DVD
April 12, 2008
映画 「めがね」
めがね(3枚組)
DVDで鑑賞。
たゆたう…そんな日本語を久しぶりに思い出させる不思議な映画でした。
かの「かもめ食堂」のキャストとスタッフが再結成した
無理やりすぎるほどのリラックスムードに満ち溢れた、とてもセリフの少ない映画です。
…が、“スローライフ”を意識し過ぎというか何というか。
田舎暮らしをしている私にとっては、いかにも作り物的に見えてしまいましたけどね(苦笑)
ホケ〜とした、ゆるゆると流れる時間がすごく独特。
ただひたすらに海を眺める=たそがれる…っていうのは
貧乏性のワタクシには、実はすごく難しい芸当なもので「む、無理!そんなのっ!」と思いつつ
でも、実はすごく憧れるわ。『たそがれ名人』には…(笑)
こんな旅が出来る人になりたいという願望はあったりします。多分できないんだけど。
この映画、ストーリーはほとんどありません。
すべては ヨモギくんのドイツ語 の中に、集約されているらしい…。
無神経にもガサツにも見える登場人物たちのキャラ設定が自由の象徴なのでしょう。
フツウ、他人はおふとんの横で寝顔をじーっと見てたりしないし
どんなに癒される空間があっても
いつもいつもお客さんと一緒にご飯を食べるのがルールの宿なんてヤダー。
・・・なので、ワタシ的には、自由自由とか言っても
それがあまり気持ちのいい人間関係には見えないから、ヤダよーって思ってたんだけどね。
でも、それが自由ってコトなのかな〜、自由っていったい何なんだ?なんて思って
???ハテナがいっぱい???になっちゃった。
映画を観ているうちに、ワタシってすごく心が狭いのかもなーと思い始めるような
不思議な影響力を持った映画だったような気がします。
それから、トランクを置き去りにするシーンは印象的。
最初、民宿ハマダに着いたとき、ユージさんに忘れ去られ置き去りにされたトランク。
タエコさんは「もうっ!」と憤慨しながら一生懸命、自分で部屋に運んでいくんだけど
ある日、サクラさんの自転車に乗せてもらう時には、物理的なこととはいえ
トランクを道の真ん中に置き去りに出来る、気持ちの切り替えができたんだよね。
タエコさん。
自分で大事だ、絶対必要だから!と勝手に思いこんで
今までズルズルと引き摺ってきたものが、実は全然大したコトなくて
後生大事にいっぱい抱えて、肩凝ったなーってボヤいている自分がアホに思えてくる。
シンプルに生きるってこういうことなんだよね、って思いました。
数年前、私もヒューマンデザインシステムのリーディングで
おんなじことを指摘されています、私。セコセコしている自分が情けないよ。
「仙骨の声を聞いて、ホントに自分にとって必要なことだけ選びとりなさい。
そうしないと、あー人生って大変!って嘆いて、疲れて死ぬだけよ。」って言われたのよ。私。
あの時はキツイなーって思ったけどね。
この作品には、また同じことを言われたんだわ。精神的デトックス系映画って感じ??
与論島でロケしたんだそう。
どうやったらあんな色を出せるのかしら。
与論島の持つ美しさを最大限に、いやたぶんそれ以上に引き出しているように思う。
『かもめ食堂』でも、その色使いに感激したけど、独特のセンスをお持ちですよね。
荻上監督って。
それから、ビミョーな空気感と“間”が、ほんとに独特で、うぷぷ…なんだよね、ホントに。
いちばんビミョーなのは、何といっても「メルシー体操」かな。意外とハードかもね…あの体操。
大貫妙子さんの歌でユルユル感はさらにアップ!!
音楽もアコースティックが効果的に使われていました。BGMによさそうです♪
食事のシーンがとても多いです。『かもめ食堂』の時もそう思ったけど
地道にひとつひとつ、すごく細かいディテールにこだわったスタイリングは相変わらずです。
食器(雑貨類)の使い方にも、食材の選び方にも“愛”を感じるなー。
野菜も魚も新鮮でナカナカ美味しそう。綺麗すぎるキライは、ちょっとあるけどね。
あと、梅干しの入っていた枡のような食器が可愛かったなー。
縁のところに何か付いていたよね?何だかよくわからなかったけど、可愛かった♪
フードコーディネーターさんのセンス、好きです。
そして、ストーリーとは絡みのない、あまり意味のないと思えるタイトル『めがね』
この意味のなさ…がきっとこの映画のテーマなのでしょうね。
似合うよね。小林聡美のこの「めがね顔」
この微妙に晴れやかに見える、私もここの一員よ〜的な、少し誇らしげに見える
“笑いすぎない笑顔”が、小林さんの実力を感じさせて、好きなシーンです。
でもね、この映画のセールスプロモーションはちょっとキライ。
この作品が、荻上監督の本当につくりたかった作品であることを心から願います。
映画めがね
公式サイト
2007年/日本
[監督]荻上直子
[出演]
小林聡美@タエコ
市川実日子@ハルナ
加瀬亮@ヨモギ
光石研@ユージ
もたいまさこ@サクラ
薬師丸ひろ子@森下(めがねの友だち)
DVDで鑑賞。
たゆたう…そんな日本語を久しぶりに思い出させる不思議な映画でした。
かの「かもめ食堂」のキャストとスタッフが再結成した
無理やりすぎるほどのリラックスムードに満ち溢れた、とてもセリフの少ない映画です。
…が、“スローライフ”を意識し過ぎというか何というか。
田舎暮らしをしている私にとっては、いかにも作り物的に見えてしまいましたけどね(苦笑)
ホケ〜とした、ゆるゆると流れる時間がすごく独特。
ただひたすらに海を眺める=たそがれる…っていうのは
貧乏性のワタクシには、実はすごく難しい芸当なもので「む、無理!そんなのっ!」と思いつつ
でも、実はすごく憧れるわ。『たそがれ名人』には…(笑)
こんな旅が出来る人になりたいという願望はあったりします。多分できないんだけど。
この映画、ストーリーはほとんどありません。
すべては ヨモギくんのドイツ語 の中に、集約されているらしい…。
無神経にもガサツにも見える登場人物たちのキャラ設定が自由の象徴なのでしょう。
フツウ、他人はおふとんの横で寝顔をじーっと見てたりしないし
どんなに癒される空間があっても
いつもいつもお客さんと一緒にご飯を食べるのがルールの宿なんてヤダー。
・・・なので、ワタシ的には、自由自由とか言っても
それがあまり気持ちのいい人間関係には見えないから、ヤダよーって思ってたんだけどね。
でも、それが自由ってコトなのかな〜、自由っていったい何なんだ?なんて思って
???ハテナがいっぱい???になっちゃった。
映画を観ているうちに、ワタシってすごく心が狭いのかもなーと思い始めるような
不思議な影響力を持った映画だったような気がします。
それから、トランクを置き去りにするシーンは印象的。
最初、民宿ハマダに着いたとき、ユージさんに忘れ去られ置き去りにされたトランク。
タエコさんは「もうっ!」と憤慨しながら一生懸命、自分で部屋に運んでいくんだけど
ある日、サクラさんの自転車に乗せてもらう時には、物理的なこととはいえ
トランクを道の真ん中に置き去りに出来る、気持ちの切り替えができたんだよね。
タエコさん。
自分で大事だ、絶対必要だから!と勝手に思いこんで
今までズルズルと引き摺ってきたものが、実は全然大したコトなくて
後生大事にいっぱい抱えて、肩凝ったなーってボヤいている自分がアホに思えてくる。
シンプルに生きるってこういうことなんだよね、って思いました。
数年前、私もヒューマンデザインシステムのリーディングで
おんなじことを指摘されています、私。セコセコしている自分が情けないよ。
「仙骨の声を聞いて、ホントに自分にとって必要なことだけ選びとりなさい。
そうしないと、あー人生って大変!って嘆いて、疲れて死ぬだけよ。」って言われたのよ。私。
あの時はキツイなーって思ったけどね。
この作品には、また同じことを言われたんだわ。精神的デトックス系映画って感じ??
