。」っていうコピーで有名になった人)が、とにかくキャッチーなので
能登屋さんと並んで注目を集めるところだけど-----
お料理の美しさ、美味しさは、まだあまり取り上げられていないみたいだった。どうしてだろう。

【一献】はジニーさんお手製の甘いブルーベリーの食前酒。

乾杯の後は、これまた、ジニーさんの故郷の近くナパバレーのワインで、夕食が始まった。
藤屋のごはん1

繊細なグラス。
旅館中にオーダーメイドがいっぱいなんだ!とスタッフの方がおっしゃっていたけど
このグラスもそうかしら。軽くて、すっぽり掌になじんで、ナントもお酒がすすむのだ。

藤屋のごはん2

春近し 如月献立---と板長の筆文字で綴られた献立書に 【羽前の旬彩】 とある。
養老赤海鼠 蛸菜種漬 真つぶ磯貝 合鴨ロース煮・・・ 春を感じますね。

藤屋のごはん3藤屋のごはん4
そして【吸物】潮ちり仕立 寒鯛

北大路魯山人がデザインしたといわれる「金銀日月椀」・・・素晴らしかった。

黒地に金と銀の円を交互に配置した、一見、単純そうに見えるこのデザインだけど
計算しつくされた美しさが、そこにはあると思う。魯山人というお方は、やはり天才だのだわ。
こんな器でお吸物がいただけるだけでも、ここに泊まった価値があったというものデス。
寒鯛もほろほろっと柔らかく、柚子の香りで、ふくよかさ倍増!

藤屋のごはん9
そして【割鮮】

黒曹以(クロソイ)
これはどちらかというと釣り人の魚・・・つまり、あまり市場には出回らない魚だと聞きました。
北海つぶ貝に帆立に、なんと言っても珍しかったのは、サエズリ=鯨の舌。
私は初体験だった。
脂がのって口の中で蕩けそうというか、まったり!!な食感。独特なのね。
完全にこれは酒の肴。辛口のシャンパンとかどうかしらねー、合いそうな気がする。

藤屋のごはん5藤屋のごはん6藤屋のごはん7

このあたりから、私、酔っ払ってます。もう写真がテキトーだもの(笑)

【鉢物】寒ブリ大根
   ・・・板前さんの“仕事してる”出汁がたまらないっ。こんなに美味しいブリ大根は初めてです。
【焼物】松島産の牡蠣伝宝焼
   ・・・これもグッドアイディア。さっそく自宅でも試してみたけど
   <牡蠣と葱と甘味噌とチーズ> 合うぅ〜。この組み合わせ驚き。クセになりそう。
【蒸し物】雲子豆乳蒸
   ・・・雲子がこれでもかっていうくらい入っていて、食べきれないほど。餡も最高だったなー。

そして【強肴】
チョイスメニューだったので、私はズワイ蟹に、KUROは尾花沢牛に。
すっかり写真は忘れてます(汗)

これから【御飯】と【水菓子】かー、もうお腹いっぱいでこれ以上無理!!
もう、別腹もないよーと思っていたら・・・
「御飯と水菓子はお部屋の方へご用意させていただきます。
お風呂でもゆっくり入られて、宜しければお夜食としてお召し上がりください」だって。 嬉!
藤屋のごはん8

お風呂のハシゴをして、エネルギー消費をタップリ?して、もちろんしっかり頂きました!
お風呂上りのフルーツの美味しいこと♪

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そして翌日の朝ごはん。朝からやっぱり 幸せ が、てんこ盛りなのだ!
まず、この黒い土鍋で炊かれたご飯に、期待がますます膨らみ、おこげも香ばしく。
藤屋のごはん10

生ハムのサラダに、豆乳豆腐に、焼鮭に、納豆とあおさ海苔を混ぜたのに、出汁巻き卵に、お新香に
・・・後はなんだっけ?
藤屋のごはん11

他にも2、3品あったはずだけど、記憶が曖昧になってしまった。ダメね。

藤屋のごはん12

とにかく食器も素晴らしくて、目にも舌にも楽しい大絶賛のお料理の数々だった。
板長にお目にかかれなかったのが、唯一の心残りかな。

藤屋1藤屋2

最後に写真をもう2枚。私が藤屋の中で、好きになった場所というか、風景。

右は、2階の窓辺のイス。ちょっとしたライブラリーコーナーになっていて
日差しが差し込みポカポカしそう。時間があったら、ここで微睡みたいところだ。

左は地下にあるお風呂からあがってくる階段から天井を見上げたところ。 この採光!
これからの日本の家づくり(特にお風呂のあり方)に、影響力があるように思うのは私だけ?
「バス空間は、究極の超私的リビング」だって、先月読んだある月間誌で特集されてたな・・・。

こんな風に、昼と夜で全く表情を変える---それが「旅館藤屋」のいちばんの魅力なのかも。

正直言って、私たちが「藤屋」に泊まるなんて、どう考えても“分不相応”だったかもしれない。
確かに“高いお買い物”だったけれど、でも、いろいろインスパイアされたかったのだ。
いい経験させてもらえたな・・・と思う。意味のある授業料払ったつもりで、またがんばって働こう。
旅ってやっぱいいね。

戻って数日後、女将からお礼のはがきが届いた。猪のシールが貼ってあった。
ありがとう、ジニーさん。

銀山温泉旅館藤屋公式サイト山形県尾花沢市大字銀山新畑443
TEL:0237-28-2141


takamaien_n at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(1)