武田信玄
January 23, 2007
信玄つながり・・・
「桔梗信玄餅」
山梨のお土産といったら---思い浮かべるのは、まずコレだよね。
今までに何度もいただいたお土産だけど
今年は、きっとさらに売り上げを伸ばして全国いろんなところで手に入るようになるんだろうね。
タイムリーな銘菓でござい。
この「信玄餅」が有名になったのは、大河ドラマ「天と地と」の影響がすごく大きかったそうだから
ききょうやさんは、今年はまた別の「風林火山」っていう
もみじ饅頭みたいな和菓子を開発して売り出し中らしい。
この「信玄餅」いろんな賞もたくさん受賞している銘菓だけど
かつて国土交通省主催で
外国人にとって魅力あるおみやげ:魅力ある日本のおみやげコンテストで
銀賞を受賞したそうな。
風呂敷包みのパッケージ、確かに外国人受けしそうだね。
安倍川餅ちっくな、この信玄餅は何といっても、この黒蜜がミソだよね。
甘さ加減、風味、舌触り・・・他のとはだいぶ違うな〜。
January 22, 2007
「風林火山」な散歩道 その1
去年から少しずつ、巡りはじめていた風林火山の縁の地。いちばん手近なバージョンです。
自宅から車で5分の場所にある曹洞宗のお寺龍雲寺。
かつて武田信玄が越後から禅師を迎えて
オンボロに朽ち果ててしまっていたこの寺を復興したのだそう。
信玄が、信濃出兵の時は、必ずと言っていいほど戦の勝利を祈願しに立ち寄ったと
言われているそうで、信玄に縁の深い寺らしい。
「え?こんなところに?!こんなお寺が?!」というくらい意外な感じで
住宅街の中にりっそりと佇んでいて、表通り(国道)からは見えない。
この山門もなかなか立派です。
この奥に信玄公の霊廟があるの。このトンネルみたいなのをくぐると---
信玄の遺骨が出てきたという場所があって、墓標が立っています。
信長と同盟を結んでいたくせに、将軍・足利義昭の信長討伐令に同調して信長を欺き
遠江の家康の領地に攻め込んで徳川軍をビビらせた武田信玄・・・。
でも、ついに持病には打ち勝てずに、甲斐への撤退せざるを得なくて
しかもその途中、信濃国駒場で亡くなってしまう。
でも、敵につけいる隙を与えないため、
それに親方様崩御の知らせを受けたら、味方の士気も下がるから・・・と部下さえも欺き
その喪をひたすらに隠し通したというのは、有名な話。
死んでもなお、強い武将でありつつけなければならなかったのね、信玄は。
その信玄の遺骨を、この龍雲寺を再建した北高禅師が
密かに持ち帰ってこの寺に埋葬したという言い伝えが残っているのだそうで
墓標の建っている場所で、昭和6年には骨壺が発見されて
中から骨と短刀、袈裟環が発見されたんだそうだ。
信玄の霊廟。武田菱がなんだか誇らしげですね。
November 28, 2006
山本勘助
去年から今年にかけて読んでいる小説は、気が付いてみたらほとんどが歴史小説。
(いや、もともと読んでいる数が少ないので、○○繋がりとかなると
偏っていってしまうだけの話でした。すんません)
最近読んだのは、来年の大河ドラマを意識して“山本勘助”ものを2冊。
何故ここへ繋がるか・・・の伏線については
これらの記事参照( 武田神社 春日山城 川中島合戦場 )
まず、永岡慶之助の「山本勘助 異形の軍師」
フィクションを上手く絡ませて
実在したのかどうかはっきりしないらしい山本勘助という人物を
著者なりに“描き出そうとした”作品なんだろうけれど
タイトルが「山本勘助」である割には、彼を描いた小説という感じはあまりしなくて
武田家が信濃地方をいかにして攻略したか・・・という史実に基づく戦記として
読めば納得なのかも。
それに、川中島合戦のことはほとんど描かれていなくて、ちょっと消化不良なカンジ。
井上靖の作品の方が「山本勘助」というタイトルが相応しかったのでは?