与論島でロケしたんだそう。
どうやったらあんな色を出せるのかしら。
与論島の持つ美しさを最大限に、いやたぶんそれ以上に引き出しているように思う。
『かもめ食堂』でも、その色使いに感激したけど、独特のセンスをお持ちですよね。
荻上監督って。
それから、ビミョーな空気感と“間”が、ほんとに独特で、うぷぷ…なんだよね、ホントに。
いちばんビミョーなのは、何といっても「メルシー体操」かな。意外とハードかもね…あの体操。
大貫妙子さんの歌でユルユル感はさらにアップ!!
音楽もアコースティックが効果的に使われていました。BGMによさそうです♪
食事のシーンがとても多いです。『かもめ食堂』の時もそう思ったけど
地道にひとつひとつ、すごく細かいディテールにこだわったスタイリングは相変わらずです。
食器(雑貨類)の使い方にも、食材の選び方にも“愛”を感じるなー。
野菜も魚も新鮮でナカナカ美味しそう。綺麗すぎるキライは、ちょっとあるけどね。
あと、梅干しの入っていた枡のような食器が可愛かったなー。
縁のところに何か付いていたよね?何だかよくわからなかったけど、可愛かった♪
フードコーディネーターさんのセンス、好きです。
そして、ストーリーとは絡みのない、あまり意味のないと思えるタイトル『めがね』
この意味のなさ…がきっとこの映画のテーマなのでしょうね。
似合うよね。小林聡美のこの「めがね顔」
この微妙に晴れやかに見える、私もここの一員よ〜的な、少し誇らしげに見える
“笑いすぎない笑顔”が、小林さんの実力を感じさせて、好きなシーンです。
でもね、この映画のセールスプロモーションはちょっとキライ。
この作品が、荻上監督の本当につくりたかった作品であることを心から願います。
映画めがね
公式サイト
2007年/日本
[監督]荻上直子
[出演]
小林聡美@タエコ
市川実日子@ハルナ
加瀬亮@ヨモギ
光石研@ユージ
もたいまさこ@サクラ
薬師丸ひろ子@森下(めがねの友だち)
March 29, 2008
映画 「プロヴァンスの贈りもの」
プロヴァンスの贈りもの
2週間ほど前に、DVDで鑑賞。
展開もわかりやすく、結末も最初からだいたい見えてるので
ラクに、ゆるゆるホワーンと観れるいわゆる“和み系”の映画。
原作はピーター・メイル。
彼の作品に一時期(15年前くらいですか?)ハマったいう人も多いのでは?と思いますが
御多分に洩れず我が家もその口。
でも、本はすいぶん前に BOOK OFF に売却してしまったらしく見つからず…。
リドリー・スコット監督ととラッセル・クロウ…あの『グラディエーター』コンビの作品とは思えない
風光明媚な光に満ち溢れたプロヴァンスが舞台の軽いタッチのラブ・ストーリー。
というかコメディタッチのスローライフムービーって感じかな?
イギリスvsフランス対決!!なお茶目さも、随所に見られて意外と楽しい。
特に 【フレッド・ペリーvsラコステの?熾烈な闘い】 は、見ごたえ十分!!
んで、「エイリアン」や「ハンニバル」のリドリー・スコットが、なんでまた
“ワイン映画”なんかを撮られたのかと思ってたら
彼もプロヴァンスにぶどう畑を所有しているんだそうで。
ピーター・メイルと一緒に、僕たちの(!)映画をつくっちゃおうゼ。っていう感じなのかしら。
ふたりは30年来のお友達なんだって。
さてストーリーは。
ロンドンで腕利きの金融トレーダーに成長し、優雅なシングルライフを楽しんでいる
マックス(ラッセル・クロウ)のもとに届いた一通の手紙。
---それはマックスの人生の師でもあり、いちばん心を許していた大切な友でもあった
ヘンリーおじさん(アルバート・フィニー) の訃報。
子供時代に、毎年のバカンスをプロヴァンスにあるヘンリーおじさんのブドウ園で
過ごしていたマックスにとって
そこは今の彼を生み出した場所でもあり、アイデンティティを見つける場所でもあったのかも。
マックスおじさんが彼に残したかったものは、古びたシャトー“そのもの”ではなくて・・・「
「人生はハーモニーとバランスだ」というヘンリーおじさんのこの台詞そのものだったんじゃないかな。
見どころは、そのプロヴァンスの美しさはもちろんなんだけど、
主人公マックスの少年時代を演るフレディ・ハイモアくん(「チャーリーとチョコレート工場」はもちろん
でも彼は何といっても「ネバーランド」が最高!)の、完璧なお芝居と
ぶどう園で働く家族が何とも言えないいい味出してる。デュフロ夫妻とおじいちゃん、最高!!
それから、地元のレストランオーナー・ファニーを演じるマリオン・コティヤールの脚線美も必見。
あとは、音楽のセンスのよさかなぁ。
この映画の音楽担当は、ドイツ人のマーク・シュトレイテンフェルドって方。
グラディエイターやラスト・サムライなんかでも実績のある人らしい。
オリジナル・スコアも、とっても綺麗なんだけど、
プロヴァンスで過ごした少年時代をフラッシュバックさせるのに使われている
アナログ音源の音楽の選び方が素敵です。ほんと。
この映画の紹介のどこかに「人生には休暇が必要。でも、もっと必要なのは恋とワイン!」
---とありました。
忙しい方はぜひ観てね。そしてプロヴァンスへいらっしゃ〜い!っていう映画なんですね。
そして、かなりの確率でワインが飲みたくなるはずよ。
こんなにオシャレに…はいかないけど
我が家の目指すライフスタイルの方向性を、示してくれていた映画でもあります。
プロヴァンスも行きたい旅先のひとつ。でも、差し当たり私はとりあえず サントラで 我慢かな。
サントラはね、ラッセル・クロウが“くわえ葉巻”でゴキゲンなシーンでかけていたレコードが
ウエディングマーチ(メンデルスゾーンの)をフューチャーしたサンバでね
なんか素敵だったのよ。仕事で使いたいなーと思ってね。
マダム・デュフロが、ノリノリで踊ってるシーンの曲よー。
結婚式の『乾杯!』の後の曲にバッチリじゃないかしら?
