August 10, 2006

Takigi Noh

国宝松本城の本丸庭園の夏の風物詩『薪能』鑑賞に行ってきました。
今年が第25回とのこと。もうそんなにやっていたなんて知らなんだ・・・。
毎年8月8日の夜に開催されているのだそうです。

初体験♪お能を観るのは初めてです。
6月に武田神社の能楽堂を見て以来、能楽に興味津々だったもので・・・。

演目は
能 が「通小町」かよいこまち と 「猩々」しょうじょう
狂言が「寝音曲」ねおんぎょく

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「寝音曲」のストーリーとしてはこんな感じ。

ノド自慢の太郎冠者に主人がひとつ謡でも披露しろというとリクエストするが
ここでいいところを見せてしまって、後々コトあるごとに謡わされるのは面倒だからと
作戦をたてる。

酒を飲まないと、声が出ないからと断ると、主人は快く酒を勧めて
太郎冠者は三杯も立て続けに飲む。さあ、謡いなさい!という主人に、まだ渋る太郎冠者。
今度は、女の人の膝まくらでもないと謡えないと言い出す始末。
主人が自分の膝を差し出して、さあさ、さあさ・・・と促すものだから
仕方なしに、太郎冠者は主人の膝枕でやっと謡い出す。
とてもいい謡声だから、起き上がって謡ってみろと主人が太郎冠者の頭を持ち上げると、
声が細くなる。また寝かせるといい謡声に。
しかし、不思議なものよ・・・と主人が、何度か起こしたり寝かしたりしているうちに
お酒がまわってきたのか、訳のわからなくなった太郎冠者。
起こすと声が出て、寝かせると声が細くなり、仕舞いには舞を舞う始末。
太郎冠者が主人に叱られて退散すると幕・・・という内容。

シテの山本 則俊氏のお酒を飲むときの擬音やら
酔っ払って主人に「あい」とか「うい」とか返事する、志村けんばりの声の調子やら
・・・狂言って楽しい!

でも能の方は私にはだいぶ難しく、もう少し勉強が必要です。

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初心者なもので、鑑賞の場所とりも要領を得なくって
写真を撮るのにも、どうにもこうにも前のオバちゃんが写りこんでしまって
ズームにしてやっとこんな写真しか撮れず・・・。手振れまくってマス。

「通小町」はとにかく・・・小野小町さん、アンタはほんとにヒドイやっちゃ!って話で。

深草少将が小野小町に恋焦がれて、死んでもなお
「だったら、オレなんかもう、煩悩の塊のごとく犬みたいに貴方に付きまとって
打たれたって何されたって、離れるもんかっ」
・・・と小町の袂をガシッ!と掴むシーンに
(実際には触れる程度・・・それが能流の表現みたいなんですが)
テーマが集約されている感じがしました。

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また、火入れ式を行った後の演目「猩々」の時は
赤い面に、赤頭、赤の装束と全身赤尽くめのシテの姿と
緑の庭園、濃紺の空、燃え盛る篝火のコントラストがとても美しく
それを観ることが出来ただけでも、大きな収穫でした。

『省略の美』ともいえそうな、能の世界はとても奥深く、私などは入り口の手前を
垣間見た程度ですが、今度は上田城に観に行ってみようかと思っています。

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薪能ということで雨天中止だったので、台風が迫っていて天気が心配でしたが
何とか持ちこたえ、夜空に浮かび上がる
漆塗りの壁の黒い城 烏城(からすじょう)の雄姿も美しく。

takamaien_n at 17:25|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

June 07, 2006

武田神社 能楽堂

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せっかくだから武田神社に行きたいと母が言うので
みんなで出かけてはみたものの、幼児が2人一緒だったので
メインは神橋の下に泳ぐ鯉と鴨と白鳥・・・。仕方ないか。

でも、こういう場所での団体行動は、我儘な私にはちとキツイ。
もっと、もっと、もっと沢山見たかったのにぃ。

来年あたりは NHK大河ドラマ『風林火山』が始まるので
この神社ももっと混雑するのでせう。

キャスティング興味深いですね。特に、Gacktの上杉謙信。

参考:『風林火山』放送前情報 


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さて、拝殿や姫の井戸などは、ふーん・・・なかんじでして、薪能未体験の私には
境内にどぉ〜ん、と鎮座している能舞台の方に興味津々で
その後ろにある、潔くも美しい竹の立ち姿と
松の緑がやたらに鮮やかで、とっても3Dな鏡板に
ぐんぐんと吸い寄せられるように舞台に近づいていくと平成18年5月16日竣工とある。

つい最近じゃんっ!
舞台の名前は「甲陽武能殿」というのだそう。
総檜創りの宮創り、素晴らしい 能楽殿 でございます。

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あああ、この写真ではあまり意味をなさないかもしれませぬ。
実際はこの何十倍も美しいのでございます。携帯カメラには限界がありますね。

さる5月21日に 武田の杜「林の巻」 という薪能があり
それがこの「甲陽武能殿」の柿落としだったのだそう。

舞台の裏側の竹林風のセットは
この「林の巻」のイメージでプロデュースされたものだそうで300本以上の竹が
切り出されたのだとか・・・。

詳しくは空間デザイナー&いけばな作家の横井紅炎さんのサイトで・・・。
武田の杜 メイキングノート

私の能についての知識は皆無に等しく
狂言は、先日久しぶりにNHK−BSか何かで、かの有名な「二人袴」を観て笑った程度。

能へのいざない ----- これから詳しく勉強しとうございます。

甲斐 武田神社公式サイト
 

今年の夏は松本城の薪能とかトライしてみようかな・・・。

takamaien_n at 00:35|PermalinkComments(0)TrackBack(2)