でも、信濃の、私も良く知っている地域や城の名前がたくさん出てくるので
「ああ、あそこでそんなことがあったんだね〜」なんて想像しながら読めるのは
楽しかった。
(そういえば、上田原の合戦の戦場となった塩田平あたりでは
つい数年前にバイパスが開通したんだけど
村上義清に攻め入られた板垣信方の隊のものか、白骨がいくつか発見されたらしい。
一日で2000〜3000人の死傷者があった合戦だったとか)
さて、井上靖の「風林火山」
大河ドラマ化に伴い単行本も新装版が出たらしい。私が読んだのは旧装丁の文庫本だけど。
自分の人生の後半をすべて武田家に捧げ、暗躍する山本勘助。
彼の苦悩、微妙な心理の描写がとても良かったと思う。
山本勘助という軍師を通じて
甲斐と信濃(一部、駿河も)の“戦国絵巻”を眺める作品かと思いきや
甲斐の猛将・武田信玄とその愛妾である由布姫を心から愛する
軍師というより悩み多き「人間」山本勘助の物語・・・として読みました。
来年の大河ドラマで内野聖陽さんが、その心の機微をどう演じてくださるのか
Gacktの上杉謙信とともに、とても楽しみです。
井上靖 風林火山
(amazon)
(いや、もともと読んでいる数が少ないので、○○繋がりとかなると
偏っていってしまうだけの話でした。すんません)
最近読んだのは、来年の大河ドラマを意識して“山本勘助”ものを2冊。
何故ここへ繋がるか・・・の伏線については
これらの記事参照( 武田神社 春日山城 川中島合戦場 )
まず、永岡慶之助の「山本勘助 異形の軍師」
フィクションを上手く絡ませて
実在したのかどうかはっきりしないらしい山本勘助という人物を
著者なりに“描き出そうとした”作品なんだろうけれど
タイトルが「山本勘助」である割には、彼を描いた小説という感じはあまりしなくて
武田家が信濃地方をいかにして攻略したか・・・という史実に基づく戦記として
読めば納得なのかも。
それに、川中島合戦のことはほとんど描かれていなくて、ちょっと消化不良なカンジ。
井上靖の作品の方が「山本勘助」というタイトルが相応しかったのでは?
でも、信濃の、私も良く知っている地域や城の名前がたくさん出てくるので
「ああ、あそこでそんなことがあったんだね〜」なんて想像しながら読めるのは
楽しかった。
(そういえば、上田原の合戦の戦場となった塩田平あたりでは
つい数年前にバイパスが開通したんだけど
村上義清に攻め入られた板垣信方の隊のものか、白骨がいくつか発見されたらしい。
一日で2000〜3000人の死傷者があった合戦だったとか)
さて、井上靖の「風林火山」
大河ドラマ化に伴い単行本も新装版が出たらしい。私が読んだのは旧装丁の文庫本だけど。
自分の人生の後半をすべて武田家に捧げ、暗躍する山本勘助。
彼の苦悩、微妙な心理の描写がとても良かったと思う。
山本勘助という軍師を通じて
甲斐と信濃(一部、駿河も)の“戦国絵巻”を眺める作品かと思いきや
甲斐の猛将・武田信玄とその愛妾である由布姫を心から愛する
軍師というより悩み多き「人間」山本勘助の物語・・・として読みました。
来年の大河ドラマで内野聖陽さんが、その心の機微をどう演じてくださるのか
Gacktの上杉謙信とともに、とても楽しみです。
井上靖 風林火山
(amazon)
June 07, 2006
武田神社 能楽堂
せっかくだから武田神社に行きたいと母が言うので
みんなで出かけてはみたものの、幼児が2人一緒だったので
メインは神橋の下に泳ぐ鯉と鴨と白鳥・・・。仕方ないか。
でも、こういう場所での団体行動は、我儘な私にはちとキツイ。
もっと、もっと、もっと沢山見たかったのにぃ。
来年あたりは NHK大河ドラマ『風林火山』が始まるので
この神社ももっと混雑するのでせう。
キャスティング興味深いですね。特に、Gacktの上杉謙信。
参考:『風林火山』放送前情報
さて、拝殿や姫の井戸などは、ふーん・・・なかんじでして、薪能未体験の私には
境内にどぉ〜ん、と鎮座している能舞台の方に興味津々で
その後ろにある、潔くも美しい竹の立ち姿と
松の緑がやたらに鮮やかで、とっても3Dな鏡板に
ぐんぐんと吸い寄せられるように舞台に近づいていくと平成18年5月16日竣工とある。
つい最近じゃんっ!
舞台の名前は「甲陽武能殿」というのだそう。
総檜創りの宮創り、素晴らしい 能楽殿 でございます。
あああ、この写真ではあまり意味をなさないかもしれませぬ。
実際はこの何十倍も美しいのでございます。携帯カメラには限界がありますね。
さる5月21日に 武田の杜「林の巻」 という薪能があり
それがこの「甲陽武能殿」の柿落としだったのだそう。
舞台の裏側の竹林風のセットは
この「林の巻」のイメージでプロデュースされたものだそうで300本以上の竹が
切り出されたのだとか・・・。
詳しくは空間デザイナー&いけばな作家の横井紅炎さんのサイトで・・・。
武田の杜 メイキングノート
私の能についての知識は皆無に等しく
狂言は、先日久しぶりにNHK−BSか何かで、かの有名な「二人袴」を観て笑った程度。
能へのいざない ----- これから詳しく勉強しとうございます。
甲斐 武田神社公式サイト
今年の夏は松本城の薪能とかトライしてみようかな・・・。