そしてそのままこのサントラを歓談中にかけて…っと。
ウンウン、なかなか和やかなパーティシーンが想像されまする。
なので!サントラ早速買っちゃった。
プロヴァンスの贈りもの
ブログ書きながらかけてましたが、よいよナカナカv
相方のKUROは、エンドロールの「ビキニスタイルのお嬢さん」に反応してました。
日本でもたくさんの方がカバーしている名曲だけど
これは、カイロ出身のシンガーがフランス語で歌っているのよ。すごくキュート♪
そして公式サイトにも美しい「オンブラ・マイ・フ」が流れています。
映画 プロヴァンスの贈りもの
公式サイトなのよね?フランス政府観光局のサイトの中に組み込まれているの…
「アメリカン・ギャングスター」も「エディット・ピアフ 愛の讃歌」も
早速観なくちゃですわね♪
2006年/アメリカ
[監督]リドリー・スコット
[原作]ピーター・メイル
[出演]
ラッセル・クロウ@マックス
アルバート・フィニー@ヘンリーおじさん
フレディ・ハイモア@子供時代のマックス
マリオン・コティヤール@ファニー
アビー・コーニッシュ@クリスティ
ディディエ・ブルドン@農夫デュフロ
イザベル・カンディエ@ヂュフロ夫人
2週間ほど前に、DVDで鑑賞。
展開もわかりやすく、結末も最初からだいたい見えてるので
ラクに、ゆるゆるホワーンと観れるいわゆる“和み系”の映画。
原作はピーター・メイル。
彼の作品に一時期(15年前くらいですか?)ハマったいう人も多いのでは?と思いますが
御多分に洩れず我が家もその口。
でも、本はすいぶん前に BOOK OFF に売却してしまったらしく見つからず…。
リドリー・スコット監督ととラッセル・クロウ…あの『グラディエーター』コンビの作品とは思えない
風光明媚な光に満ち溢れたプロヴァンスが舞台の軽いタッチのラブ・ストーリー。
というかコメディタッチのスローライフムービーって感じかな?
イギリスvsフランス対決!!なお茶目さも、随所に見られて意外と楽しい。
特に 【フレッド・ペリーvsラコステの?熾烈な闘い】 は、見ごたえ十分!!
んで、「エイリアン」や「ハンニバル」のリドリー・スコットが、なんでまた
“ワイン映画”なんかを撮られたのかと思ってたら
彼もプロヴァンスにぶどう畑を所有しているんだそうで。
ピーター・メイルと一緒に、僕たちの(!)映画をつくっちゃおうゼ。っていう感じなのかしら。
ふたりは30年来のお友達なんだって。
さてストーリーは。
ロンドンで腕利きの金融トレーダーに成長し、優雅なシングルライフを楽しんでいる
マックス(ラッセル・クロウ)のもとに届いた一通の手紙。
---それはマックスの人生の師でもあり、いちばん心を許していた大切な友でもあった
ヘンリーおじさん(アルバート・フィニー) の訃報。
子供時代に、毎年のバカンスをプロヴァンスにあるヘンリーおじさんのブドウ園で
過ごしていたマックスにとって
そこは今の彼を生み出した場所でもあり、アイデンティティを見つける場所でもあったのかも。
マックスおじさんが彼に残したかったものは、古びたシャトー“そのもの”ではなくて・・・「
「人生はハーモニーとバランスだ」というヘンリーおじさんのこの台詞そのものだったんじゃないかな。
見どころは、そのプロヴァンスの美しさはもちろんなんだけど、
主人公マックスの少年時代を演るフレディ・ハイモアくん(「チャーリーとチョコレート工場」はもちろん
でも彼は何といっても「ネバーランド」が最高!)の、完璧なお芝居と
ぶどう園で働く家族が何とも言えないいい味出してる。デュフロ夫妻とおじいちゃん、最高!!
それから、地元のレストランオーナー・ファニーを演じるマリオン・コティヤールの脚線美も必見。
あとは、音楽のセンスのよさかなぁ。
この映画の音楽担当は、ドイツ人のマーク・シュトレイテンフェルドって方。
グラディエイターやラスト・サムライなんかでも実績のある人らしい。
オリジナル・スコアも、とっても綺麗なんだけど、
プロヴァンスで過ごした少年時代をフラッシュバックさせるのに使われている
アナログ音源の音楽の選び方が素敵です。ほんと。
この映画の紹介のどこかに「人生には休暇が必要。でも、もっと必要なのは恋とワイン!」
---とありました。
忙しい方はぜひ観てね。そしてプロヴァンスへいらっしゃ〜い!っていう映画なんですね。
そして、かなりの確率でワインが飲みたくなるはずよ。
こんなにオシャレに…はいかないけど
我が家の目指すライフスタイルの方向性を、示してくれていた映画でもあります。
プロヴァンスも行きたい旅先のひとつ。でも、差し当たり私はとりあえず サントラで 我慢かな。
サントラはね、ラッセル・クロウが“くわえ葉巻”でゴキゲンなシーンでかけていたレコードが
ウエディングマーチ(メンデルスゾーンの)をフューチャーしたサンバでね
なんか素敵だったのよ。仕事で使いたいなーと思ってね。
マダム・デュフロが、ノリノリで踊ってるシーンの曲よー。
結婚式の『乾杯!』の後の曲にバッチリじゃないかしら?
