山本勘助
May 15, 2007
白とピンクのグラデーション
桜の写真をもうひとつ。
長野の東信エリアで、桜の名所といえば、上田城址や小諸城址が有名。
特に山本勘助が築城したといわれる小諸城址は
今年は『風林火山』ゆかりの地ということで、さらに盛り上がったことでしょう。
毎年、お花見の提灯が出ている頃に、夜桜を見に行くのですが
今年は行けなかったので、この八重桜を見に・・・。
日が傾いてきた時間で、ハレーションもおこしていますが、実は気にいっている写真。
桜の木の下に入ると、何だか幸せな気分に。
可愛いよね。八重桜って!!
コロンとしていて、グラデーションしている色が何ともいえないカンジで。
写真を撮っていたら、ひとりで来ていた男の子が
22年間小諸城で草笛を吹き続け、旅人を慰めてくれていたという
横山祖道さんというおじさんの吹く草笛版「千曲川旅情の歌」のテープのボタンを押してくれた。
なんてノスタルジック!
懐古園に行くことがあったら、その草笛の音色を聴けるジュークボックスみたいなのが?
天守台近くにあるので
ぜひそのボタンをポチっと押してみてくださいね。
(あ、これは無料だけど・・・その音のする箱のコトをなんて言ったらいいか、わからなくて・・・)
長野の東信エリアで、桜の名所といえば、上田城址や小諸城址が有名。
特に山本勘助が築城したといわれる小諸城址は
今年は『風林火山』ゆかりの地ということで、さらに盛り上がったことでしょう。
毎年、お花見の提灯が出ている頃に、夜桜を見に行くのですが
今年は行けなかったので、この八重桜を見に・・・。
日が傾いてきた時間で、ハレーションもおこしていますが、実は気にいっている写真。
桜の木の下に入ると、何だか幸せな気分に。
可愛いよね。八重桜って!!
コロンとしていて、グラデーションしている色が何ともいえないカンジで。
写真を撮っていたら、ひとりで来ていた男の子が
22年間小諸城で草笛を吹き続け、旅人を慰めてくれていたという
横山祖道さんというおじさんの吹く草笛版「千曲川旅情の歌」のテープのボタンを押してくれた。
なんてノスタルジック!
懐古園に行くことがあったら、その草笛の音色を聴けるジュークボックスみたいなのが?
天守台近くにあるので
ぜひそのボタンをポチっと押してみてくださいね。
(あ、これは無料だけど・・・その音のする箱のコトをなんて言ったらいいか、わからなくて・・・)
November 28, 2006
山本勘助
去年から今年にかけて読んでいる小説は、気が付いてみたらほとんどが歴史小説。
(いや、もともと読んでいる数が少ないので、○○繋がりとかなると
偏っていってしまうだけの話でした。すんません)
最近読んだのは、来年の大河ドラマを意識して“山本勘助”ものを2冊。
何故ここへ繋がるか・・・の伏線については
これらの記事参照( 武田神社 春日山城 川中島合戦場 )
まず、永岡慶之助の「山本勘助 異形の軍師」
フィクションを上手く絡ませて
実在したのかどうかはっきりしないらしい山本勘助という人物を
著者なりに“描き出そうとした”作品なんだろうけれど
タイトルが「山本勘助」である割には、彼を描いた小説という感じはあまりしなくて
武田家が信濃地方をいかにして攻略したか・・・という史実に基づく戦記として
読めば納得なのかも。
それに、川中島合戦のことはほとんど描かれていなくて、ちょっと消化不良なカンジ。
井上靖の作品の方が「山本勘助」というタイトルが相応しかったのでは?
でも、信濃の、私も良く知っている地域や城の名前がたくさん出てくるので
「ああ、あそこでそんなことがあったんだね〜」なんて想像しながら読めるのは
楽しかった。
(そういえば、上田原の合戦の戦場となった塩田平あたりでは
つい数年前にバイパスが開通したんだけど
村上義清に攻め入られた板垣信方の隊のものか、白骨がいくつか発見されたらしい。
一日で2000〜3000人の死傷者があった合戦だったとか)
さて、井上靖の「風林火山」
大河ドラマ化に伴い単行本も新装版が出たらしい。私が読んだのは旧装丁の文庫本だけど。
自分の人生の後半をすべて武田家に捧げ、暗躍する山本勘助。
彼の苦悩、微妙な心理の描写がとても良かったと思う。
山本勘助という軍師を通じて
甲斐と信濃(一部、駿河も)の“戦国絵巻”を眺める作品かと思いきや
甲斐の猛将・武田信玄とその愛妾である由布姫を心から愛する
軍師というより悩み多き「人間」山本勘助の物語・・・として読みました。
来年の大河ドラマで内野聖陽さんが、その心の機微をどう演じてくださるのか
Gacktの上杉謙信とともに、とても楽しみです。
井上靖 風林火山
(amazon)
(いや、もともと読んでいる数が少ないので、○○繋がりとかなると
偏っていってしまうだけの話でした。すんません)
最近読んだのは、来年の大河ドラマを意識して“山本勘助”ものを2冊。
何故ここへ繋がるか・・・の伏線については
これらの記事参照( 武田神社 春日山城 川中島合戦場 )
まず、永岡慶之助の「山本勘助 異形の軍師」
フィクションを上手く絡ませて
実在したのかどうかはっきりしないらしい山本勘助という人物を
著者なりに“描き出そうとした”作品なんだろうけれど
タイトルが「山本勘助」である割には、彼を描いた小説という感じはあまりしなくて
武田家が信濃地方をいかにして攻略したか・・・という史実に基づく戦記として
読めば納得なのかも。
それに、川中島合戦のことはほとんど描かれていなくて、ちょっと消化不良なカンジ。
井上靖の作品の方が「山本勘助」というタイトルが相応しかったのでは?
でも、信濃の、私も良く知っている地域や城の名前がたくさん出てくるので
「ああ、あそこでそんなことがあったんだね〜」なんて想像しながら読めるのは
楽しかった。
(そういえば、上田原の合戦の戦場となった塩田平あたりでは
つい数年前にバイパスが開通したんだけど
村上義清に攻め入られた板垣信方の隊のものか、白骨がいくつか発見されたらしい。
一日で2000〜3000人の死傷者があった合戦だったとか)
さて、井上靖の「風林火山」
大河ドラマ化に伴い単行本も新装版が出たらしい。私が読んだのは旧装丁の文庫本だけど。
自分の人生の後半をすべて武田家に捧げ、暗躍する山本勘助。
彼の苦悩、微妙な心理の描写がとても良かったと思う。
山本勘助という軍師を通じて
甲斐と信濃(一部、駿河も)の“戦国絵巻”を眺める作品かと思いきや
甲斐の猛将・武田信玄とその愛妾である由布姫を心から愛する
軍師というより悩み多き「人間」山本勘助の物語・・・として読みました。
来年の大河ドラマで内野聖陽さんが、その心の機微をどう演じてくださるのか
Gacktの上杉謙信とともに、とても楽しみです。
井上靖 風林火山
(amazon)