そしてそのままこのサントラを歓談中にかけて…っと。
ウンウン、なかなか和やかなパーティシーンが想像されまする。
なので!サントラ早速買っちゃった。
プロヴァンスの贈りもの
ブログ書きながらかけてましたが、よいよナカナカv
相方のKUROは、エンドロールの「ビキニスタイルのお嬢さん」に反応してました。
日本でもたくさんの方がカバーしている名曲だけど
これは、カイロ出身のシンガーがフランス語で歌っているのよ。すごくキュート♪
そして公式サイトにも美しい「オンブラ・マイ・フ」が流れています。
映画 プロヴァンスの贈りもの
公式サイトなのよね?フランス政府観光局のサイトの中に組み込まれているの…
「アメリカン・ギャングスター」も「エディット・ピアフ 愛の讃歌」も
早速観なくちゃですわね♪
2006年/アメリカ
[監督]リドリー・スコット
[原作]ピーター・メイル
[出演]
ラッセル・クロウ@マックス
アルバート・フィニー@ヘンリーおじさん
フレディ・ハイモア@子供時代のマックス
マリオン・コティヤール@ファニー
アビー・コーニッシュ@クリスティ
ディディエ・ブルドン@農夫デュフロ
イザベル・カンディエ@ヂュフロ夫人
January 20, 2008
映画「善き人のためのソナタ」
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
久しぶりにドイツ映画をDVDで鑑賞。哀しいけれど、崇高な物語です。
ソナタをはじめとする音楽の美しさも秀逸。
静かに、でもジワジワと胸に迫りくる雰囲気を持った作品だと思う。
…というか“見せる?魅せる?力”が溢れている作品なんだな。
2007年のアカデミー外国語映画賞受賞も十分うなずける秀品。
最近、ヒトラーとか今まで取り扱うことそのものがタブー視されてきたようなテーマの
ドイツ史映画が増えてきたような気がしませんか。
そういえば、今年になって私が初めて観たDVDも
ドイツ映画:「ドレスデン、運命の日」(第二次世界大戦のドレスデン爆撃のハナシ)だったわ。
さて「善き人…」の舞台は、1984年、東西の壁が崩壊する数年前の東ベルリン。
共産主義体制のもとで、冷酷なシュタージ(国家保安省)が、国民を監視しているという歪んだ世界。
血の通っていないかのような表情のない顔で
背筋も腕もピンと伸ばしきって、隙と無駄のない男、ヴィースラー。
質素な服装に質素な食事、無駄の削ぎ落とされたミニマムな世界に生きている、そのシュタージが
ある芸術家を監視する日々を通して、血の通った人間に徐々にと変化をし
やがて愛に目覚め、静かな涙を流す。
盗聴器から聴こえてきたのは
自由な発想と愛の言葉、そしてもの哀しいピアノソナタだった…というハナシ。
このヴィースラーを演じるウルリッヒ・ミューエの静かな演技が本当に素晴らしい。
盗聴をしている訳だから、彼が言葉を発することはほとんどない。
国家に忠実な大尉というキャラクター的にも
表情がくるくる変わるわけでもないし、オーバーアクションな訳でもないという中で
瞳の動きや、ちょっとしたしぐさ
暗がりの中で上官への報告書を作成するタイプライターの打ち方や、その言葉の選び方なんかで
彼の心情の移り変わりが、本当に見事に、そしてとても丁寧に表現されている。
またラストの展開の仕方も特に素晴らしいと思う。
涙がつつつつつと流れ、静かに余韻を残す映画なのです。
ソナタの美しさも然ることながら、パブやホームパーティで使っている
BGMなどのセレクトもすごく良かったなー。
それから、私が特に好きなシーンは
ヴィースラーがサッカーボールを追いかけて来た子供と一緒にエレベーターに乗り合わせるシーン。
あの金髪の男の子の、グリーンのグラデーションでまとめてある洋服と靴のコーディネートが
いかにもヨーロッパ映画なセンスを感じさせて好き。
静かに家でゆっくりしたい時に、雨の日なんかにいいかな・・・と思える映画です。
善き人のためのソナタ 公式サイト
久しぶりにドイツ映画をDVDで鑑賞。哀しいけれど、崇高な物語です。
ソナタをはじめとする音楽の美しさも秀逸。
静かに、でもジワジワと胸に迫りくる雰囲気を持った作品だと思う。
…というか“見せる?魅せる?力”が溢れている作品なんだな。
2007年のアカデミー外国語映画賞受賞も十分うなずける秀品。
最近、ヒトラーとか今まで取り扱うことそのものがタブー視されてきたようなテーマの
ドイツ史映画が増えてきたような気がしませんか。
そういえば、今年になって私が初めて観たDVDも
ドイツ映画:「ドレスデン、運命の日」(第二次世界大戦のドレスデン爆撃のハナシ)だったわ。
さて「善き人…」の舞台は、1984年、東西の壁が崩壊する数年前の東ベルリン。
共産主義体制のもとで、冷酷なシュタージ(国家保安省)が、国民を監視しているという歪んだ世界。
血の通っていないかのような表情のない顔で
背筋も腕もピンと伸ばしきって、隙と無駄のない男、ヴィースラー。
質素な服装に質素な食事、無駄の削ぎ落とされたミニマムな世界に生きている、そのシュタージが
ある芸術家を監視する日々を通して、血の通った人間に徐々にと変化をし
やがて愛に目覚め、静かな涙を流す。
盗聴器から聴こえてきたのは
自由な発想と愛の言葉、そしてもの哀しいピアノソナタだった…というハナシ。
このヴィースラーを演じるウルリッヒ・ミューエの静かな演技が本当に素晴らしい。
盗聴をしている訳だから、彼が言葉を発することはほとんどない。
国家に忠実な大尉というキャラクター的にも
表情がくるくる変わるわけでもないし、オーバーアクションな訳でもないという中で
瞳の動きや、ちょっとしたしぐさ
暗がりの中で上官への報告書を作成するタイプライターの打ち方や、その言葉の選び方なんかで
彼の心情の移り変わりが、本当に見事に、そしてとても丁寧に表現されている。
またラストの展開の仕方も特に素晴らしいと思う。
涙がつつつつつと流れ、静かに余韻を残す映画なのです。
ソナタの美しさも然ることながら、パブやホームパーティで使っている
BGMなどのセレクトもすごく良かったなー。
それから、私が特に好きなシーンは
ヴィースラーがサッカーボールを追いかけて来た子供と一緒にエレベーターに乗り合わせるシーン。
あの金髪の男の子の、グリーンのグラデーションでまとめてある洋服と靴のコーディネートが
いかにもヨーロッパ映画なセンスを感じさせて好き。
静かに家でゆっくりしたい時に、雨の日なんかにいいかな・・・と思える映画です。
善き人のためのソナタ 公式サイト
August 17, 2007
映画 デジャヴ
DVDで鑑賞。久しぶりに映画評です。
あー、映画だなーと思える映画。タイムリミットがあるから、ドキドキ感がたまらないし
何よりセンスがいい。ハリウッドの敏腕スタッフの力が終結!ってカンジです。
素直に楽しめた作品だった。
春ごろに映画館によく行っていた時期やDVDでもいやというほど予告編を見せられていて
実は「しつこいよ〜」と思っていたの。でも思っていたような映画と違った。
誰にでも起こる「デジャヴ」という現象を取り上げたサスペンス&アクションムービー。
いやSFか?
[ デジャヴが錯覚ではなく、過去からの警告だとしたら…。過去を救え! ]
っていうコピーで、ハリウッドのヒットメーカー
『パイレーツ・オブ・カリビアン』とかね・・・のジェリー・ブラッカイマーが
プロデュースした映画。テクニックがやっぱり光放たれていました。
さすがって思ったのは、時空を越えたカーチェイスのシーン。
片目ずつで過去と現在が同時進行!!!
でも、いちばんの見どころは、デジャヴをテーマにしたところなのかもね。
その着眼点というか、チャレンジ精神というか。
あ、デンゼル・ワシントンの体育座りもポイント高し!何だかすごく可愛いの。
足が長いと体育座りもああなるよなー。
フェリー爆破事件の捜査に当たるデンゼル・ワシントン演じる主人公が
FBIが開発した「タイム・ウィンドウ」という特殊映像装置を駆使して
その事件が起こる前の時空を追体験しながら、事件を追跡していくというハナシ。
そのスピード感もあいまって娯楽映画として、素直にオモシロイ。
つまりタイムマシーンものだったりするわけで、矛盾は絶対に生まれてしまうよね。
このテのストーリーには。
批評家のみなさんは、このタイムパラドックスの矛盾をどう解決するつもりだ!とか、
この展開はヒドイとか書いている人がたくさんいたけど
いいじゃん、映画なんだからさ。
と、私は手放しで楽しむ能天気なファンです。
デンゼル・ワシントンも安心して観ていられる上手さで、でもどこかキュートだったりして
新人女優さんのポーラも美人だし♪
ハリケーン・カトリーナの被災地のニューオリンズが舞台になっていて
被災後の空撮は、かなり衝撃でした。
最後にお約束のようなメッセージが流れていたけど
住民の気持ちとしてはどうなんだろう・・・と思わないでもない、な。
デジャヴ公式サイト *トレイラーがすぐ始まります
2006年/アメリカ
監督:トニー・スコット
出演:
デンゼル・ワシントン @ダグ・カーリン
ポーラ・パットン @クレア・クチヴァー
ヴァル・キルマー @プライズワーラ
ジム・カヴィーゼル @オースタッド
以下、蛇足。
最近、映画館にちっとも行っていない。
なぜって、私はクーラーにめっぽう弱いので、ダメなのだ・・・冷え冷えの映画館が・・・。
夏はちょっと敬遠しがち。
なので、DVDに頼りがちだったけど
あんまりコレだっていうのに出会ってない気がする。
途中で寝てしまったものも、いくつかあるし、ナニを観たかも
あんまりよく覚えてなかったりもする・・・。
いや、私のせいなのだ、集中力のない私のせい。
ダメだなー、私・・・ほんとに。反省。
では、覚えているもので、メジャー系の感想を少し。備忘録として-----。
「ゲド戦記」公式サイト※すぐ歌が始まります
最近読んだ「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」・・・の会計士:山田真哉さんが書いた
ミリオンセラー「食い逃げされてもバイトは雇うな」の本の中で
「ゲド戦記」はプロモーション勝ち。[宮崎吾郎 第一回監督作品]というキャッチコピーの
第一回がミソ!なのだ。数字の使い方がすばらしい。と書いていた。
作品がすばらしいのでなく、宣伝のための数字の使い方がスバラシイというこつ?
前評判がずいぶんと悪かったので、映画館で観る気にはなれずDVDを待っていたけど
DVDでも耐えられず(?)何を伝えたかったのかわからないまま(私がバカなのね)
爆睡する始末。
でも、挿入歌?の雰囲気はいいよね。テルーの声、手蔦 葵ちゃんの声はいい。
「マリーアントワネット」公式サイト
これ、フランス人怒らなかったのかな。
ソフィア・コッポラ監督とアメリカ商業主義の結晶な映画で、
ロックをBGMにして
色彩の洪水の中で、目まぐるしく消費されるドレス、宝石、靴、デザートにシャンパン・・・
ヴェルサイユの、マリーアントワネットの浪費っぷりをこれでもかというくらい
描ききる。
ガーリーテイスト好きな方やサブカルチャー好きな方は、そのオシャレ感は楽しめると思うけど
私はゲップが出そうだった。
だってだってフェルゼン伯爵がカッコ悪いんだもん。子供っぽくなかったか?
「スパイダーマン」シリーズでちょっと有名になったキルステン・ダンストの
プロモーション映画って感じでした。
「ホリディ」公式サイト※すぐトレイラーが再生されます
端正なお顔が好きなジュード・ロウ(A.I.の彼がすごく好き♪)と
SoftbankのCMのまんまな、キュートなキャメロン・ディアス(彼女はアレが地なのかしら?)が
主演なので、観たかった作品だけど
ゆるーい感じでラクに見られる、若い女の子が好きそうなロマンティックコメディ。
ストーリーは単純で、ラストも読めてしまうけど
私は、ジュード・ロウがたっぷり見れたので、それだけで満足よ♪
テーマソングの“We are all alone”も好き。
次に見たいジュード・ロウの出演品は「こわれゆく世界の中で」(公式サイト)
ジュリエット・ビノシュも出ていることだし♪要チェック!だわ。
June 23, 2007
映画 リトル・ミス・サンシャイン
DVDで鑑賞。
あ゛〜何ヶ月ぶりの映画レビューなんでしょう・・・。
最近、映画館に行く時間がなかなかとれず、行っても寝てしまったりしてました。
その作品名は、ここでは書かないことにしておこっと(笑)
DVDはそれなりに、週1本くらいのペースでは観ているんはずなんだけど
ここに書きたい!と思うような作品に、あまり出会えていませんでした。
たしかこの映画、すっごく評判が良かったのですよね?
最初、B級なニオイのする映画だなーと思ったのだけど、それがたまらない感じで。
俳優さんたちが、みんないいのだ★
あんまりお金のかかってない、こういう映画こそ
アメリカ映画の生き残りの道のような気がしてならないわ、私。
アリゾナに住んでいるフーヴァー家で繰り広げられる「家族」がテーマのロードムービー。
アメリカのロードムービーは、もともと、好きなジャンルです。
超オンボロの黄色いワーゲンのミニバスに乗って、アリゾナからカリフォルニアまで
"押しがけ"を繰り返し、旅をしながら、だんだん家族の絆は深まっていく。
ちょうど最近、一気に読んだ、重松 清さん著「流星ワゴン」も
ドライブをしながら崩壊した家族が再生していく物語だった。
「流星ワゴン」はワインレッドのオデッセイだったし、話の種類は全然違うけど
家族の絆が丁寧に描かれて、再生していくというテーマは一緒だなぁ。
最近「家族」・・・っていうテーマに敏感になっているのかしら?
赤いファット・スーツに身を包んで
ビューティー・クィーンを夢見る女の子:オリーヴを演じるのは
ポスト"ダコタ・ファニング"・・・って言われているらしいアビゲイル・ブレスリンちゃん。
ミスコンで優勝した時の、イメージトレーニングにも余念のないオリーヴは
アイスクリームが大好きで、顔の半分くらいあるようなネガネをかけた田舎の女の子。
腰をクネらせて、おじいちゃんっ子のファニーキャラなのよー。それだけで高得点よねぇ。
えー、この子が?ミスコン???って感じなんだけど、本人はかなり真剣!!
ヘロイン中毒のおじいちゃんのダンス指導?のもと
日々努力を惜しまなかった彼女に、ある日、カリフォルニアで行われる
“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに参加できるチャンスが廻ってきた。
でも、フーヴァー家には、どうも風が通っていなくて、
家族はみんな胸の中に一物を溜め込んでいるかのようで
みんな、オリーヴちゃんの 《ミスコン参加》 を応援することで
何とかバランスを保っているものの、一発触発なムードが漂っているの。
それが、旅の途中で起こる出来事を、ひとつずつクリアするたびに
今まで淀んでいた空気が少しずつ流れ始める。
まるで珍道中・・・だけど、すごくあったかな笑いに包まれた、愛おしい素敵な映画。
どこかにオフビート感が漂っているのも、この映画が愛される理由かも。
お兄ちゃんドウェーン役のポール・ダノが、私は特に好きだったわV
でも、とにかく名優揃いなこの作品。おすすめです!!
リトル・ミス・サンシャイン・DVD(amazon)
リトル・ミス・サンシャイン公式サイト
*予告編から始まるので音がでますよ♪
*特に、エキサイトしているアビゲイル・ブレスリンちゃんには要注意?!
April 06, 2007
映画 キンキー・ブーツ
DVDで鑑賞。久しぶりに楽しいイギリス映画でした。
ずいぶん前に観ていたのに、レビューを書きそびれてました。
ユーモアとウィットに富んだ、センスのいいコメディタッチのヒューマンドラマ。
くどすぎなくて、これがイギリスらしい笑いなのかな。
そしてね、オープニングがいいのです。美しくて少し切ない。
わかりやすいストーリー展開です。
「工場で大事なのは建物や設備ではなく、そこに働く人間だ」
・・・っていう台詞にも象徴されるように
“人となり”を大切に大切に思うテーマが根底に流れているところ
そして、変な小細工なしで、人間くささを描ききっているところにも好感が持てます。
この映画、イギリスのノーサンプトンという伝統的な靴作りをしてきたいる街で
実際にあった話に基づいた作品だっていうのも、びっくり---というか
何だか嬉しい。
突然の父親の死で、ロンドンのマーケティング会社で働くはずが
田舎の靴工場を相続することになってしまったチャーリー。
チャーリーは、まだ経営者の自覚なんてまるでナシ。
その上、何だか優柔不断で頼りなげ。そこがちょっとキュートだったりもするんだけど
先代の社長が、労働者たちと築いていた信頼関係をなかなか結ぶことが出来ない。
まあそれは仕方ないよね。一朝一夕でなるものではないとは思うし。
その上、フタを開けてみたら、実は工場が倒産寸前?!マジで?!
口をついて出てくるのは「What can I do?」ばかり・・・。
そんなチャーリーを救うのが、美のカリスマ:ローラ。
ロンドンのSOHOのステージに立つ彼女(彼)はとっても美しく華やかで
全身で「私がローラよ!」と主張する、自信に溢れたドラッグクイーン。
でも、女装をしていないといっきに引っ込み思案になっちゃって
あの自信はどこへやら???・・・・・で
同僚の悪口に傷ついて、トイレから出て来れなくなってしまうほどの
繊細なキュートな男の子になっちゃうの。
んでもって、工場長のチャーリーも、なんだかすごくCUTE♪
困った顔とか、嫉妬した顔とか。ほっとけない空気感を醸し出しています。
やがて工場で働くみんなも(これがまたみんな個性豊かでいい役者さんたちなの。
実際にこの工場で働いていたスタッフもたくさん出演しているらしい)
このキュートなふたりをサポートしながら工場を盛り立てていこうとする。
あら、「チャーリーと靴工場」だわ(笑)
その工場が狙うのは
伝統的なローファーやウィングチップみたいなコンサバティブな市場ではなくて
今まで歩んできた路線とは全く違う、かなりのニッチ市場。
主力商品は「ドラッグクイーン御用達ブーツ」
セクシーで、ヒールが丈夫で、彼らのウェイトにも耐えられて
ふくらはぎや太もものサイズにもフィットする
エナメルで超ハイヒールのブーツやパンプス。
つまり「キンキー(変態?)・ブーツ」
それらの、社運をかけた新商品をプレゼンするミラノのショー。見物!よ。
かなりCOOLです!! かなりの確率でショーパブに行きたくなるハズ?!
それにしても、ローラは素敵。
紳士でも淑女でもない、"どちらでもない皆様"には
もともと素敵な人が多いなーとは思うのだけど、素敵すぎるわ!ローラったら。
そのローズを演じている俳優さんが、キウェテル・イジョフォー。
かっこいい!一気にファンになりました♪
まだまだ売り出し中ってかんじの方のようですが、これで一気に株があがったことでしょうね。
彼の好演を観るだけでも、この映画をチェックする価値がありそうです。
迫力のあるドスのきいた歌とダンス
身体が大きいのに、すごく繊細な雰囲気が伝わってくる
とても細かいディティールにもこだわった演技。
特典映像のメイキングを見たら、彼の役者魂を、さらに感じました。
彼が、他に出演した映画は「ラブ・アクチュアリー」とか「メリンダとメリンダ」とか
「インサイド・マン」に「堕天使のパスポート」・・・などなど。
あら、「ラブ・アクチュアリー」しか観てないわ。チェックチェック!
これってイギリス映画らしい、イギリス映画といえるのかしら。
ステキです。“かなり好き”な映画の1本になりました。
サントラも期待できそうっ---ていうよりDVDを買うか。いや両方買うか。
とにかくたくさんの人におすすめしたい映画です。
DVD(amazon)
公式サイト
映画キンキー・ブーツ
2005年/イギリス
監督:ジュリアン・ジャロルド
音楽:エイドリアン・ジョンストン
出演:
ジョエル・エドガートン @チャーリー
キウェテル・イジョフォー @ローラ
サラ=ジェーン・ポッツ @ローレン
ジェミマ・ルーパー @ニコラ
リンダ・バセット @メル
ニック・フロスト @ドン
December 12, 2006
映画 モダン・タイムス
結婚式のBGMで「smile」を使って以来、どうしても観たかったこの映画。
あの美しい「Smele」流れるのラストシーンは何度も見た気がするけど
全編を観たのは初めてでした。
チャップリン作品があまり好きではないKUROが、ここしばらく留守にしているので
この間に観ておこうと思って。
ドタバタ劇でありながら、ほろっとさせて、大量生産、大量消費社会を痛烈に批判する
チャップリン作品の代名詞的な風刺がギュウギュウに詰まった最高傑作!ですね。
70年も前の映画だなんて信じられないな。
ひとりなので思う存分、いろんなシーンで大きな声で笑いながら観ましたが
(結構、ストレス発散!)
ただの喜劇じゃない、味わいの深さと美しさが溢れる作品で
深夜のデパートでローラースケートで踊るシーンや
酒場で「ティティナ」を歌うシーンなどに代表される
チャップリンのエンターテイメント性はもちろんのこと
セリフのない表情や身振りだけで観客をのみこむ、その表現力も
監督や脚本家としてのセンスのよさも、感服!!
驚愕の才能ですね。
あと、「smile」はもちろんだけど、途中散りばめられている短い音楽も効果音も
楽器のチョイスやテンポがとっても楽しい。
浮浪少女を演じるポーレット・ゴダードもクールビューティな感じでとっても素敵だった。
「風と共に去りぬ」でヴィヴィアン・リーに並び
スカーレット役の最有力候補だったんだって!
その上、当時はチャップリンの奥さんだった人らしい。
とっても印象的だったのは
冒頭の羊の群れがどわ〜とやって来る画面が
その後すぐに地下鉄の駅から這い出てくる労働者たちにスイッチするシーン。
いきなりチクっときますね〜って感じで。
モダンタイムス(amazon)
人間は機械じゃない------
ハートを忘れた現代の悲哀を 痛烈な笑いで描く 世界映画史上不朽の名作!
*トレードマークの山高帽&ドタ靴&ステッキといういでたちでの出演が
最後となった作品だそうです。
MODERN TIMES
1936年/アメリカ
監督、製作、原作、脚本、音楽
すべて・・・チャールズ・チャップリン
出演:
チャールズ・チャップリン
ポーレット・ゴダード
チェスター・コンクリン
ヘンリー・バーグマン
December 11, 2006
映画 ブロークン・フラワーズ
DVDで鑑賞。予告でチェックしてすっごく観たかったロードムービー。
かなりインスパイアされた今回は、ネタバレ度が高いのでご承知を。
かつてのドン・ファンに届いた一通のピンクの手紙。
「あなたと別れて20年。息子は19歳になります。
別れてから妊娠に気付きあなたの子を一人で育てました。
その想像力の豊かなの子が旅に出ました。父親探しの旅に・・・」
いや〜、参った!タイプライターを打つ音にかぶせて始まる
オープニングの60年代っぽいレトロちっくな音楽に、完全ノックアウトでした。
もう、この時点でサントラ購入を即決していたといっても過言ではありません。
2日後にはamazonからサントラが届き、クリスマスソングそっちのけで聴いております。
家中の電気を消してアロマキャンドルの灯りだけで、このCDを聴くエキゾチックタイム?!
いい感じです。
この映画のジム・ジャームッシュ監督の作品は
他には「ストレンジャー・ザン・パラダイス」くらいしか観ていないんだけど
この映像作家・・・の彼の作品のサントラは
どれも凝ったつくりで、マニアックな雰囲気で有名なんだそう。
「コーヒー&シガレッツ」も気になっていた作品。
とにかく!インディペンデントなにおいが、ムンムンする監督ですよね。
今回のサントラは
この映画のためにスコアを書いたものではなくて
コンピレーションアルバム=つまりジャームッシュ監督の
“マイベスト”的なつくりとのこと。そのセンスのよさには唸ります、ホント。
まず「エチオピアン・ジャズ」----妖しい。そんなジャンル今まで知りませんでした。
何かね、思わず顔がにやけちゃうようなメロディラインなんだよね。
とぼけっぷりが可笑しいというか何というか。
ビル・マーレイ演じる、昔はプレイ・ボーイだった中年男のカサカサな日常。
まるで人生をなめてかかっているような、やる気の全くなさそーな
ふて腐れたような、気だるそうな空気感に
この音楽たちが、にゅうぅ〜って入ってくるのだ。
“情けな〜い感じ”にも見事に嵌っていて、ほんっと可笑しい。
よく見つけてくるよな〜こんな曲を・・・。
それから、さりげなくマーヴィン・ゲイがかかったりして、オサレ感も損なわず。
---と思えば、ハードコアなメタル曲がかかったり、聖歌がかかったり。
果ては、カンボジアン・ロックまで。すごい編成でしょう?
なのに、全体を通して“昭和歌謡”な雰囲気を漂わせている
何とも不思議なサントラなのです。
いきなり音楽のことから書いたけど、映画の中身も、ナカナカのものです。
でも、2005年カンヌ映画祭審査員特別グランプリ受賞作品という割には
ブログなどの評はあんまり高くないみたいなの、何で?ナンデ??なんで???
映画館ではそこかしこから鼾も聞こえてたと・・・。
私、かなり良かったんだけど。今年1番!って言いたいくらいなんだけど。ありり?!
情けないのよ、とにかく。
かつての栄光はどこへ?!ってかんじで
中年オトコが人生に疲れて、毎日毎日フレッド・ペリーを着てるところがさ。
だけど、ゆるりゆるりした中に、ユーモアとペーソスがさりげなく配されている感じで
何か好感がもてたんだよね。
ドンファンが、自分の息子かもしれないっと思える子の前で
それまでの彼からは想像できないような、似つかわしくもないような
哲学を語っちゃったりして(質問されたとはいえね・・・)
父性に目覚めて気味悪がられて逃げ出されるところなんぞ
そんで思わず走り出しちゃって、ひとり置いてきぼりを食っちゃうところなんぞ
それがまたすごく情けないかんじで
でも 「何かこれが人生って感じだな〜」 なんて思ったりして。
チャーミングなんです。おじさんったら。うん、すっごくチャーミング!!
それと、セリフがシンプルな英語で、短いのがいい。
微妙な“間”や表情を、ぐーっと引き出して、印象付けていると思う。
ドキュメントにも見えてしまうくらいに会話が自然なの。
この会話の微妙な間が、彼らの“今までの時間”をすごく上手く表現しているんだね。
それが俳優さんたちの存在感や、映像美や音楽をより際立たせて
お互いに高めあっている感じがする。ビル・マーレイ、はまり役かもしれないな〜。
爽やかなシャロン・ストーンもいいわね♪と思えたり
ジェシカ・ラングの「私は女優よっ!っ」て胡坐をかく存在感も堂に入ってた。
「ナルニア・・・」で白い魔女だったティルダ・スウィントンの黒髪もおっかなくてよかったし。
衣装やインテリアもおしゃれで“ためになる”かんじなんだけど
何がいいって、そりゃもうその色使いが素晴らしい!!!!!
色の勉強をしている人は 観るべき映画 だと思う。
「ピンク」の手紙から始まるこのストーリーにはいろんなピンクが出てくる。
ドンの女性遍歴を物語る女優人たちにあわせたパーソナルカラーともいえる
キャラクターカラーに合わせたピンクと
そのイメージにあわせて花を選び、ラッピングされたブーケ。
お墓に手向けられた5つ目のブーケのその色と花を見て
私たちは今は眠るその彼女への想像を掻き立てられることになる。
きっと穏やかで優しい人だったんだろうな・・・ドンの心の安らぐ場所だったに違いない
・・・なんて、ね。
ドンがお墓のそばの木に寄りかかって、彼女と話をし始めると
ひっそりと雨が降ってくる・・・すごく印象的なシーンです。
墓地の雨に濡れた、鮮やかな緑とピンクのブーケのコントラストが余韻を残します。
花やタイプライターだけじゃなくて、バスローブやケータイや洋服や小物もいろいろ、
アイメイクやチーク、マニキュア、ドーラたちと食事のロゼワインなどなど
ショッキングピンクからローズピンク、ウォーターメロンなピンクまで。
それから、黄色も緑も赤も青も----この映画には、なんてたくさんの美しい色が
登場してきたのでしょうか?でも、ひとつひとつがとつがみんな違う。楽しかった!
「黄色」も、いかったなー。
いちばん綺麗だったのは森の緑と道路の追い越し車線の黄色。
ペニーの家に向かう道すがらだんだん山手へ入っていって紅葉が進んでいく
黄色からオレンジへのグラデーションもすごく良かった。
無造作に転がっているとうもろこしも・・・夕日も。
スパイスとして使われている「赤」もいい脇役だったし。
たまに通る赤い車や、異様に鮮やかに光っているテールランプの赤も
交通標識のSTOPの赤も、細かいディティールへのこだわり度の高さを
うかがわせるものだったと思う。
でも、何と言ってもこの映画での色は「青」なの。
ピンクよりも断然「青」の美しさがダントツ!!!
オープニングのUSメールのブルーのポストに始まり、郵便配達の人の制服に
ドンの紺のスーツやシャツの色、家の壁やドア、家具や絵やベッドカバー。
ブラウン管に映る映画のブルーグレーに、車のナンバー、ワーゲンの水色。
飛行機のシートや小さな四角い窓から見える高度何千メートルの空。
空港の青、夜の帳が下りてくる頃の何ともいえない深みと憂いのある蒼。
白いTシャツやシーツに映りこむ、朝もやの少し冷たい青などなど・・・。
後半は もう、うっとりとその色の洪水に酔いしれていました 私。
カメラワークもすごく単純で短めのカット割なんだけど、すごく計算されてるの。
例えば車のフロントガラスから臨む望むいろんな天気の空と
ルームミラーに映るドンの目元だけで、すごくたくさんのことを表現しているところや
助手席のガラスから流れる車窓から見せる景色や、色の移り変わりで
それぞれの街の特徴づけがしっかりされているところ。
対向車線を走る車種の選び方、
そしてドンがルームミラーを通して見ているリアウィンドウの景色を見せて
時間の経過や季節感を見事に映し出す---なんて芸当、さすがです。
これぞアメリカロードムービーの金字塔!って気がしました。
そこに、ほんとに音楽がうまく絡んでるのさ。ウマイねえ!!
“ブロークン・フラワー”---なドンの部屋にいけられたピンクのバラは
シェリーが彼とのお別れにいけてくれたのよね・・・。
あ〜ぁ、枯れちまったぞぉ。-----つまり?!-----いや、わからん。
とにかく それはそれは美しいピンクのバラ であったことには間違いありません。
amazonで、ほんの30秒ずつですが、このサントラが全曲試聴ができます。
でも、公式サイトでも音楽はふんだんに流れて、画像もチェックできるので
興味を持たれたら、ぜひ覗いてみてくださいまし。
いやあ〜、ついつい熱く語りすぎて、こんなにも長くなってしまいました。
(ちょっと反省)
BROKEN FLOWERS
2005年/アメリカ
監督&脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:
ビル・マーレイ @ドン・ジョンストン
ジェフリー・ライト @ウィンストン
シャロン・ストーン @ローラ
フランセス・コンロイ @ドーラ
ジェシカ・ラング @カルメン
ティルダ・スウィントン @ペニー
ジュリー・デルピー @シェリー
ブロークン・フラワーズ公式サイト *注:いきなり音が出ます
December 06, 2006
映画 リバティーン
DVDがやっと出てくれました。
上映していた映画館が少なかったので、ウチの近所では例によって観れず・・・
DVDを心待ちにしておりました!!
ジョニー・デップが“海賊”とはうって変わった役回りで挑んだ作品。
彼は脚本冒頭の3行を読んだだけで出演を決めたそうで
イギリスの天才詩人で、バイセクシャルで、チャールズ2世の友人でもある
第二代ロチェスター伯爵=ジョン・ウィルモットという
デカダンな人生を歩んだ実在の人物を
ジョニー・デップが蘇らせてくれたという感じなのかしら?
でも私は、ロチェスター伯爵という人を全く知りません。予習なく鑑賞。
これをどんな種類の映画として観たらいいのか。あまりよくわかりませんでした。
純愛物語?歴史映画?うーんどれもピンと来ない。
やっぱりジョニー・デップとそのファン(パイレーツ・・・ファンではなく)のための
映画というのがいちばん正しいジャンル?!
つまり、認識不足の私としては、この映画はその作品性ではなく
ジョニー・デップとサマンサ・モートンとジョン・マルコヴィッチの演技に
見惚れる映画なのかなと…そういう解釈で、私は楽しみました。
でも、女優陣に“華”がないのは、この映画の難点かもしれません。
それから17世紀のイギリスという時代のとてもグレイッシュな色が
最初は辛かった。実はニガテですなんです、この色…。でも、実はすごく美しい映画です。
演劇の部分での小道具の悪趣味さには
幾らなんでもね〜と思わずにはいられませんでしたけど、やはり。
そういう時代だって言ってもね。
でも、でもやっぱりイギリス映画!好きです。そのブラックなところも。
そして、後半のアルコール中毒&梅毒に侵されて、髪が短くなった頃のジョニー様!
その痛々しさが役者しまくっていて、ほんとにカッコよすぎです。
そして毎回ながら、目だけ、投げかける視線だけ・・・で表現するあの演技力には脱帽!!
でもね、私も一応オンナですが
残念ながらこの映画を観ても孕みませんでした、オダギリ・ジョーさま(笑)
(
前評判に期待を大きく膨らませすぎたのか?
私は、この映画でジョニー様のフェロモンをそんなに感じなかったんだよね。
(だからダメなのかな?何が?)
それよりもきっとああいう風にしか生きられなかったロチェスター卿の生き方が
すごく可哀想で、哀しかった-----だから好きになっちゃった。
「私のことを好きにならないでくれ」なんて言われてもさ。
もっと好きになっちゃったよ。あ、それはジョニー様をね。
そして、そしてこの映画の特筆すべきは音楽です。やっぱりマイケル・ナイマンでした。
いいですv
公式サイトは、残念ながら既に閉じられているようですね。
エンドロールで流れるあの美しくて哀愁漂う曲がずっと流れているサイト
すごく好きだったのに・・・。早すぎる〜。
だからという訳ではないけど
「ジョニー・デップ・フォトブック ザ・リバティーン」
コレ、欲しい! candy-k1さんはお持ちなんですよね、きっと。
でも、とりあえずこっちが先かな。私には---というか、もう注文しちゃったっ(笑)
リバティーン・サントラ マイケル・ナイマン(amazon)
THE LIBERTINE
2004年/イギリス
監督:ローレンス・ダンモア
音楽:マイケル・ナイマン
出演:
ジョニー・デップ @ロチェスター
サマンサ・モートン @エリザベス・バリー
ジョン・マルコヴィッチ @チャールズ二世
ロザムンド・パイク @エリザベス・マレット
リバティーン(amazon)
昨日の『アマデウス』に似たタイプの映画だね。
*TB記事
トーキング・マイノリティさま
ココのつぶやきさま
December 05, 2006
映画 アマデウス
12月5日 今日はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの命日。
つまりモーツァルト生誕250周年!!・・・と賑やかしくも
たくさんの公演や記念CD発売などで盛り上がった1年も
今日でひと区切りということでしょう、か。
それで昨日、NHK−BSでやっていたんですね。『アマデウス』
何度も観た映画ですが、ついまた観てしまいました。
モーツァルトとサリエリ、同時代、同じ国に生まれてしまった2人の音楽家の
天才の栄光と傲慢、秀才の真摯さと嫉妬。
ウィーンの精神病院で「モーツァルトを殺したのは私だ」・・・と
かつて宮廷音楽の権威であったアントニオ ・サリエリの独白で始まるこの映画。
ブロードウェイで人気だった舞台『アマデウス』を映画化したものなんだそうです。
アカデミー賞もいっぱい取ったんだよね。
モーツァルトのオペラの超ダイジェスト版が楽しめる?のもこの映画のいいところ?
この映画のテーマはモーツァルトの“死”と彼の音楽。
そして、その宮廷衣装やかつら、美術部門も見もの。
後半の彼のその若すぎる死を予感させる堕落した日々が
彼のつくり上げる悲愴感に溢れた荘厳な音楽で描かれている様子や
そのサスペンスタッチな作風はとても良かったと思うし、
嫉妬心に燃えるサリエリも凄味があったけれど
ただ、モーツァルトのあの下品な高笑いは映画だけのものだと思いたい・・・。
幼い頃から教育熱心なお父様に連れまわされて(?)演奏旅行を重ね
その頃から体調を崩しながらも宮廷に仕え、芸術家というよりは
音楽職人としてその才能を捧げ、35才の若さでその短い生涯を閉じたモーツァルト。
今日、ウィーンの国立オペラ座では
彼の最後の作品「レクイエム」が上演されるようですが
私も、モーツァルトの偉業に心から敬意を払い
今日は部屋でひっそりモーツァルトを聴くことにします。
AMADEUS
1984年/アメリカ
監督:ミロス・フォアマン
出演
F・マーレイ・エイブラハム @アントニオ・サリエリ
トム・ハルス @ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
エリザベス・ベリッジ @コンスタンツェ・モーツァルト